文系数学入試の核心の特徴とおすすめの使い方・勉強法

【数学の参考書まとめ】大学受験 数学参考書のレベルを徹底比較!おすすめ参考書レビューまとめ・一覧

2019.04.28

文系数学入試の核心の特長

【文系数学入試の核心】①二次試験の標準レベルの問題が100題

文系数学入試の核心の特長の一つ目は二次試験の標準レベルの問題が100題収録されている点です。

ですから、難易度としては文系で個別試験に数学がある受験生が、教科書レベルの基本問題を一通りマスターした後に取り組むのに適しています。

また、100題という問題数は多すぎず少なすぎず、1日に2〜4題解くとすると1〜2ヶ月あれば1周できる量なので、受験生が取り組むにしてもそこまで大きな負担とはならないはずです。

文系の難関大学を志望する受験生が使用する数学の問題集といえば「文系数学の良問プラチカ」が有名ですね。

プラチカは難関大の二次試験レベルの問題が140題ほど収録されている問題集ですが、この問題集はそれと比較すると難易度は若干低く問題数は40題ほど少なくなっています。

ですから数学が得意で周りと差をつけようという人より、周りに差をつけられない程度に点を取りたいという人におすすめできます。

【文系数学入試の核心】②問題を解くときに鍵となる発想や手法が身につく

文系数学入試の核心の特長の二つ目は、問題を解くときに鍵となる発想や手法が身につく点です。

文系数学入試の核心では、全ての問題の解答に「核心はココ!」というコーナーが設けられていて、「◯◯のタイプの問題に対しては△△をすべし!」というような形でその問題で解答にたどり着くために必要な発想や手法が一目でわかるようになっています。

他の数学の問題集では、解けなかった問題は解答の暗記に走ってしまい、少し変形して出題されると対応できなくなったりすることがありますが、この問題集では最も重要な部分を言葉ではっきりと書いてくれているので他の問題にも応用がききやすいという利点があります。

【文系数学入試の核心】③問題の難易度が問題ごとに書かれている

文系数学入試の核心の特長の三つ目は、問題の難易度が問題ごとに書かれているという点です。

最も難易度が低い星1つの問題は教科書レベルの問題も多い一方、最も難易度が高い星3つの問題は東大や京大で出題された問題もあるので、時間がない場合は自分の志望大学の問題のレベルに合わせて星1つと星2つの問題だけを解くというような進め方もできます。

ただ、入試本番ではまず自分で問題の難易度を判断して解くべき問題を決める必要があるので、解く前から難易度がわかってしまうのは必ずしも良いわけではありません。

ですから、その難易度を見定める力は模擬試験を受験したり二次試験の過去問を解いたりする中で養っていきましょう。

文系数学入試の核心のおすすめの勉強法・使い方

【文系数学入試の核心】①あまり悩みすぎずに詰まったら答えを見る

受験の数学では典型的な解法というものがあり、それは形を変えて頻繁に出題されるため自分でじっくり考えて見つけるというよりは定石として覚えてしまった方が楽です。

この問題集に取り組む目的も二次試験では典型的と言える解法を身につけることなので、15分くらい考えても解法が思いつかない場合、答えを見て「核心」を理解し、次に同様の問題に当たったときに解けるようにすることが重要です。

この問題集を終わらせた後には二次試験の過去問に取り組むことになると思いますが、そこではじっくり考えながら取り組み、この問題集で身につけた解法を実戦で使えるようにしていきましょう。

【文系数学入試の核心】②解けなかった問題はどこでつまずいたのかをノートにメモしておく

この問題集をやっていれば、ほとんどの人は解けない問題が出てくると思います。

そのときに自分の解答を分析して自分がどこまでわかっていて、どこが足りなかったのかをしっかり言葉にして理解しておくことで、次にその問題を解くときに同じところでつまずくことが少なくなるはずです。

メモは、専用のノートを作って取るようにして、この問題集だけでなく他の問題集や模擬試験などで解けなかった問題でのつまずいたポイントもどんどん書き込んでいくようにしましょう。

このようなどこでつまずいたのか、ミスしたのかのメモが増えていくと、自分がどういうところでつまずきやすいのかがわかります。

そしてこのノートを模擬試験や二次試験本番の直前に見返すことは、試験中にそれを意識できるようになるのでとても効果的です。

【文系数学入試の核心】③解きながら問題の「核心」が頭に浮かぶようになるまで繰り返す

この問題集をやる目的は、この問題集に収録されている問題だけを解けるようになることではなく、この問題集を通して重要な発想や手法を身につけ、実際に入試問題を解くときにそれを使えるようになることです。

そのため、一通り問題を解いて終わり、ではなく全ての問題の「核心」が身につくまで繰り返すのがおすすめです。

最初は全ての問題を解いて間違った問題に印をつけ、印がついた問題を解き直し、それでも解けなかった問題にさらに印をつけ解き直す、というやり方だと分かっている問題を何回も解かずに済み、効率良く「核心」を身につけることができるでしょう。

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2019.04.28



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