目次
リードα化学基礎+化学の特長
【リードα化学基礎+化学】①基本的な問題が豊富
まず、この問題集の特長は、基本的な知識を問う問題がたくさん入っているという点です。
入試の化学は最終的に、長い問題文を理解して何を問われているか理解する力が求められます。
しかし、その前提として教科書レベルの知識が身についていないと、何から考えれば良いのかすら分からなくなります。
逆に教科書レベルの知識がカバーできていれば、ある程度推測で解ける部分も多いです。
このリードαに載っている問題は、その入試で求められる基本的な知識をかなりカバーしてくれています!
おそらくこの参考書だけで、センター試験の化学であれば満点を目指せるレベルまで到達します。
私自身この問題集を2周したころには、センター模試で8~9割とれるレベルにはなっていました。
また、二次試験についても地方国立レベルの問題であれば合格点はとれるレベルです。
さらなる二次試験対策用の問題集として、『重要問題集』や『化学の新演習』などがありますが、まずこのリードαレベルの参考書を一冊こなすことでスムーズにつなげられるはずです。
化学は基礎的な部分で点数の差が出る科目と言っても過言ではありません。
【リードα化学基礎+化学】②計算式、解説が丁寧
リードαは化学の前提知識がない人が始めても、全く問題のない問題集と言えます。
というのも、モル計算のような基本的な計算の途中式がとても細かく載っていて、挫折しにくい構成になっているからです。
また知識面についても、問題の解説には暗記すべき事項がコンパクトにまとめられています。
これをノートに書き留めたりすることで、効率よく問題の要点を整理する事ができるでしょう。
【リードα化学基礎+化学】③暗記事項のチェック問題付き
リードαには基本的な問題がたくさん載っていますが、その前のページに基本中の基本の暗記事項を「基礎CHECK」という所で問題形式にしてまとめてくれています。
化学は基本的に覚える事が多いので、「もう何から暗記すればいいのかも分からない」という事態が起こりかねません。
この問題集の基礎CHECKは、まず覚えるべき事が何なのかを理解する上で役に立つはずです。
これが全問正解できるようにしてから、問題を解き始めると効率がいいと思います。
リードα化学基礎+化学のおすすめの勉強法・使い方
【リードα化学基礎+化学】①学校の授業に合わせて演習する
リードαは学校で配られる事が多いと思います。テスト前の課題になることもよくあるでしょう。
ですが、これをテストの前日に一夜漬けでやろうとしてもなかなか身につきづらいです。
学校の授業で進んだ範囲を実際にこれで解いてみる、という使い方がベストだと思います。
また、学校で配布されている場合であれば、分からないところを化学が得意な子に聞きやすいはずです。
そのように友達を頼りつつ、ペースよく解いていきましょう。
とはいえ、自習用としても使える教材です。
難関大学を目指しているけれど学校の化学の進度が遅いという場合には、これを予習教材として利用することも非常に有効です。
「教科書や解説を読んで、問題を解きたい」という時に重宝します。
【リードα化学基礎+化学】②分からない問題を3周する
リードαは問題数が多いので、なかなか全ての問題を繰り返し解くのは時間的にも厳しいです。
1周目で間違えた問題や不安な問題をこまめにチェックして、2周目以降はそのチェックした問題を確認するとよいでしょう。
また、リードαに載っている全ての問題を手を動かして解くことを薦めます。
この問題集は問題の量は確かに多いのですが、入試に出てこないような知識を要する問題は載っていません。
リードαはリードAが内容の説明、リードBが暗記のチェック、リードCが基本問題、リードDが応用問題、という4ステップから成ります。
その中でも特にリードCまでの問題については、理解できていないと困るものばかりです!
そのため、盤石な化学の知識を得たい人は全ての問題を解きましょう。1冊全て解くことで抜け漏れを防げます。
【リードα化学基礎+化学】③テストに頻出の例題で全体像を確認する
リードαは基本問題の前には基本問題と同レベルの例題、応用問題の前には応用問題と同レベルの例題が載っています。
化学の問題をいきなり自力で解くのは難しい!という人は、この例題の解答のプロセスを追うことで、その章の内容をある程度理解すると良いでしょう。
なお定期テストでは、この例題はよく聞かれる部分です。
とりあえず時間がない、その状況でも定期テストで最大限に点数を取りたいという場合は、例題をまず理解する事を薦めます。