ここぞ受験の天王山!受験生の夏休みの過ごし方の全て

はじめに

受験生が来年の春に笑うか泣くかを大きく決定づけるもの、それは夏休みです。

学校がお休みな分、自分の勉強に当てられる時間が増え、実力をうんと伸ばすことが可能なまさに受験における天王山です。

一方で、自分の時間が増えてしまい、ついつい遊びに手を出してしまうことも…

そこで、今回は受験生の夏休みの正しい過ごし方と題して、夏休みにやるべきことまとめたいと思います。
(1・2年生の夏休みの過ごし方についても後半で触れています)

正しい夏休みを送り周りのライバルに差をつけ、自信を持って受験まで学習に集中できるようにしましょう!

目次

受験生が夏休みに陥りやすい落とし穴とその対策法10選

まずは、受験生が夏休みにやってしまいがちなこととその対策法についてご紹介します。
夏休みの正しい過ごし方の前に、ダメな例を確認しておきましょう。

落とし穴その1:やる気が出ずに時間だけが過ぎて行く

夏休みはもちろん学校がありませんから、塾や部活などの用事がない限り外に出なくても特に問題はありませんよね。

すると夏の暑さ、休みが続くことによる生活習慣の乱れ、そして何より「ゴロゴロしたい」という気持ちから、やる気がなかなか出ずに1日が終わってしまうということが容易に起こってしまいます。

人間というものは、やるべきことはわかってはいてもどうしても楽な方向へと流されてしまいがちです。

明日がある明日があると思っているとあっという間に終わってしまうのが夏休みです。

しっかりと、志望校へ合格するための大切な期間であることを自覚し、日進月歩学習を進めて行くことが大切です。

落とし穴その1への対策法

この落とし穴への最も効果的な対処法は、「自分を拘束する」ことです。
勿論、勉強机の椅子に、一日中自分を縛り付ける、というような意味ではありません。

学校や塾の帰りに図書館や、喫茶店などの「勉強するための空間」に自分の身を拘束する、つまり「勉強場所に我慢して出来るだけ長くいる」という意味です。

最初はなかなか集中できず、すぐにやめてしまうかもしれませんがそれでも構いません。

そんな時は、気分転換をしてください。しかし、気分転換ばかりになると駄目なので、一回一回をあまり長く取り過ぎないこと。

そして、勉強している間は、何が何でも集中するという気持ちを持つこと。
たとえ、数学の問題一周分しか集中出来なかったとしても、その一問はきっとあなたの頭の中に深く刻み込まれているはずです。

焦って無理に詰め込んでも、頭には残らない上余計に嫌いになってしまうだけです。少しずつ集中できる時間を延ばせばいいのです。

そして何より大切なことが、面倒くさくても、学校帰りにどこかに立ち寄るその一手間を惜しまないことです。
今日は行くのはやめとこう、となるときっと明日も行きません。少しの意識の改革が大きな変化に繋がるのです。

落とし穴その2:つい張り切って問題を解きすぎてしまう

夏休みにとにかく多くの問題を解こうと思い、ひたすら問題を解きまくることだけを考える受験生が一定数いるのは事実です。
問題を解き、解答と見比べて、合っているか、間違っているのかだけを確認して終わってしまう。

確かに「自分はこれだけ解いた」という自信に繋がることも事実ではありますが、これをやってしまうと身につくはずのことも中途半端に終わってしまいます。

さてこの落とし穴への対策法を見ていきましょう。

落とし穴その2への対策法

問題をとにかくたくさん解いてしまう人はまず問題を解く意味を考えましょう。

問題を解くということは勉強において、どのような意味があるのでしょう?
一番に「知識の確認」が浮かんでくると思います。確かに問題には今まで学んだ事がしっかりと頭に入っているのかどうかを確認する機能があります。

しかし、それだけではありません。問題を解くことには、「考え方を鍛える」という目的もあります。

ここを見落としてしまうと、いくら問題を解いても一問一答は得意だけど記述になるとできなくなるということになってしまいます。

従って、問題集を買うときは解説が充実しているものを選ぶこと。

そして実際に問題を解いてみて解答を確認するときには、「自分がどう考えてこの答えを導いたのか」を一問ずつ解説と照らし合わせることをやってみましょう。

しかし、このような勉強だととても時間がかかり、そもそも解ける問題数に限りが出てくるのではないかと思うかもしれません。

しかし、しっかりとした考え方ができるということはしっかりとした記述ができるということです。

どんな試験でも、選択問題の方が記述問題よりも配点が高いなんてことはないですよね。

また、考え方を鍛えることで、今まで闇雲に暗記していたこともそれぞれの因果関係の中で理解できるようになり、暗記の効果もグッとアップします。

問題集が単に知識の確認だけではなく、考え方を鍛える練習なのだという意識を常に持っておくことで、記述、暗記の両方に対応した効率のよい勉強ができるようになるのです。

加えて夏休みは自分の学習に割ける時間がたくさんある期間です。
普段学校があっているときにはおろそかにしてしまいがちな細かい部分まで、しっかり理解するための時間は十分にあることでしょう。

この意味でもただ闇雲に問題を解くよりは、1問1問じっくりと取り組んだ方が良いのかもしれませんね。

落とし穴その3:参考書をとにかく読み漁ってしまう

さぁ、これからは勉強を頑張るぞとやる気になって、あれもこれもと大量に参考書を買い占め、財布からお金がなくなるスピードだけがどんどん上がり、一方で肝心の成績がなかなか上がらない。

これは夏休みの受験生に多く見られる現象です。

落とし穴その3への対策法

参考書をたくさん読むことはとても大切なことですが、自分の目的、実力に合ったものを選ばなければ効果はほとんど期待できません。

大学受験生が、いくら中学受験の参考書を熟読しても合格に必要な力はつきませんよね?
極端すぎると思うかもしれませんが、自分に合った参考書を選ばないというのは実際そういうことなのです。

参考書を「選ぶ」力を身につけておくのも勉強には大切なことなのです。

さて、ではその参考書の選び方とはどのようなものなのでしょう?

参考書は基本的にあるテーマにそって作られている場合がほとんどです。

「基礎を固める」ことに特化したものや、「暗記の方法」に特化したもの、センター試験などの特定の試験の対応に特化したもの、たくさんの参考書が出版されています。

自分が何を知りたいのか、自分がどの教科のどこの力を伸ばしたいのかをしっかりと確認した上で、参考書を選ぶことが大切です。

俗にいう「売れている参考書」は、やはりとても分かりやすく説明してあるものが多いので、実際に参考書を絞ってみたは良いもののそこからどれを選べば良いのか分からないという時には、それらを買ってみるのもいいでしょう。

ですが、いいなと思って買ってみたものの実際じっくり読んでみると、なんとなくしっくり来ないと感じる時があります。
そんな時は無理をして読む必要はありません。すぐに違う参考書を検討しても良いでしょう。しっくり来ないのは、自分の目的や実力に合っていないからです。

逆に、しっくり来たときは、自分の中で「これだっ!」という感覚があり、驚くほど知識が入ってきます。そんな参考書に出会えるように慎重に、根気よく選んでください。

気に入った参考書が見つかれば、それを読破するまで浮気は基本的にしないこと。どんな参考書でもすべての知識を理解、吸収するには莫大な時間がかかります。

大変な作業ですが、読み終わる頃には苦手だったところも得意になっているはずです。それを繰り返して、苦手をなくすことが大切です。

無闇やたらと参考書を買い漁るのではなく、自分に合った参考書を選び、それを確実に自分のものにしていくことが重要なのです。

落とし穴その4:学習計画を不可能なほどまで詰める

今までしっかり勉強してこなかったけど、夏休みからは頑張ろうとやる気に燃えている高校生が最も注意すべき落とし穴です。

目標が高すぎる、計画を詰めすぎるなど原因はいろいろありますが、序盤に張り切りすぎて途中から計画が崩壊、そのまま勉強をしなくなるという一連の流れに陥らないようにしなければいけません。

さてそのような落とし穴への対策法を見ていきましょう。

落とし穴その4への対策法

目標を立てることは非常に大切です。しかし、立て方を誤らないようにしなければむしろ逆効果です。

大切なことは、「期限がすぐに来て」「具体的で」「自分が出来そうなこと」を目標に設定することです。

あまりに先のことだと気がつけば忘れてしまっていることがありますし、抽象的だと何をすればいいのかという直接的なやる気につながりにくく、自分を過信し過ぎると、あとで痛い目に遭います。

自分を信じたい気持ちはわかりますが、そこはぐっとこらえて、むしろ自分を過小評価するくらいにした方がいいかもしれません。

手頃な目標なんて、達成しても大して満足できないのではないかと思うかもしれませんが、そんなことはありません。きっと自信につながります。

小さな目標を立てては達成し、また立てては達成しを繰り返すことで、自分の中で着実に知識と自信がつくはずです。

もし達成できなくても、立てた目標が小さいですから、精神的なダメージも軽減されるはずです。

手頃な小さい目標を繰り返し達成することで、「第一志望に合格する」というおおきな「夢」を実現できる力を身につけることが出来るのです。

逆に大きすぎる目標や計画は、設定するだけでも時間がたくさん必要ですし、それがうまくいかなければより精神的なダメージが大きいのは明らかです。

落とし穴その5:夏休みが終わって燃え尽きてしまう

夏休みが終わったあとの落とし穴として、夏休みで全スタミナを使い切ってしまうというものが挙げられます。

夏休みは、受験の天王山と言われるほど大切な期間ではありますが、そこで完全燃焼しては最終的なゴールである志望校の合格まで到達できません。

もちろん夏休みの頑張りは、志望校合格にしっかりと結びついていなければなりません。

落とし穴その5への対策法

この落とし穴にハマる最大の原因は「頑張りすぎ」です。

自分の限界まで努力できるということは才能だと思いますし、大切にしてほしいことです。
しかし、なんども言うように夏休みがそのタイミングではないということを改めて確認しておきましょう。

短期間に全力を出し切るよりも、毎日ほどほどに頑張るほうが結果になりやすいのです。
二学期も夏休みと同様に実力を伸ばすための大切な期間ですから、どちらかにウェイトを置きすぎてはいけないのです。

効率よく勉強することで、成績は簡単に上がるのです。夏休みに全力を出し切るのは絶対にやめてください。

落とし穴その6:高校野球を見たくなる

夏といえば、高校球児たちの甲子園の激闘が繰り広げられる時期ですよね。
一度見始めてしまうと、その熱戦に思わずずっと見てしまったり……。

でもそれを理由に勉強をサボってしまうのはいけません。

落とし穴その6への対策法

一試合だけなど、区切りをきっちり決めてから見るようにしましょう。
どうしても気になるときも、甲子園でプレーしている同年代の高校生の努力を見習って同じくらい必死に勉強すれば合格も近づくはずです。

落とし穴その7:友達や彼氏・彼女と遊びに出かけたい

海で遊んだり、お祭りに出かけたり、花火を見に行ったり。
夏にしかできないイベントってたくさんありますよね。

彼氏・彼女がいる人ならなおさら参加したくなります。
こんな時どうすればいいのでしょうか。

落とし穴その7への対策法

そんなときは、逆にそれを勉強のモチベーションにしましょう。
例えば、夜の花火大会までの時間は、図書館で一緒に集中してお勉強、などいかがでしょうか。

え、そんな人がいない?そんなあなたはひとり黙々と勉強を頑張りましょう。
受かって晴れて大学生になれば、自分にもきっと大切な人できるはずと思いながら、それをモチベにしてここは踏ん張りましょう。

また、夏休み前にこの夏の予定を事前に立てておくのも1つの手です。

そしてその日以外は全て勉強の予定を入れておくことでしっかり夏に成果を残せます。

落とし穴その8:昼夜が逆転してしまう

夏休みが始まってから、毎朝早く起きなくて済むのをいいことに、昼夜逆転した生活を送ってしまう人がいます。

もちろん遊ぶためではなく、勉強をするために起きるということは感心できますが、生活のリズムが崩れてしまってはどうしようもありません。

落とし穴その8への対策法

一度崩れた生活のリズムを元に戻すのは大変です。起床時間と睡眠時間はなるべく普段の学校がある時と同じように固定しましょう。

何故ならば実際、入試や模試が行われるのは昼間なのです。
ですから、その時間帯に自分の実力を最大限発揮するような身体作りを普段からしておかなければならないのですね。

たとえ夏休みは朝起きる必要がないからといって、夜遅くまで頑張りすぎるのはかえっていいことではないことを知っておきましょう。

落とし穴その9:友達と勉強するはずがついつい

友達と一緒に学習することはいいこともいる反面、ついつい話に花が咲いてしまってそのまま時間が過ぎていく……ということもありえます。

落とし穴その9への対策法

友達と分からない所を教え合って勉強するのはいいことだと思いますが、一緒に勉強する際は友達と勉強することの本来の目的を忘れないようにしましょう。

友達と事前にそのあたりの認識を合わせておくのもいいかもしれません。
つまりルールを作っておくということですね。

  • 2時間やったら休憩で少しおしゃべりしてもいい
  • ただし休憩は1回10分まで

というようにしておくと、お互い引き締まった環境で学習に励めると思いますよ!

落とし穴その10:友達の言動に流されてしまう

夏休み中に友達に会うことは多々あることだと思います。

そのさい、常套句と言ってもいいこれらの発言についつい流されてしまいがちです。

「夏休み全然勉強してねー」
「予備校で1日中こもって勉強してるよ」

夏休み勉強してないと言われれば、「そうなのか、あの子がやってないなら自分も……」と思ってしまいますし、予備校で1日中こもっているなどと言われれば、「自分は予備校に行っていないから、勉強できてないのだ……」と思ってしまいがちです。

落とし穴その10への対策法

友達の発言には慎重に対処しましょう。

その場の流れで勉強していないと言っただけかもしれませんし、そもそもその友達が勉強していないからといって、あなたが勉強しないでいい理由にはなりません。

また、予備校についても夏期講習を取っている人はたくさんいるでしょうが、それだからといって取っていない自分が学習できないというわけでもありませんよね。

友達に振り回されて、予備校で授業をたくさん取りすぎたり、勉強しないで過ごしたりするのはやめましょう。

受験はあなたがどうするかであって、あなた以外の他人が何をしているかで合否は決まりません。
そのような発言に対しては、かるーく返事をしてスルーしましょう。

絶対に後悔させない!夏休みの過ごし方のコツ11選

その1:朝に勉強する習慣をつけよう

夜、特に深夜はライバルが勉強していないと考えられる時間ですし、プラスαでどこまででも勉強できてしまうと思ってしまいがちです。

学校もないことですし朝起きる必要もないことを考えると、やる気のある時に勉強しておいたほうがいいのかもしれません。

しかし、夜型勉強に慣れてしまうと「夜にならないとやる気が出ない」というようなことになってしまいます。
学校の授業や実際の入試は夜には行われないので、これでは困ってしまいますよね。

加えて、深夜に勉強するということは、次の日の朝の時間帯を削って学習することであるということを押さえておきましょう。
誰も深夜に学習して、次の朝も勉強……とはいきません。十分な睡眠時間は絶対に必要です。

ですので、あまりにも夜遅くに学習したところで結局全体の総量としては何も変わっておらず、むしろ生活のリズムが崩れるとマイナスに転じてしまいかねません。

深夜まで勉強するということは、時間を前借りして学習していることと同じであることを考えておきましょう。

生活のリズムを一定に保つためにも、一日の始まりである朝にいいスタートを切るためにも、朝から学習する習慣をつけておきましょう。

その2:生活に緩急をつけよう

勉強はずっとだらだら続ければいいというものではありません。

集中せずに長時間机に向かっているのなら、短時間でも集中して勉強した方がはるかに効率が良くなるはずです。
時には思い切った休息を入れるのもいいでしょう。

また、時間をきっちりと決めてメリハリのある生活を計画通り過ごすことが出来れば、達成感でモチベーションもあがるはずですよ。

その3:勉強日記をつけてみよう

勉強はやりっぱなしではとても効率が悪いです。

「今日何をしたか、今日解いた問題のどこにポイントがあり、次回からはどこに気をつければいいのか」
を寝る前に日記などにつけてもう一度振り返ることで、記憶はずっと定着しやすくなります。

また入試直前期に今まで貯めてきた日記を読み返せば、「自分はこれだけのことをこなしてきたんだ」という自信にもつながるでしょう。

その4:やるべきことを文字にして書き出してみよう

夏休みは長いようで短いです。まだ大丈夫と高をくくっているとすぐに過ぎ去ってしまいます。

そうはいってもやはり、人間油断してしまうもの。誘惑に負けてしまいがちです。

そこで、試しに夏休みに具体的に何をやらねばならないかをなるべく具体的に記述してみましょう。考えるだけではいけません。

文字は眼前の事実として、本来内部からしか観測できない思考の外部からの観測を可能にさせます。


そして、この明確な眼前の事実はあなたに時間が足りないことに気づかせてくれます。

勉強時間が足りない!まずい!と感じたならばしめたもの。誘惑に打ち勝つことができるはずです。

その5:しっかりと計画をたてよう

長い長い夏休み。計画なしで突入するのは、未開の地で地図がないのと同じです。
夏休みは40日余りあり、日々やみくもに勉強していても目標を見失いがちです。


夏休み序盤はいくらかやる気もあるので勉強しますが、中盤から終盤にかけては何をしたら良いのかが分からずに結局楽な方に流れてしまうことはありえます。


1日たりとも無駄にはできない受験生が、楽な方に流れるのはとってももったいない!

そこで、夏休みに入る前に大まかにどんな勉強をするか計画をしておく、夏休みに入ったら例えば1週間ベースで具体的な学習計画を立てるなど、随所随所で計画を立てましょう。


また、目標を自分なりに設定して、それの実現に向けて努力するという状態を作るとやる気が出ますよ。

「計画してる暇があったら勉強したい!」という人がいるかもしれませんが、あらかじめまとまった時間で計画を立てる方が長い目で見たら学習効率は高くなっているはずです。

また、夏休み中にあるイベントも計画をうまく立てるチャンスです。

夏休みの所々にある模試を利用して「この模試までに、この問題集を2周でやる!」といったように、具体的に自分のプランを頭に描きながら日々学習することができます。

そして、一日の終わりには今日一日“何をどれだけ勉強したのか”を記す学習日記をつけるのが効果的でしょう。
これは「その3:勉強日記をつけてみよう」に似た部分があるかもしれません。

頭に描いていたプランと、実際の勉強量を見比べ、評価することで、自分の進捗状況が把握できます。
学習を始める前の計画と、学習を終えた後の記録はセットにして実践しましょう。
自分の勉強をうまくコントロールできるはずですよ!

その6:苦手科目と得意科目をバランスよく勉強しよう

夏休みは苦手科目を放置し、得意科目をひたすら伸ばすという方針も決して間違いではないと思います。

得意科目で自分の自信もキープしたい気持ちはよくわかります。

しかしながら、一回の勝負である入試で、その得意科目を失敗したらと考えると背筋が凍りますよね……。

現に、多くの先輩がこの戦術を使って受験に失敗してきています。

苦手科目を得意科目にしてやろうという意気込みは必要ありません。
せめて、人並みにできるようになれば大丈夫です。
しかし完全に放置はいけないということを押さえておきましょう。

一方で、苦手科目ばかりやっていてもいけません。

学校があっているときにはなかなか苦手科目に集中できなかったのが、やっとまとまった時間が取れるのが夏休みな訳ですからね。

苦手科目に集中して克服したい気持ちもよくわかります。

しかし、受験においてはというものが大切だったりします。
「確信はないけれど、なんとなくこれで解くと良さそうだ」といった感覚を持ったことはありませんか?
それが勘と呼ばれるもので、ある程度学習が深まると自然と身につくものです。

この勘ですが、継続して学習していないとなくなってしまいます。

一般的に、1日ある科目に触れないでいると、その科目の勘を取り戻すのに1週間などと言われています。

苦手教科ばかりやっていると、せっかくの得意科目であっても勘が鈍って十分に実力を発揮できなくなってしまいます。
苦手科目の克服はもちろんするべきですが、その他の科目にも1日30分ずつでも良いので勉強できるとgoodです。

得意科目と苦手科目とのバランスはとても大切です。
夏休みは勘を鈍らせる一番危険な時期でもありますので、気をつけましょうね。

その7:新しいことばかりやらずに、復習もしっかりとやろう

この点に関しては、現役生は要注意です。

模試、問題集などでわからなかった問題はそのままにしていませんか?

もし、その問題が入試に出題されたらどう思うでしょう?

要は解きっぱなしにしていても、その問題は絶対に定着しません。同じ問題は基本3回解くようにしましょう。

夏休みは、現役生が初めて過去問にチャレンジしてみる時期かもしれませんが、過去問でも復習を大切にしてください。


何も過去問自体を復習しろ、といっているわけではありません。
同じ問題が、数年後の入試に出るわけがありませんからね。
過去問に出てきた単元の教科書の解説に戻ろうという意味です。

私立であれば話はまた別ですが、国公立であれば大抵の問題は教科書から出題されます。


過去問の問題が初見でスラスラ解ける、ということはまずないでしょうから、わからなかった部分は教科書に戻って確認しましょう。これがよく復習になります。


「問題演習したいのに教科書とか時間の無駄」などと思わずに、一度確認のため教科書を引っ張り出してみてください。

意外と見落としていた部分が出てきて、頭にもよく残ると思いますよ。

過去問については次でも詳しく説明します。

その8:志望校の過去問を意識した学習を心がけよう

入試問題を解けるようになるには、兎にも角にも基礎練習が肝心です。しかし、ただ量をこなせば解けるようになるというものでもありません。

まずは自力で過去問を解いてみましょう。もちろん、今の段階で解けなくても心配はいりません。

解けたかどうかではなく、「入試問題がどのような基礎問題の集合でできているのか」「今解いている基礎問題が実際の入試問題のどこに組み込まれそうか」を意識することが大切です。

最終的なゴール地点が分かれば、今後の勉強もしやすくなるはずです。

なぜ過去問を意識しないといけないのかというと、早いところでは8月のはじめあたりから、各大学の問題に即した模試が始まるからです。


8月のような比較的時機の早い模試では、問題慣れしておらず問題の難しさに絶望する受験生が大半を占めると思います。
(したがって模試の平均点も下がり気味ですので、ここで良い成績が出たとしても安心は禁物です。)

夏休みに入る前や真っ最中に模試があるということの1番の意味は、「自分の実力不足を自覚して、夏休みに少しでも良い点取るように努力するモチベーションを与えること」です。


つまり、夏休み中に勉強しようという意識を強く自覚させてくれる模試を最大限に活かしましょう。

また、二学期以降は誰しもが徐々に過去問に触れる機会を作っていきます。

模試の反省から、過去問演習を夏休みに少しずつ始めておくのも新学期に良いスタートを切るポイントの1つです。

新学期に学校や全国のライバル達と差をつけるために、夏休みは過去問に目を通し、余裕があれば時間を計り問題を解いてみることをオススメします!

その9:勉強をする場所にも配慮をしよう

夏休みに誘惑に負けてしまう大きな原因の一つは、普段一緒にいる友人と会えないことです。

普段は友達は自分の勉強のモチベーションを上げてくれる存在ですが、夏休みは会えないのでどうしてもモチベーションが上がりにくいです。

友人の不在は基準の欠如です。人間は明確な基準が規定されていないと、到達目標地点を見失ってさまよってしまうものです。

そんな状況を打開するにはやはり、こちら側から自発的に基準を作り出すよりほかはありません。

そのために一番手っ取り早いのは、基準となる対象の多い空間に行くこと、すなわちとりあえず勉強道具を持って、図書館や学校に行ってみることが肝要です。

高い意識を持って勉強しているほかの受験生たちがあなたのモチベーションを上げてくれるでしょう。

では実際にどこにいけばいいのでしょう?
これについては、以下の記事を参考にすると良いでしょう。

【自習にも最適】勉強がはかどる東大生おすすめの「勉強場所」10選

2021.11.30

きっとあなたのお気に入りの学習場所が見つかるはずです。

その10:決めた志望校をさげないこと

現役生が伸びてくる時期は、夏休みの後の秋口以降です。
したがって、夏の段階で「第一志望は無理かもなー」と考えてしまうのは、あまりにも早すぎます。

というよりも、自分が決めた志望校は基本的にどのタイミングでも下げてはいけません。
志望校を下げてしまうということは、目標も下げるということであり、自分のレベルを下げてしまうことにつながります。

自分の今の志望校に届きそうになくても、とりあえずその志望校に向かって努力してください。

最終的に下げるのは、やむを得ないのかもしれませんが最後の最後まで決してあきらめないことが大切です。

志望校を下げることは簡単ですが、上げることは不可能に近いことですからね。

その11:勉強時間の保ち方も考えよう

受験生の夏休みは、合計で500時間勉強しろと進学校などでは言われます。

つまり夏休みを40日とすると、一日平均12.5時間も勉強しなければなりません!

人間の集中力の持続は90分が限界とも言われていますし、もちろん12.5時間ぶっ続けでできる人などそうそういません。


それでは、どのようにしてこの勉強時間を確保するのでしょうか?

ヒントは、休みの入れ方にあります。普通の人間には休憩というものが必要です。

しかし、受験生の休憩は一般的な休憩とは一味違います。それは、単語帳などの軽めの教材で問題演習のような重い勉強を一旦中断するというものです。


つまり、勉強の休憩を勉強によってするのです。

例えば、数学を2時間やって疲れたので、それからちょっと英単語帳を30分見て、また次の教科へ……といった感じに勉強の種類によって気分を転換することがその1例です。


受験生が普通の休憩して良いのは、3食のご飯の前後や入浴後など勉強をどうしても中断せざるを得ないタイミングです。

ただし、ここでも長く休憩しすぎないようにしましょうね。

夏休みに部活がある時の勉強との両立のさせ方

多くの高校生にとって、夏は勉強だけでなく部活も頑張らなければならない大切な時期。
受験生といえども、最高学年として部活を引っ張っていかないといけないという人も多いのではないでしょうか。

どっちも頑張りたい、そんなあなたに部活と勉強の両立法をご紹介します!

まずは勉強か部活、どちら一方に集中しよう!

「二兎追うものは一兎も得ず」ということわざがあります。
ウサギ二匹を同時に捕まえようとすれば、当然失敗するという意味です。

これは部活と勉強も同じだと思います。2つを同時に、はなかなか難しい。

では1つずつ集中して、順に攻略すればどうでしょうか。
つまり、勉強するときは、部活のことは考えない!

時間を決めたら、その間は集中して一つのことに取り組みましょう。

早起きと朝の勉強を徹底しよう!

部活で体力を消耗すると、どうしても勉強への集中力が落ちてしまいます。

意識がしっかりしているなら、部活からの帰宅後に勉強するのは大いに結構ですが、眠い中ダラダラ勉強すると効果は半減です。

疲れたときは、無理せず寝るのが吉。その代わり早起きして勉強するようにしよう!

朝の涼しい時間帯の勉強は、比較的集中しやすいのでとても効率良く勉強できることでしょう。

良きライバルと競いあおう!

そうは言っても、部活と勉強の両方に妥協することなく努力するのはとても難しいものです。
どちらかを辞めてしまおうと考えることがあるかもしれません。

でも、一緒に頑張れる友達がいたらどうでしょう?

「あの子が頑張っているのだから、私も頑張ろう!」
きっと、そう思えるはずです。

同じ部活に所属する友達となら苦しみを共有できるので、部活も勉強も励まし合うことができるはずですよ。

合格例と不合格例から考える夏休みの過ごし方

さてお次は、見事に志望校に合格を果たした先輩、残念ながらも志望校に不合格であった先輩、それぞれの夏休みの過ごし方を比較して、自分が夏休みにすべきことについて考えてみましょう。

不合格例:京都大学法学部 S・Yさん

質問1

夏休みの計画は立てましたか?

質問1への回答

まず塾の夏期講習を夏休み中ずっとまんべんなく、英、数、国、社、センターと一応全て取り組みました。

あとはその日その日でやるべきことをこなしていく感じでしたから、これといって計画は立てなかったように思います。

質問2

夏休み中はどのように勉強しましたか。

質問2への回答

基本的には塾でずっと勉強していました。

具体的には数学の基礎用問題集を一冊したのと世界史は塾のテキストを使いました。
あと英単語なんかもちょくちょくやったなぁ。

質問3

工夫した点などありますか。

質問3への回答

これは友達に聞いたやり方なんですが、30分集中して勉強できたら「正」の字の一画を書くんです。

それで一日の終わりにいくつ正の字ができたかで、「今日は結構できたな」とか「もっとがんばりたかったな」とか反省ができていいですよ。

質問4

振り返ってみて自分の悪かった点などありますか?

質問4への回答

模試前なんかは結構やる気が出ていいんですが、それが終わってしまうとなんかホッとしちゃって、しばらくは遊んでしまいました。

あと、やっぱり自分が落ちた原因は本番で緊張しすぎたことにあると思うんです。
夏の模試は友達もいて気軽に受けちゃったんですけど、もっと本番を意識して緊張感を持って受けていれば良かったなぁ。

不合格例:京都大学経済学部 M.Tさん

質問1

夏休みの始めに計画を立てましたか?

質問1への回答

基本的に塾、夏期補講を中心に学習しました。夏期講習の取ったコマの多さは誰にも負けていないと思います。

毎日塾に、学校に大忙しでした。その日その日の授業を取りすぎたかなと反省しています。

質問2

具体的にどのような勉強をしましたか?

質問2への回答

秋から志望校の過去問に取り組めばよいと思っていたので、基本的な事項の確認、その応用に時間を割きました。

秋口の過去問対策に向け、どんな問題でも解けるようにと、とにかく新しい問題に多く挑戦しアウトアップ中心の勉強法を試みました。

また苦手科目の分を得意科目でまかなおうと、得意科目を中心に勉強しました。
そのおかげで得意科目の成績はとにかく伸びましたね。本当に有意義な夏休みだったと自分では思いますよ。

質問3

どのような環境、心構えで夏休みは勉強にとりくみましたか?

質問3への回答

僕は、ずっと自宅の自室で勉強をしていました。塾の自習室に比べると、周りが静かで、集中できると考えたからです。

そのおかげで、3~4時間勉強できるくらいの集中力はつきましたね。朝はゆっくり寝て、夜はじっくり勉強でき、まさにメリハリがついた夏休みだったと思います。

夏休みの心構えとしては、夏休み前に受けた模試で第一志望の判定が悪かったので、早々と第一志望を諦めてしまいました。

第二志望の対策に特化し、絶対に第二志望は合格してやろうと思っていましたが、現実は甘かったみたいですね。

合格例:東京大学理科一類 N・Mさん

質問1

夏休みの計画は立てましたか?

質問1への回答

基本的には学校がやってくれる夏期講習会を入れて、その予習復習をしていくつもりでした。
はじめに細かい計画を立てても、うまくいかないだろうと思ったので、そんなにきっちりとは立てなかったです。

そのかわり、短い期間ごとにやらなきゃならないことを考えて、その中で絶対やることとか、優先順位を決めてこなしていくようにしましたね。

質問2

夏休み中はどのように勉強しましたか?

質問2への回答

夏期講習の教材を中心に勉強しました。1学期の復習みたいな内容が多かったですね。
先生たちからも夏は基礎を固めるように言われていたので、その通りに基礎的な内容を重視してがんばりました。

質問3

工夫した点などありますか?

質問3への回答

できるだけ朝早くから勉強できるように心がけました。

夜にだらだらしてしまうのが嫌だったんで、夜にはあまり予定をいれないで、朝に集中してできるような計画を立てていました。

質問1

振り返ってみて自分の良かった点などありますか?

質問1への回答

夏期講習の予習復習に計画以上に時間を取っちゃったんですけど、それが逆に良かったんじゃないかなって思います。

いろんな物に手を出すんじゃなくて、一つの内容を確実に身に付くようにするのが大事だと実感したので。あと、理科は努力した分だけ伸びる科目だと思うので、時間が取れる夏のうちにやっておくと、後々気持ち的にも楽になりました。

合格例:京都大学法学部 M.Tさん

質問1

夏休みの始めに計画を立てましたか?

質問1への回答

はい、もちろんたてました。夏休み直前の模試で、数学が苦手で、国語が人よりできることがわかっていたので、苦手科目に関しては夏期講習で補い、得意科目は自主的に勉強しようと計画しました。

また、日々の勉強量を記した日記を書き、しっかりと自己管理をしました。

質問2

具体的にどのような勉強をしましたか?

質問2への回答

私は、新しい問題をとくことよりむしろ、今まで解いてきた学校、塾のテキストの復習に重点を置き、勉強してきました。

最終的には、3周ぐらいしたテキストもあります。
そして、もちろん、夏休み中に受けた模試の復習も欠かさずにやりました。

また、苦手科目である数学を少しでも克服するために、数学に時間を最も多く割きました。
その分、得意科目の国語に時間を回せませんでしたが、数学の成績が上がったのでそれはそれで良かったです。

質問3

どのような環境、心構えで夏休みは勉強にとりくみましたか?

質問3への回答

私は、塾の自習室を利用していました。なぜかというと、朝早くから利用でき、自分のペースメーカーになると思ったからです。
時々、友達と談笑してしまい、勉強に集中できなくなったのは反省点だと思います。

しかしながら、私は実際の試験問題と同じ90分で区切り、しっかりとメリハリはつけ勉強できたと思います。

心構えとしては、私自身夏休み前まで部活をしていたので、第一志望の判定こそ悪かったですが、諦めずに第一志望に合格してやろうというおもいでしたね。

現役大学生に聞いた!夏休みの過ごし方

お次は現役合格した先輩たちの夏休みの過ごし方を調査しました。
先輩達は夏休み、どんな過ごし方をしていたのでしょうか?

ぜひみなさんの受験勉強の参考にしてみてください!

夏休みに絶対にやっておくべきこと

慶應大学商学部2年 K・Yさん
未習の範囲などがあれば、そこを集中的に勉強しておきましょう。夏休み後に未習の範囲があると焦るだけです。
東京大学理科二類1年 Y・Nさん
現役生はとくに英語・数学・国語の基礎固めをした方がいいと思います。数学の公式や英語の文法など、忘れていることが結構あるのでもう一度復習しましょう。私は三年の時に数Ⅲ・Cを習ったのですが、数Ⅰ・A・Ⅱ・Bをこの時期に復習しておいたので、夏休み以降は数Ⅲ・Cにしっかりと取り組むことが出来ました。

自己流の夏休みの学習方法

慶應大学文学部2年 K・Eさん
とにかく基礎を固めました。難しい問題集ではなく、基礎的な問題が載っている問題集を使って演習を繰り返しました。参考書は1科目につき2冊程度しか使用せずに、何度も同じものを解きました。あとは苦手科目には沢山時間を割いて、克服しようと頑張りました。
早稲田大学文学部3年 T・Kさん
夏休みは、英語は設問を解く事よりも、文章の内容を把握する事を意識して勉強しました。英語・古典においては文法を仕上げました。勉強法としては予備校のテキストの予習・復習を徹底し、文法の問題集は最低3回解きました。日本史は大まかな流れの把握に努めました。
早稲田大学商学部2年 M・Yさん
自分が使いやすいと思った参考書を何度も繰り返し解きました。あれもこれもと沢山買ってやりきれなくて焦ってしまうより、これと決めたものをやりこむのがいいと思います。
東京大学文科三類1年 R・Sさん
工夫したのはきちんと計画を立てて勉強したことです。毎日絶対にやるものを決めたり、苦手な科目には多く時間をとるなど、自分に合った勉強法を確立出来たことが合格につながったと思います。
慶應大学理工学部1年 A・Hさん
早寝早起きを心掛け、規則正しい生活リズムをつくっていたのがよかったと思います。病気になって体調を崩すと勉強のペースも崩されてしまうので、体調管理には気をつけていました。

夏休みにやるべきでないこと

慶應大学経済学部3年 Y・Oさん
苦手な科目を後回しにすることです。苦手なものは、つい敬遠しがちですが、そういうものこそ最優先にやることが大切です。私は嫌いなものを後回しにしていてあとで追いこみが大変でした。
東京大学経済学部3年 T・Sさん
焦りは禁物です。特に夏前までには基礎~中級レベルの問題を完璧にこなすことを目標に頑張るといいと思います。あまり早い時期から応用問題に取り組んでも焦るだけでいいことありません。
早稲田大学教育学部1年 K・Aさん
睡眠をきちっととってあまり夜更かしはやめた方がいいです。1日3時間睡眠の生活にしたら数日で体調を壊してしまいました。夜遅くまで無理をするよりも、安定した生活リズムを作る方が勉強の効率も上がります。

【1・2年生向き】夏休みの過ごし方(生活習慣編)

ここまでは受験生向けに夏休みの過ごし方について説明をしてきました。
しかし、当然のことながら1・2年生にも夏休みはやってきますし、勉強をしないわけにもいきません。

1・2年生も、夏休みだらだら過ごして後悔する前に、生活のリズムを固めて充実した夏休みにしよう!

朝ごはんはしっかりと食べよう

休みの日になると、ついつい寝坊して朝ごはんを抜いてしまうなんてことありませんか?

朝ごはんを食べない学生が増えていますが、朝ごはんを食べないと脳が働かず集中して勉強も遊びも全うできません!

しっかりと朝ごはんを食べて、1日のリズムを整えましょう。

脳のエネルギー源であるブドウ糖を多く含むご飯やパンなどの炭水化物を取ることをお勧めします。
時間があれば野菜サラダや卵焼きなども付けると栄養バランスも完璧です。

早寝早起きに努めよう

土日などの休日は、起きたら昼だったという経験がある人はいませんか?
夏休みは毎日が休日のようなもの。夏休み前に休日も平日も同じ時間に寝て起きるようにして習慣づけましょう!

脳が十分に働くには最低6時間の睡眠が必要といわれています。翌日早く起きなければならないのに夜更かしをするのはNGです。
ちなみに宿題を頑張るなら早起きして静かで集中しやすい朝するのがおすすめです。頭がクリアな状態なので効率もいいですよ!

また、朝なかなか起きれない人はラジオ体操を習慣づけることがおすすめです。
夏休みに陥りがちな運動不足も気持ちよく解消できます!

宿題を始める日や時間を決めておこう

夏休みの宿題は、なんとなく「いつかやる」と思っていても勝手にできていたりはしません。
自分でしっかりと時間をかけてこなす必要があります。

しかし、そうはいってもなかなかやる気が出ないのも事実。

そんな時はあらかじめ宿題をやる日や時間をしっかりと決めておきましょう。
そうすれば、遊びも勉強もけじめをつけて全力で取り組むことができるはずです。

最後に

いかがでしたか?

人それぞれの勉強スタイルがあるかとは思います。

しかし現実問題として、とても貴重な夏休みの過ごし方を失敗して後悔はしたくないもの。
それを未然に防ぐために、今回は受験生と1・2年生の夏休みの過ごし方を紹介してみました。

是非とも参考にしてください!みなさんのご武運をお祈り申し上げます。




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合格サプリの記事は、東大・早慶・GMARCHの現役大学生が執筆しています。

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