目次
実践数学重要問題集(理系)の特長
【実践数学重要問題集(理系)】①高校数学の全範囲が1冊にまとまっている
本書の第1の特長は、この1冊で高校数学全範囲のおさらいができることです。
高校数学は数ⅠA・数ⅡB・数Ⅲの3つに分かれているうえに単元が多いため、3冊構成の問題集が多くなっています。
そのため数学の問題集を全て持ち運ぶとなると重く、移動で疲れてしまいますよね。
また持ち運ぶ問題集を選ぶのも、事前に今日はどの単元をやろうか決めてカバンに詰めるという手間がかかります。
しかし本書には高校数学を網羅した300問が1冊にまとまっているので大変持ち運びやすいです。さらに公式集も付いているので、数学はこれ1冊でカバーできます。
【実践数学重要問題集(理系)】②レベル別に問題が載っている
本書には、A,B,Cの3段階のレベルに分かれて問題が掲載されています。
具体的にはA問題が標準問題(中堅私大)、B問題が応用問題(MARCH〜難関国公立)、C問題が発展問題(最難関国公立)というようにレベル分けされています。
幅広く標準問題から発展問題まで用意されているので、個人のレベルに合わせて解くことができます。
例えばA問題から徐々にレベルを上げたり、難問だけにチャレンジしたりといったように個人のレベルに合わせて取り組むことができます。
このように使い方を個人でカスタムできることが本書の大きな魅力ですね。
【実践数学重要問題集(理系)】③特に重要な問題には必解マークがついている
本書では必解問題にマークがついているため、入試を乗り越えるうえでおさえるべきポイントが分かりやすくなっています。
必解問題とは名前の通りマスターしておく必要のある問題であり、具体的には頻出問題・多くの受験生が得点する問題が挙げられます。
なぜなら、多くの受験生が解ける問題であるうえに、勉強すれば比較的容易に点数がとれるものが多いからです。
つまり解法を覚えておらず必解問題で点数を落としてしまうと、周りの受験生に遅れを取ってしまうことになります。
また必解マークがついている頻出単元の問題を確認できるため、試験前のおさらいにもちょうど良いです。
実践数学重要問題集(理系)のおすすめの勉強法・使い方
【実践数学重要問題集(理系)】①基礎を固めてからレベル別に解き始める
本書は参考書というよりも理系学生向けの問題集であるため、教科書レベルの問題はわかっている前提で作られています。
難問は幅広い単元の複合問題であることが多いですよね。つまり難問を攻略するためには、基礎を固めてからレベル順に問題集を進めていくことが近道になるということです。
具体的にはA問題を全範囲解いてからB問題に進むという流れです。
得意な単元も含め、全範囲解くことをおすすめしますが、データの分析などの共通テストだけで使用する単元は必解問題のみでも良いと思います。
C問題はハイレベルな問題で構成されているため、A問題・B問題を解ききって余力がある場合は挑戦してみましょう!
最難関大学を目指すためにも基礎が大切なので、まずはA問題とB問題を身に付けることが重要ですね。
【実践数学重要問題集(理系)】②解答の横のスペースに理解したことを書き込む
問題の解説横に十分にメモがとれるスペースがあるため、このスペースに解説を読んで新たに理解したことをメモしていきましょう。
問題を解いたあとは答えや大まかな考え方があっているかに注目しがちですが、自分なりにポイントを見つけることで、解説の文を丁寧に読むようになり理解度が深まっていきます。
受験本番では緊張などにより、曖昧な記憶は思い出しにくくなってしまいます。そうならないように書き込みを何度も目にすることで記憶を定着させましょう!
実際に問題を解いて気づいたことやポイントを書き込み、自分なりの参考書を作っていきましょう!
【実践数学重要問題集(理系)】③問題文を読んですぐに指針が立てられるように定着させる
数学の問題を解く上で指針を立てる力は非常に大切です。
共通テストなどに見られる穴埋め問題では、問題文に沿った指針を思いつけなければ、基本解けません。
反対に難しい記述問題でも指針を立てられると、すぐに解けることがあります。
もし初見では思いつかないような指針が思い浮かばなくても、スタンダードな指針で途中まで解ければ部分点を狙えます。
指針をスムーズに立てるためには、多くの指針の暗記が必要になります。
流れとしては、まず問題文を見て指針が立つか確認し、立たなかったら解説の指針を読みます。そして忘れていたポイントに下線を引いて自分のミスの傾向を把握します。
このような確認を不安な点がなくなるまで繰り返しましょう。
理系は社会などの暗記科目が少ないので、その分より多くの指針を覚えましょう!