センター生物で9割越え〜満点も夢じゃない!?現役大学生が教える必勝法!

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センター生物は暗記だけでは高得点を取れない?

よく生物は暗記教科だと言われていますよね。確かに物理や理論化学など、他の理科系教科に比べると暗記しなくてはいけないことが圧倒的に多く、計算問題もほとんどありません。

しかし、例年センター生物の平均点は60点前後とそこまで高くありません。生物は暗記教科だから暗記さえすれば高得点が出せるはずなのに、なぜでしょうか?それはセンター生物のグラフ・表読み取り問題、実験考察問題の難易度が高く、1つ問題に対する配点も高いからです。

このグラフ・表読み取り問題、実験考察問題をいかにして攻略するかでセンター生物の得点は大きく変わってきます。この記事ではその攻略法を中心として、センター本番で高得点をとるための方法を紹介していきますね。

センター生物の概要

センター生物の問題構成

大問1* 生命現象と物質/18点
大問2* 生殖と発生/18点
大問3* 生物の環境応答/18点
大問4* 生態と環境/18点
大問5* 生物の進化と系統/18点
大問6※ 生命現象と物質/10点
大問7※ 生物の環境応答・生物の進化と系統/10点
(*は必答問題、※は選択問題)

という問題構成になっています。大問1〜5は教科書の内容すべてから、大問6、7は教科書に載っていないようなレベルの高い問題が出題されます。

センター生物新課程後の平均点

年度 平均点
2017 68.97
2016 63.62
2015 54.99

このような平均点になっています。新課程に移行した年の2015年度の平均点は54.99点と低いですね。その後2016年度、2017年度と次第に平均点が上がってきています。

センター試験の傾向として難化と易化が交互するというのがあるので、2016・2017年度が簡単だった分2018・2019年度の生物は難しくなるのではないでしょうか?

センター生物で狙われやすい暗記事項とその対策

センター生物対策でやってはいけないNG暗記勉強法

教科書を完璧に暗記すれば生物は大丈夫でしょ!と思い、気合を入れて1ページ目から教科書に書いてあることを暗記…なんていう勉強法はとても効率が悪いです。なぜかというと、学校の教科書はセンターで狙われやすい箇所が目立つことなく、センターであまり出題されない箇所と同じように載っていますよね。

これでは何をしっかり覚えておかないといけないのか、何はそこまで力を入れて覚えなくていいのか分かりません。そのうえ生物の教科書は300ページ近くあり、教科書丸暗記は時間がかかり過ぎてしまいます。

あくまで個人的な意見ですが、教科書=センター参考書と思わない方が良いと思います。分からなかった問題があった時に、該当ページを確認する程度で利用するのをオススメしますね。

センター生物で高得点を狙える知識問題対策

私が受験生時代に実践していた、効率的に暗記ができる方法を紹介します。

①図説・資料集を活用しよう
②マーク模試の復習を何度もしよう・予想問題集に取り組もう
③忘れていたor危うかった暗記事項は専用のノートに写して見直そう

①図説・資料集を活用しよう

これは生物が苦手な受験生にぜひ取り組んで欲しい勉強法ですね。突然ですが、資料集を見ずに動物細胞や植物細胞を構成する様々な物質を正確に描けますか?光合成の仕組みについて図を書いて説明できますか?

普段何気なく資料集を見ているとそれらを分かった気になってしまいますが、自分の言葉で他の人に伝えられてこそ「理解している」と言えます。

センター生物の知識問題はどこが出るかわかりませんよね。どんな問題が出題されても確実に答えられるようにするには、最低限資料集に載っていることを「理解」しましょう。

その方法は簡単です。図説・資料集に載っているものを自分で描けるようにしておくことです。そして先ほども言った光合成の仕組みといったメカニズム系の図ならば、メカニズムの一連の流れも伝えられるようになると良いです。

もうメカニズムに関する穴埋め問題も選択肢で迷うことも無くなりますよ。さらに穴埋め問題やマーク式問題では載っていなかった新しい発見が意外とたくさん載っているので、奇問難問対策もバッチリです。

②マーク模試の復習を何度もしよう・予想問題集に取り組もう

続いて②は、暗記問題が多く出題される生物だからこそやって欲しいことです。センター試験において、基本的に知識問題は過去に出題された問題を再度出しません。ですから生物の知識問題は、過去問をよりも予想問題やマーク模試の方が本番で類題もしくは全く同じ問題が出題される確率がはるかに高いのです。

生物の知識問題のように出題者のクセが全く現れないような問題は、予想問題集、マーク模試を2周3周と繰り返し解くことをオススメします。もちろん過去問対策も10年分ほど、十分に行ってくださいね。

③忘れていたor危うかった暗記事項は専用のノートに写して見直そう

これは生物受験者にとったら1番大切なことかもしれませんね。私たちは人間ですから、完璧に覚えたことでも、何もせずにしばらく経てば忘れてしまいます。
それでは覚えるために費やした時間がムダになってしまいますよね。そして1から覚え直すことになり、それに費やす時間ももったいないです。

そうなることを防ぐために、忘れていたor危うかった暗記事項は専用のノートに写して見直すという習慣を必ず身につけましょう。ここで大切なのは「危うかった暗記事項もちゃんとノートに写す」ということです。

「危うかった暗記事項」とは具体的にどのようなものかというと、
・正解したけれど思い出すのに一瞬考え込んでしまった問題
・選択肢があったおかげで思い出せた問題
・選択肢の消去法で答えを出した問題
この3つです。

思い出すのに立ち止まったり選択肢を見て吟味した問題は、「確実に正解した問題」とは呼べません。あくまでも「たまたま正解してしまった問題」と捉えた方が良いです。

高得点を狙うためには、選択肢がなくてもパッと答えが頭に浮かぶほどの暗記の引き出しの多さが最も必要になってきます。ですので先ほど述べた3つの問題+もちろん不正解した問題はノートに写し、模試の前や本番前、休み時間などのちょっとしたスキマ時間に見返しましょう。

センター生物の実験考察問題

センター生物の実験考察問題の特徴

実験考察問題の特徴は、なんといっても問題文が意味不明なうえに選択肢の文章が長い!これに尽きます。

私も高校生でセンター生物の対策をしていた時、実験考察問題で伸び悩んでいました。私センター生物の対策をしている中で思ったのは、文章が長いし、問題に書いてあることを脳内で上手くイメージできないということです。選択肢の文章も長かったりして、どの選択肢が私の考えた答えと一致するのか、吟味するのにとても時間がかかった記憶があります。

こうした実験考察問題は、実験文中にグラフや表の結果を絡ませるため、考察力や論理的思考力が問われます。また平均点を6割前後にするため、実験考察問題のレベルは難関私立にも引きを取らないくらいであるのも事実です。

つまり、この実験考察問題をいかに攻略できるかがセンター本番での9割〜満点獲得の大きなカギとなります。その攻略法を次に紹介していきますね。

実験を自分で図に起こし整理する方法について

実験考察問題は、目で追っているだけでは何を言っているのか分かりにくいです。そこで、実験内容や実験結果を必ず図に起こしてみましょう。

ただやみくもに描いているようではいけません。自分さえ分かればいいような適当な図ではなく、他の生物受験者が見ても納得してもらえるような図が描けるよう、日頃から丁寧にかつ簡潔に図を描くトレーニングを積みましょう。

はじめは図を描く際に、四角形などの図形を定規なしできれいに描いてみましょう。それだけでも図がスッキリと整理され、より図を理解しやすくなります。

図の起こし方のコツとしては、1つの図に情報を詰め込みすぎず、実験段階に応じて新たに図を増やしていくのが良いですね。同じ図に実験の条件や結果を書き足していくと、パッと見てぐちゃぐちゃした印象を受けます。最低限の情報のみが分かるシンプルな図を描くことが実験考察問題攻略の第1歩です。

また対照実験ならばそれぞれでどこが違うのか、差異や注意すべき点が明確に分かるように書くといいですね。

実験考察問題の出題意図を確かめながら解答する方法について

これも実験考察問題では重要になってきます。まず実験考察問題はいくら難しいとはいえ出題範囲は高校生物で、すでに習っていることです。

ですから問題を解くにあたって、これまで習ってきたことが生かされるということを頭に置いておきましょう。初見の実験考察問題を見たとき、何も考えずに問題に取り掛かるのではなく、「この問題を解くには何がキーワードになるのか」「出題者は私たちに何を問いたいのか」これらをまず考えてみてください。

実験の結論を予想することである程度実験の一連の流れを掴めるので、実験内容をより整理しやすくなりますよ。

センター生物を解くときの時間配分・解く順番

私の経験上、センター生物に関しては時間配分や解く順番を気にしなくても良いと思います。なぜなら制限時間の割に問題量がさほど多くなく、たまにある簡単な知識問題のおかげで大幅に時間短縮できるからです。

しかし裏を返せば「みんなも最後まで問題を解き切れる」ということなので、高得点を狙うにはいかに実験考察問題に時間を割いて正解に導けるか、見直しの時間が確保できるかが非常に重要になってきます。

時間短縮ができるのに1番良い問題は、やはり知識問題ですね。この知識問題を瞬発的に解き、あとのたっぷり残った時間を実験考察問題に割く。そしてさらに余った時間を見直しに割く。これが最も効率のいいセンター生物攻略法だと思います。

私はいつも問題を1周解き終わるのに35〜40分、1周目で飛ばした分からない問題への再挑戦+全体の見直しに20分を目標に勉強していました。ここで大切なのは分からない問題は即飛ばすことですね。

特に知識問題はなかなかひらめけるものではありません。実験考察問題はある程度悩んで考えるのは当然ですが、知識問題は分からなかったら後に回すのを念頭に置きましょう。

悩んでいる時間を実験考察問題に費やした方が正解する確率も上がりますし、何しろ得点がはるかに高いです!戦略的に高得点を取るためには、勇気はいりますが見切りをつけるというのも非常に大切です。