目次
世界一わかりやすい京大の文系数学の特長
【世界一わかりやすい京大の文系数学】①入試数学を4つのプロセスに分解している
この参考書の「世界一わかりやすい」ポイントは、入試数学を理解・計画・実行・検討という4つのプロセスに分割している点です。
初見の入試問題を解く際、全く手が動かなかったり、逆に正解できても、偶然解き方をひらめいただけで成績に波があるという人も多いと思います。
そんな人にこそ、この参考書はおすすめです。
「理解」では問題文の条件を確認し、「計画」で、条件をもとに解法を練ります。
このように問題の条件を根拠に解法を導き出す手順を丁寧に解説しているため、問題を見てすぐ闇雲に解き出す習慣を矯正できます。
次に、答案作成の「実行」です。
論理性に厳しい京大入試で減点されない記述力を鍛えましょう。
「検討」では、理解、計画、実行の関連知識が紹介されています。
最後まで読み込めば、知識や思考の幅が広がって、数学が苦手な人でも自然に解法を思いつきやすくなりますよ。
【世界一わかりやすい京大の文系数学】②模試の解答解説並の詳しい説明がある
この参考書の解説は先述の通り、4つのプロセスに分かれているので、自分の状況に合わせて見直す箇所を調節できます。
「理解」で条件の意味をわかっていなかったのか、「計画」で非効率な解法を選んだのか、「実行」で必要事項を書き落としたのか、「検討」で紹介されている背景知識を知らなかったのかなど、弱点が見えてきます。
また、この参考書は別解も豊富です。
しかも別解ごとに、「理解」「計画」、つまりどの条件に着目してその解法に至るのかが解説されており親切です。
解説を真似て、段階的な取り組み方を身につければ、完答できる実力がつきます。
【世界一わかりやすい京大の文系数学】③全ての問いに類題が付いている
この参考書は、8単元の合計60問の京大過去問が掲載されていますが、全部に類題があります。
メインの問題を解いた後に類題を解くと、似たような思考パターンを繰り返すので要点が定着しやすいです。
類題の多くは京大の過去問なので、京大で頻出の思考法の演習を、1冊で効率よく重ねることができます。
学習したばかりの知識が、京大入試で実際に活かせるのを体感すると、自信に繋がりますよ!
また大阪大、神戸大など、他の有名大の過去問も類題となっており、幅広い難易度や傾向を網羅した磐石の入試対策が可能です。
世界一わかりやすい京大の文系数学のおすすめの勉強法・使い方
【世界一わかりやすい京大の文系数学】①力試しに得意分野から解いてみる
1A2Bの学習を一通り終えたら、得意な章から挑戦しましょう。
1章の中でも、記載の目安時間が短い問題は比較的易しいので、ぜひ最初に挑戦してみてください。
基礎知識を入試問題で活用する経験を積むことで、単元理解を入試で使いこなせるまでにレベルアップさせることができます。
前述の通りこの参考書では、メインの問題と類題がセットになっています。
1問ずつ、4つのプロセスを丁寧にこなして応用的な発想を自分のものにしていきましょう。
得意分野の知識で問題が解けたら、別解も読んでみてください。
別解では他の単元の解法が使われているので、複数の単元の知識がどのように関わっているのかが実感できます。
【世界一わかりやすい京大の文系数学】②入試数学への向き合い方を知るために一通り読んでから演習する
1A2Bは一通り学んで学校の定期考査もできるのに、入試問題になるとできない人は、巻頭の「本書の構成と使い方」を熟読してください。
これを読むと、知識を単純にアウトプットする定期考査とは違って入試数学には4つのプロセスが必要であることがわかります。
入試対策では、やり直しが得点力をあげる鍵になります。
間違えた問題は、「理解」のやり直しに時間をかけましょう。
まず、問題の条件を再確認し、着眼点となる箇所を解説で確認します。
次に、着眼点から導かれる解法パターンを暗記します。
「数学なのに丸暗記!?」と驚くかもしれませんが、「この着眼点ならこの解法」という頻出パターンは、京大数学には多く存在します。
何度も反復して確実に覚えましょう!
着眼点→解法のパターンを完璧に覚えたら、もう一度答案を書いてみましょう。
【世界一わかりやすい京大の文系数学】③模試前に実践演習として解いてみる
この参考書は、模試対策としても使えます。
京大オープン・実戦の前に解いてみましょう。
巻末には京大入試で実際に使われている解答用紙がついています。
拡大コピーして使いましょう。
京大の解答用紙にはメモ欄もあるので、メモの分量も要確認です。
さらに、模試では時間制限もあるので、各問の目安時間内に、見直しまで終えられているか、時間を測って確認しましょう。
演習の次は復習です。
正解した問題は、自分が記述した思考の過程と模範解答の流れが一致しているかを確認しましょう。
確認後は、「着眼点→解法」のパターンを整理して、問題文のコピーと一緒にノートに簡潔にまとめます。
そして1週間、毎日1回そのノートを見直してください。
1週間もあれば、ゼロから論理的に解答を組み立てる力が完璧になります。
間違えた問題は、ノートの見直しを1週間続けた後、答案を作り直してみてください。
解答力の向上を実感できるはずです。