【古典文法】助動詞「す・さす・しむ」

【古典文法】願望の終助詞「てしが(な)・にしが(な)・もがな・がな」

こんにちは、ライターのざっきーです。

古典文法チェック&演習シリーズ、今回は使役の助動詞「す・さす・しむ」を取り上げます。

使役とは、人に何かをさせることです。現代の「〜させる」に当たります。よく使用されるのでしっかり覚えておきましょう!

使役の助動詞「す・さす・しむ」の活用

基本形 未然形 連用形 終止形 連体形 已然形 命令形
する すれ せよ
基本形 未然形 連用形 終止形 連体形 已然形 命令形
さす させ させ さす さする さすれ させよ
基本形 未然形 連用形 終止形 連体形 已然形 命令形
しむ しめ しめ しむ しむる しむれ しめよ

活用の型は3つとも下二段型です。

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使役の助動詞「す・さす・しむ」意味・訳し方・接続

助動詞 文法的意味 訳し方 接続

さす
しむ
1.使役
2.尊敬
1. ~せる、させる 
2. ~なさる、お〜になる
未然形+す・さす・しむ

1. 使役

芸はこれつたなけれども、人の耳をよろこばしめむとにはあらず。(方丈記)
芸については下手であるが、聞く人の耳を喜ばせようとものではない。

からうじて待ちつけて喜びながら加持せさするに、(枕草子・二八段)
やっとのことで待ち受けて、喜びながら加持祈祷させたが、

2. 尊敬

われに御覧じあはせてのたまはたる、いとうれし。(枕草子・二六七段)
自分の方を御覧になられて、仰せられるののはとても嬉しい。

御衣賜はり給へりしを、筑紫にもて下らしめ給へりければ、(大鏡・時平伝)
御衣をいただきなさり、(それを)筑紫にもってお下りになされたので、

す・さす・しむが尊敬の意で使われる時は直後に尊敬語を伴う

す・さす・しむが尊敬の意で使われる際には、直後に「給う」などの尊敬語が接続します。
逆に、す・さす・しむが単体で使われているときはすべて使役です。

しかし、尊敬語が伴っても使役の意味であることがあるので気を付けましょう。

次ページ:実際の問題で確認してみましょう。

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