【私大志望でも共通テスト対策は必須?】私大専願でも共通テスト対策が重要な理由を徹底解説!

はじめに

私大志望の受験生の皆さん、共通テストは「私には関係ない!」なんて思っていませんか?

実は私大受験においても共通テストはとても重要です。

今回は私大志望が共通テスト対策をするメリット始める時期勉強法など具体的な対策方法などをご紹介します。

共通テストを受けるべきか迷っている方、受けようとは思っているけど何をしたらいいかわからない方は是非参考にしてみてくださいね。

私大志望でも共通テスト対策をするメリット

【私大志望でも共通テスト対策をするメリット】①受験の選択肢が広がる

現在多くの有名私大が共通テスト利用入試を実施しています。

大学によって制度の運用に違いがありますが、主に共通テストだけで合否が決まる単独型、共通テストと大学独自試験で合否が決まる併用型に分かれます。

また、青山学院大学や上智大学など、共通テストが二次試験の受験に必須な私大もあります。

共通テスト利用入試を実施する私大は近年増加傾向にあり、対策するに越したことはないでしょう。

さらに、共通テストを受けておけば特別救済措置が使える可能性があります。

2023年度の入試では早稲田大学など一部の大学で、感染症に罹患したことにより一般選抜を欠席した場合に、共通テストの成績を用いて合否判定を行い、大学に赴いての受験は不要となりました。

どれだけ気をつけていても突然体調を崩すこともあるので、万が一の時に備えがある方が安心です。

【私大志望でも共通テスト対策をするメリット】②負担軽減になる

共通テストを受験すると、時間や労力・精神面・金銭面での負担軽減となります。

まず、共通テストだけで複数の大学にまとめて合格できる可能性があり、学校ごとの個別試験対策の手間、複雑なスケジュール管理の負担が省けることは大きなメリットと言えるでしょう。

時間が限られるため、効率よく勉強することが合格の鍵です。

次に、共通テストを一般入試の予行練習として受けることで場慣れできるという精神面でのメリットもあります。

模試とは違った本番の緊張感や休憩時間の過ごし方などを一度経験することで次の入試に活かすことが出来ます。

加えて共通テスト利用は合否の予測がしやすく、一校でも合格が出れば本命校受験前の安心材料になります。

最後に、独自試験の受験料は相場30000円〜35000円な一方、共通テスト利用入試は15000円程度が一般的なので独自試験よりも安く受験でき、コストが抑えられます。

このように、共通テストを受験することで時間や労力・精神面・経済面など多方面にわたって負担が軽減出来るのです。

【個別試験の勉強と両立できる!】具体的な共通テスト対策の仕方

【私大専願の共通テスト必勝法】対策を始める時期

まずは模試を受けることが大切です。

高2か高3の春など早いうちに共通テスト模試を受けておくことで、実際に解いて問題形式や特徴を知ることができます。

早いうちに模試や過去問を解くべき理由やその重要性についてはこちらの記事で紹介しています。

高校2年生が共通テスト(センター試験)の過去問で実力試しするべき3つの理由

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共通テスト利用入試が第一志望にある場合は、しっかり対策して安定して得点を取れるようにしたいです。

もし点数が全然足りない場合はまず単語などを地道に勉強し基礎固めを行い、目安としては時間無制限で7割取れるようにしましょう。

基礎は問題なく形式に慣れれば解けそうな場合は本格的な共通テスト対策は11月12月頃から始められると良いです。

また、私大入試では珍しいリスニングが苦手な人は、伸びるまで時間がかかるため遅くとも9月には勉強を開始したいところです。

続いて共通テスト利用入試を滑り止め受験に使う場合、私大対策がしっかりできていれば共通テストで8割程度は点数が取れるようになっているはずです。

英語や日本史など共通テストの色が濃い教科は普段は出来る教科でも点数に繋がらないこともあるため、9割や満点を目指す場合共通テストの問題形式になれる必要があります。

余裕があれば11月頃から、なくても最低1週間2週間前から共通テスト対策を始めたいです。

直前期の勉強法についてはこちらの記事も参考にして下さい。

まだ間に合う!共通テスト2ヶ月前からの国語・数学・英語勉強法

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直前期だけ半日ほど集中的に共通テスト対策する日を作るなど、私大対策と併用しながら臨機応変に勉強時間を確保しましょう。

【私大専願の共通テスト必勝法】共通テスト対策でやるべきこと

初めに過去問模試を解きましょう。

共通テストはマーク式な一方、私大入試より時間が足りないのが特徴です。

実際に問題を解いて苦手な分野や科目を知り、対策すべき点を見つけて下さい。

続いて『大学入試共通テスト実践対策問題集』(旺文社)や『共通テスト実践模試』(Z会)などの科目ごとの共通テスト用問題集を使って弱点対策をしていきましょう。

上記を解いても演習不足を感じる場合、センター試験の過去問を利用するのもおすすめです。若干形式に違いがあるものの演習量確保には十分と言えるでしょう。

仕上げに予想問題パックを使います。

仕上げに移る頃には時間を測って解き、各大問の時間配分も気にしましょう。

共通テストは実施されてから日が浅く、難易度など必ずしも予想問題通りではないことを念頭に置いて解くと良いです。

時間配分の重要性についてはこちらの記事でも解説しています。

【共通テスト英語リーディング】高得点を狙える!時間配分と見直しのコツ

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【私大専願の共通テスト必勝法】共通テストを受ける上での注意点

注意点としては、共通テストから私大入試まで2週間ほどしかなく、共通テスト対策だけに時間を割けないことがあります。

そのため、苦手なところだけ効率的に対策し、私大対策が疎かにならないように気をつけましょう。

さらに、共通テストは出題形式が私大入試とかなり異なるため得意不得意もあり、時間も限られているためどこまで目指すか見極めも大事です。

志望校に必須でなくても対策してないと不安に繋がりかねません。

しかし一番大事なのはやはり志望校の合格です。

共通テストが奮わなくても気を落としすぎないようにしてくださいね。

おわりに

以上、私大受験の共通テスト対策について徹底解説してきました。

共通テスト対策は面倒に感じるかも知れませんが、志望校合格のチャンスにつなげる手段として是非上手に活用してほしいです。

迷っている方は積極的にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。




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ABOUTこの記事をかいた人

慶應義塾大学・法学部政治学科・2年