はじめに
はじめまして!私は早稲田大学文化構想学部に在学中の1年生です。
突然ですが、早稲田の世界史に対して難しいというイメージを持っている人もいるのではないでしょうか。確かに細かい知識まで問われるので、難易度は高いと思います。
しかし世界史は、適切な勉強をすれば安定して高得点を取れる科目です。
今回は私が早稲田に合格するためにやっていた世界史の勉強を紹介します。
皆さんもここで紹介する勉強法を実践して、高得点を目指しましょう!
目次
早大 文化構想学部 世界史の目標点数と実際の得点
目標は最低でも8割以上を取ることでした。英語の得点に波があったので、世界史で安定して高得点を取ることで少しでも英語でのミスを補おうと考えていました。
本番では、8割5分ほど取ることができました。このことが、合格できた1つの要因だと思います。
早稲田に合格するためには3科目バランス良く得点する必要があります。
しかしその上で1つでも得意な科目があれば他の受験生に差をつけることができます。
他の2科目に十分な自信がないという人は、得点が安定しやすい世界史で高得点を狙うのがおすすめです。
早大 文化構想学部 世界史の過去問対策(開始時期と量)
早大 文化構想学部 世界史の過去問対策を開始した時期と当時の学力
私が過去問を解き始めたのは高3の秋以降でした。
世界史に多少自信があったにもかかわらず、秋の時点でも5割ほどしか取ることができませんでした。
それでも挫けずに過去問を解き続けたことが得点アップに繋がったと思います。
ですから思うような点数が取れなくても過度に落ち込まず、過去問にトライしていくのがおすすめです。
早大 文化構想学部 世界史の過去問は何年分解くべき?
文化構想学部の世界史は10年分解きました。
他学部や併願校、センター試験も含めた世界史全体では50回分以上の過去問を解いたと思います。
難関大学の入試では、答えが同じになる問題でも角度を変えて様々な問われ方をします。
そのため、多くの問題を解いてどのように出題されるのかを知ったり、初見の問題への対応力を身につける必要があります。
それには過去問が一番実践的で適しているので、過去問をどんどん解いていきましょう。
早大 文化構想学部 世界史の過去問の使い方
早大 文化構想学部 世界史の過去問の解き方、答え合わせの仕方、解説の使い方
まず解き方についてです。
時間設定はそれほどシビアではないので、じっくり考えながら解いた方が良いです。これは過去問を解くときだけではなく本番でも同じことが言えます。
わからない問題があってもすぐに諦めないということを意識して解いてみてください。周辺知識から答えを導き出せないか考えることで、丸暗記に頼らない実力がつきます。
次に解いた後についてです。この段階が1番大切です。
間違えた問題や知らなかった語句はノートにまとめるのがおすすめです。
このときのポイントは、周辺情報も一緒にまとめておくことです。そうすると、より多くの知識を効率よく身につけることができます。
私はこのまとめたノートを2日に1回は確認して完璧に覚えました。
また答え合わせの際には資料集を活用しましょう。新しく知った事項を地図や年表、イラストを使って確認することにより、知識の定着を早めることができます。
早大 文化構想学部 世界史の過去問対策の復習、解き直しについて
次は復習と解き直しについてです。
新しい問題を解いていく方が効果的だと考えたので、解き直しは特にしませんでした。
その代わり、前述したノートにまとめたことは次回出た時に絶対間違えないという意気込みで、繰り返し復習をしました。
これはかなり効果があった勉強法なので、ぜひ参考にしてみてください!
【時期別】実際に使用していた参考書とその使い方と効果
①詳説世界史B
本書は高2から高3の春にかけて世界史の流れを把握するのに使いました。本書で世界史対策の土台作りができました。
押さえておきたい基本的な知識が無駄なく網羅されています。本書の内容を本格的な受験勉強に入る前に一通り頭に入れておくと、受験勉強に入りやすくなります。
②最新世界史図説タペストリー
本書はいわゆる資料集でかなり万能です。
まず地図や写真、年表を確認するのは世界史の勉強において重要です。それから通史では掴みきれない同時代史や文化史の特集が非常に役に立ちました。
基礎的な知識が身についた人は、教科書には載っていない細かい知識を本書からどんどん仕入れましょう。
③世界史B一問一答完全版
本書は秋以降に文化史のページのみを何度も繰り返し使いました。
文化史に関する基本的なことから早稲田の入試で出るような細かいことまで網羅されています。そのため本書と資料集を併用すれば文化史は十分カバーできます。
④センター試験過去問研究世界史B
本書は問題演習のために使いました。
本書1冊だけでかなりの問題量が確保できるため、基礎固めや苦手分野の発見に適しています。センター試験を受けない人でも問題集としてぜひ使って欲しいです。
本書で高得点を取れるようになったら基礎が身についた証拠です。早稲田の入試に向けた対策へとシフトチェンジしていきましょう。
最後に|早大 文化構想学部 世界史で高得点をとるためのアドバイス
苦手な分野を作らないことがとても大切です。
文化構想学部の世界史には、大問数が多く、幅広い地域や時代から出題されるという特徴があります。
そのため苦手な分野が1つでもあると高得点は狙えません。どの分野が出ても解けるように対策をしておきましょう。
毎年大問1つは文化史の問題が出ます。
写真や絵が用いられることが多いので、資料集に目を通しておく必要があります。
文化史はマスターして得点源にしておきましょう。
文化史以外にも現代史、朝鮮や東南アジアなどの地域別の歴史などが苦手な人が多い印象があります。苦手をなくして、他の受験生に差をつけましょう。
世界史は勉強をしたらその分だけ得点に繋がります。
インプットもアウトプットも手を抜かず、基本から応用まで丁寧に勉強をしていけば、間違いなく高得点を取れるようになります。
そのために今回紹介した勉強法が少しでも皆さんの参考になれば幸いです。