こんにちは、ライターのましゅーです。
古典文法チェック&演習シリーズ、今回は打消の助動詞「ず」を取り上げます。
打消の助動詞「ず」の意味は打消しだけです。上の語を否定する際に用いられます。他の語のように多義的な意味がないので覚えやすいですね!
打消の助動詞「ず」の活用
基本形 | 未然形 | 連用形 | 終止形 | 連体形 | 已然形 | 命令形 |
---|---|---|---|---|---|---|
ず | (ず)・ざら | ず・ざり | ず | ぬ・ざる | ね・ざれ | ざれ |
打消の助動詞「ず」意味・訳し方・接続
助動詞 | 文法的意味 | 訳し方 | 接続 |
---|---|---|---|
ず | 打消し | 〜ない | 未然形に接続する。 |
打消
「京には見えぬ鳥なれば、みな人見知らず」(伊勢物語・九)
(「京では見かけない鳥なので、人は皆よく知らない」)
捨てがたしとて捨てざらんや(徒然草・五九)
(捨てづらいといって、捨てないのだろうか)
「ず+ば(は)」で「もし〜ないならば」という表現になります。大学入試頻出文法なのでここでセットで覚えておきましょう!