はじめに
こんにちは!
みなさんは数学が好きですか?
高校で習う数学は面倒な公式や計算方法を覚えるだけなので好きでないという人も多いと思います。私も今は数学科ですが、もともと数学は嫌いでした。
しかし、軽い気持ちで読んだ小説で、その公式の背景や別のアプローチを考えさせられ、実は奥が深く、おもしろいということに気づきました。
今回は、そんな「学校では教えてくれない数学の楽しさ」を学べる本を6つ紹介します。
目次
楽しく読めて数学がきっと好きになる本6選
『数の悪魔―算数・数学が楽しくなる12夜』(晶文社)
難易度★☆☆
数学が大嫌いな主人公の夢に現れた「数の悪魔」が楽しく数学のレッスンをしてくれる、というストーリー。
子ども向けですが、内容は大人が読んでもおもしろいです。
階乗を「びっくり」、ルートを「大根」と言い換えるなど、専門用語を使わずに解説してくれるので誰でも楽しく読めます。
文系理系問わずおすすめです。
『博士の愛した数式』(新潮社)
難易度★☆☆
記憶が80分しかもたない天才数学者と、そのもとで働くことになった家政婦の心温まるお話。50万部を超えるベストセラー小説で、2005年に映画化もされました。
「素数」「友愛数」など数字の性質に関する話が多め。小説が好きな方にはおすすめです。逆に数学が好きな人には物足りないかも。
『数学女子』(竹書房)
難易度★☆☆
大学の数学科がどんなところなのかが分かる4コママンガです。変人たちが繰り広げる日常を垣間見ることができます。「10種類の食玩を全部揃えるためには何個買えばいいか?」というような生活に即した数学の疑問が扱われ、ちょっとした豆知識が身につくかもしれません。
ただし、数学に関する話は少なめ。あくまでも休憩時間に読むマンガです。
『数学ガールの秘密ノート』(SBクリエイティブ)
難易度★★☆
数学が苦手な人に一番におすすめしたい本です。
あとで紹介する『数学ガール』というシリーズの高校生向けのもの。現在全8巻。小説が苦手な人にはマンガ版も。
三角関数や微分など、高校の授業に合わせた内容なので、授業の理解が深まります。
数学好きな男の子と、その周りの女の子の会話で話が進んでいきます。ライトノベルなので気軽に読めます。
『浜村渚の計算ノート』(講談社)
難易度★★☆
数学好きな女の子が、天才数学者が起こす「数学テロ」を解決していくという数学&ミステリーの話。
難しい数式を使わずに数学のおもしろい話題を幅広く紹介し、なおかつしっかり筋の通った話になっていて読みやすいです。
これもコミック版があります。
数学に苦手意識がある人はぜひ。
『数学ガール』(SBクリエイティブ)
難易度★★★
全5巻が発売中。
「数学ガールの秘密ノート」と登場人物は同じですが、扱う内容はかなりハイレベル。「行列」「ガロア理論」など高校で習わない内容も含むので、あまり興味がない人には難しいかも。
数学が好きでもう少し勉強したい人、大学で数学の講義を受けている人におすすめです。
最後に
いかがでしたか?
数学が難しいからと食わず嫌いでいるのはもったいないです。
今回紹介した本をぜひ読んで、数学を好きになってみてください!