和訳に役立つ英文解釈 あの有名な言葉を例に紹介!

英文解釈の基礎知識

「英文解釈」という単元を来たことがありますか?主に英文の構文をとって和訳に活かそうとする単元なのですが、案外忘れられがちです。ここで一旦その重要なポイントを確認して起きましょう!

SVOCMとは

S 主語 (名詞)
V 述語 (動詞)
O 目的語 (名詞)
C 補語 (名詞or形容詞)
M 修飾語 (副詞or前置詞句=前置詞+名詞)
になります。そして英語の文はご存知の通り5つの文型で全て表すことができます。

  • 第1文型:SV
    ⇒ Sは~する
  • 第2文型:SVC
    ⇒ S = Cである
  • 第3文型:SVO
    ⇒ SはOを~する
  • 第4文型:SVOO
    ⇒ SはO(人)にO(物・事)を「与える」
  • 第5文型:SVOC
    ⇒ SはOがCであるのを~する、SはOがCするのを~する

SVOCMの重要性

英語の文章は日本語の文章と違い文に助詞がないため語順がとても大切になっていきます。語順が変わるだけで文章の意味が変わっていくのでSVOCMをしっかり把握することは英文を読む上で絶対条件ですね。
例えば、 Mary likes Tom. の語順を次のように変えてみます。 Tom likes Mary.

このように使ってる単語は同じでも全く違う意味の文章が出来上がってしまいます。ちなみに日本語の場合は、 メアリーはトムが好きです。 を同じ様に語順を変えてみてもトムが好きですメアリーは。 と意味が変わらないことが分かります。

英語の長文を読んでいく上でこの文型をつかむことが出来るようになると読み間違いが格段に減ります。特に、難関大学の和訳では複雑な英文をこの5文型に振り分けることができれば、かなりのアドバンテージになります

最重要文型

5文型の中で一番重要な文型は第5文型になります。第5文型(SVOC)は
「Sは、OがCであるのを~する(させる)」
「Sは、OがCするのを~する(させる)」
というように、SとVの部分に加え、OとCの部分にも「主語-述語」の関係がある文型。
次の文を読んでみてください。

  • We think the man modest.

単語一語の形容詞は、後ろから名詞を修飾しないということを考えると形容詞modestは「名詞を修飾していない形容詞」となり、形容詞の働きは2つしかないので「補語Cになっている形容詞」だと判断できる。
(the modest man との区別)
また、英語の動詞は圧倒的に他動詞が多いので、the manが目的語Oであること簡単に分かります。

有名な言葉を見てみよう

それでは、ここまでで確認した知識を使って、どれくらい英文を読むことができるかを見てみましょう!!

I walk slowly, but I never walk backward. (エイブラハム・リンカーン)

 

  • S:主語となるのは「I」ですね
  • V:動詞は「walk」と「(never) walk」です
  • その他:残った単語のうち「slowly」と「backward」は副詞なのでMです。「but」は接続詞なので、どれにも属しません。

つまり、この文章は

S+V+M but S+V+M 

という構造をとる、第1文型の英文ということがわかりました。「but」などの接続詞がついて文と文が繋がれている場合は、このように二つの構造が見えてくるので注意してください!

ちなみに、直訳は「ゆっくりと歩くが、決して後ろに向かって歩きはしない」となります。

If you can dream it, you can do it. (ウォルト・ディズニー)

 

  • S:主語となるのは「you」です
  • V:動詞は「(can) do」
  • O:目的語は「it」ですね
  • その他:「if」は接続詞

つまりこの文の構造は

(S+V+O), S+V+O

と、なります!つまり、この英文は第3文型です。「あれ、なんでカッコがついているの」と思った人もいるでしょう。「if」で始まる文章は「従属文」と言って、それだけでは意味がよくわからない文章になります。「もし〜なら」と言われても、内容はまだわかりませんよね。

このような文章を問題集などではカッコでくくり、全体を大きなMとして捉えることが多いです。少し難しいですが、頭の片隅に入れておいてください!

ちなみに、この文の直訳は「それを夢見ることができるのなら、それを叶えることができる」となります。

 

Your time is limited, so don’t waste it living someone else’s life. (スティーブ・ジョブズ)

 

  • S:主語は「your time」と「you」です。(youについては解説します!)
  • V:「is」と「(don’t) waste」
  • O:「it」ですね。
  • C:「limited」と「living someone else’s life」です。
  • その他:「so」は接続詞

 

この文章は後半が命令文になっています。命令文を伝える相手は基本的に「you」ですから、この文章は「you don’t waste~」と考えることができますね。したがって、この時のSには「you」が含まれます!

この文章の構造は

S+V+C, so (S+) V+O+C

となり、第2文型と第5文型のミックスになります!なぜCがここまで長くなるかというと、O=Cの形にすることをイメージした時に「living someone else’s life」(他の人の人生を生きること)という名詞句全体をCと捉える方が都合がいいからですね。

少し難しいですが、ぜひ練習を通して学んでいってください!

この文の直訳は「あなたの人生は限りがある、そのため、他人の人生を過ごして自分の人生を無駄にするな」となります。

英文解釈にオススメの参考書

ここまで読んでも、まだよくわからない人は多いかと思います。英文解釈はとても難しいので、すぐにできるようになる必要はありません。少しずつ勉強していく中で、確実に読み解ける力を身につけてくださいね。

そのときにオススメなのがこちらの参考書です。

 

このシリーズは3つのレベルに分かれていて、上が簡単、下がやや難しいレベルです。もっともレベルの高いものは難関大学の中でも必要なところは限られますので、この二つのうちからまずは選んでもらいたいです。

中身はシンプルに例文と解説、練習問題が載っているだけですが、豊富な問題量をこなす中で確実に英文解釈の方法を身につけることができます!難しい問題集ではありますが、単語と文法の勉強が一通り済んだらぜひチャレンジしてくださいね。

 

最後に

いかがでしたでしょうか?「英語には単語と文法の他に、英文解釈という分野もあるのか」と知っていただければ、今回はまず大丈夫!これからの学習を通じて、自分の志望校の英語がスラスラ解けるように頑張ってくださいね。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!