地理B早わかり 要点整理の特長とおすすめの使い方・勉強法

地理B早わかり 要点整理の特長

【地理B早わかり 要点整理】①駿台の超人気講師が執筆

本書の著者は、駿台予備学校の超人気講師である宇野仙先生です。

(宇野先生についてはこちら)
https://pchira.wicurio.com/index.php?%E5%AE%87%E9%87%8E%E4%BB%99

その人気ぶりは凄まじく、季節講習はほぼすべての講座が満席になります。

人気の理由は何といっても丁寧な授業プリントとわかりやすい解説です。

本書にはそんな宇野先生の講義のエッセンスが凝縮されています。

私は予備校生時代に宇野先生の授業を受けながら、復習のために本書を使っていました。

併用してみて、根拠に基づいたわかりやすい解説がそのまま再現されているうえ、授業プリント内の図表と全く同じものが掲載されている、と感じました。

そのため、予備校で宇野先生の授業を受けている人はもちろん、「そろそろ地理の勉強を始めなきゃいけないけど、どうしたら良いかわからない……」と悩んでいる人にもおすすめです。

【地理B早わかり 要点整理】②センターレベルから二次対策までカバー

皆さんは、「難関国立大二次試験」と聞くとどのようなイメージがあるでしょうか?

「センター試験とは全くの別物なんでしょう?」
「難しい知識が問われそう……」

そんな風に思い込んでいる人もいるかもしれません。

しかし実は、難関国立大学の二次試験で要求される知識は、(少なくとも地理においては)センター試験に必要な知識量と大差ありません。

二次試験では、主に「基本的な知識とその原理を理解したうえで、簡潔に要領を得た解答を作ること」が求められます。

そのため、別途記述の練習をする必要はありますが、二次試験用に新たに知識を詰め込む必要はほとんどありません。

本書は主に日常学習およびセンター対策用として売られていますが、「なぜそうなるのか?」という説明がしっかり書かれています。

だからこそ、センター試験においてのみ地理を使う人はもちろん、「二次試験でも地理を使う!」という人にもおすすめできるのです。

【地理B早わかり 要点整理】③コンパクトなため持ち運びやすい

「コンパクトでいつでも持ち運べる」

些細なことのように思われるかもしれませんが、実はこれとっても大事なことなんです。

受験生、特に現役生は「いかに時間を有効に活用するか」が合格を左右すると言っても過言ではありません。

本書は『空いた時間にサクサク読める』よう、軽くて開きやすいつくりになっています。

カバンに入れても全然かさばらないので、常に通学カバンに入れておき、電車・バスに乗っている間や休み時間などの空き時間に、サッと取り出して眺めるだけでも十分効果があります。

地理B早わかり 要点整理のおすすめの勉強法・使い方

【地理B早わかり 要点整理】①まずは熟読せず全体に目を通す

購入したらまず、全体に目を通してみましょう。

その際、赤字の部分を覚えようとしたり、解説内容を理解したりしようとする必要はありません。

ただ漠然と、

「砂漠化についてか……授業でやったな……」
「まだオセアニアの地誌は頭に入ってないんだよな~」

などぼんやりと考えながら、「本の大体どの部分に何が書いてあるか」を意識して全体を見渡してみてください。

このときテレビや音楽など、集中力を遮るようなものはシャットアウトするようにしましょう。

【地理B早わかり 要点整理】②文章や図が思い起こせるようになるまで何度も開く

さて、本の全体像が何となく掴めてきたら、今度はじっくり読んでいきます。

熟読と言っても、机に向かって、

「よし、やるぞ〜!」

と意気込んで読む必要はありません。

机に向かうことのできる貴重な時間は(特に高3の夏前までは)、英数国などの主要科目に使ってください。

先述したとおり、英単語や古単語を覚える時と同様、空き時間を見つけては読んでいきましょう。

大切なのは、「この一冊の内容が完全に頭に入るまで繰り返し読む」ということです。

「完全に頭に入る」とはどの程度かというと、模試や過去問演習でキーワードを目にした時、その単元のページが写真のように頭に浮かんでくるようになるまで、です。

図表を頭に入れておくと、類似したものが試験で出た時に取り乱すことなく問題に取り掛かることができます。

また、二次試験でも地理を使う予定の人は、文中に良い言い回しがあったときに覚えておくと、記述の際にそのまま使えることがあります。

とにかく数回で諦めることなく、この一冊を完璧に頭に入れることが大切です。

【地理B早わかり 要点整理】③問題演習の際手元に置く

ここからは少し番外編のようになりますが、もう一つ本書の効率的な使い方を紹介しておきます。

それは、問題演習の際に手元に置いておく、という使い方です。

センター試験などの過去問や予想問題を解いていて、

「ただ消去法でやったら正解した」
「正解の番号はわかったけど、選択肢が合っている/間違っている理由がわからない」

という経験をしたことはありませんか?

高3の11月頃までの演習の目的は、「点数を稼げるようになること」ではなく、あくまで「自分の穴を見つけて埋めること」にあります。

ですから、演習の際に感じた「モヤモヤ感」をそのままにしておくのは、非常に勿体無いことなのです。

そこで、演習時に本書を手元に置いておきましょう。

答え合わせしてすぐにその単元を確認することができ、知識を曖昧なままにしておくことが無くなります。

また、記述問題の演習をしていて、解答が書けない時、すぐに模範解答を見てしまうのではなく、一度本書で単元内容を確認し、本書を見ながらでも良いので、もう一度解答を作ってみる、というのもおすすめです。

すぐに模範解答を見る場合に比べ、自分で文章を構成する機会が増えるので、記述解答作成力をより伸ばすことができます。




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