目次
フォーカスゴールドの特徴
マスター編、チャレンジ編、実践編の3つで構成されている
フォーカルゴールドは、例題と練習問題が収録されたマスター編、入試問題で構成されるlevel up問題と演習問題が収録されたチャレンジ編、難関入試問題で構成される実践編の3つで成っています。
マスター編を完全に自分のものにすることでかなりの力がつきますが、そこで培った基礎力を応用する場としてチャレンジ編にも必ず手をつけましょう。
実践編はチャレンジ編までを完全にマスターして、余力があったらやりましょう。
全範囲に取り組まなくても、自分が強化したい範囲だけ取り組むことも有効です。
マスター編は、各問題の難易度が4段階で記されている
マスター編の例題と類題それぞれには*で難易度が記されており、難易度が一目で分かるようになっています。
*は基本、**は標準、***は応用、****は発展レベルとなっています。
私は*と**の問題については、ただ解くだけでなく問題を隠して解答を見ながらどんな問題であるかを予想することで、双方向からのアプローチでその問題をより完璧にしようと努めていました。
チャレンジ編には、対応するマスター編の例題番号が掲載されている
これが本書の最大の特徴とも言えます。
チャレンジ編には、その問題を解く上で参考になる類似問題の番号が記されています。
そのため、解けない時はヒントとしてその例題に遡ることができたり、解けなかった場合にその例題から復習することで基礎事項の理解が曖昧になっていないかどうかをチェックすることができるのです。
実践編には、最難関大学で必須の「整数」「確率」「関数」の難問が多く収録されている
フォーカスゴールドの実践編に載っているのは難関大学の入試問題から抜粋したものがほとんどで、どれも非常に難易度が高く解きごたえのある問題です。
特に最難関大学入試で頻出の「整数」「確率」「関数」の3分野に関しては、実践編の該当箇所に取り組むことで自分が受験する大学以外の問題に触れることができ、差をつけることができます。
フォーカスゴールドのおすすめの勉強法・使い方
【フォーカスゴールド】マスター編の使い方
何周もして基本的な解法パターンを身につける
フォーカスゴールドのマスター編は基本的な解法を身につけるためのパートです。そのため、例題と練習問題を何度も繰り返して解くことが必要になります。
まず15分と時間を決めて例題に取り組みます。
解答が出せたら、答えあわせをし、自分の記述と解答の記述を見比べます。
記述問題では答えを出せることよりも途中式や説明が適切かどうかが非常に大切です。
これは私の数学の先生がおっしゃっていたことですが、記述問題で所々記述の抜けがあるが正解の値が出せている場合と、記述は完璧にできているが最後に計算ミスで答えの値が違う、という場合では、後者の方が高得点をもらえるそうです。
この話からも分かるように、記述問題においては最終的な値の正誤よりもその過程をいかに記述するかがポイントになってきます。
そのため、どんなに簡単に解けた問題であっても必ず記述を模範解答と照らし合わせましょう。
そして足りない要素があったらマーカーでチェックし、もう一度1から自分の手で解答を作っていきます。
解答が出せなかった場合は、まず模範解答の上半分だけを見ます。
アプローチ法が分かったら再び解答を見ないで解いてみましょう。
正解した場合は、模範解答にどの部分から自分で解けたかを忘れないように記入しておきます。
半分解答を見てもわからない場合は、解答を見て、どこが分からなかったかを模範解答に書き込み、何も見ずに1から解答を作りましょう。
また、分からない問題は必ず次の日にもう一度復習しましょう。そうすることで本当に理解できているかを確かめることができます。
【フォーカスゴールド】チャレンジ編の使い方
類題を参照しながら時間をかけて取り組む
マスター編を完璧にしたら、次はチャレンジ編に取り組みましょう。
ここは速度を気にしてどんどん回すというより、初見の問題をあらゆる解法と照らし合わせながら噛み砕き、それに立ち向かっていく訓練をする場なので、原則答えは見ないようにするべきです。
私は難しい問題は1日解答を見ませんでした。
その代わり1日置きにlevel up問題に取り組んでいました。
朝1問難しい問題に取り組み、休み時間などを使って常に解法を考え、夜寝る前に答えを見るのが習慣でした。
そこで納得したら、翌朝もう一度答えを見ずにその問題を解くことで自分が本当に理解しているのかをチェックしました。
前日の問題を復習した日の午後は二日前の問題を復習し、そしてまた次の日の朝に新たな問題を解く、というサイクルで徹底的に思考する訓練をしました。
level up及び演習問題には、その類似問題の番号が記されているため、その問題を解く上で鍵となる解法がどの例題で紹介されていたかが分かります。
そのため、初見の問題を見てどのアプローチで解くかを考える訓練ができます。解けない問題は類似例題に遡って復習しましょう。
【フォーカスゴールド】実践編の使い方
余力があったら取り組むべき
実践編は余力があったら取り組みましょう。やり方はチャレンジ編と同様です。
ですが、ここまで完璧にすることは特に文系受験生にとっては負担が大きくなってしまいます。
もちろんここまで取り組むことがベストではありますが、中途半端に手をつけるよりは、マスター編とチャレンジ編をその分完璧にした方が効果的です。
また、自分の受験校で頻出の分野など強化したい分野に絞って取り組むことも有効です。