目次
数学基礎問題精講の特長
【数学基礎問題精講】①「基礎」から応用まで様々なレベルに対応
この問題集は基礎的な問題だけにとどまらず、入試レベルの問題まで収録されているので、どんな実力の人にもおすすめです。
基礎的な問題は完璧だと思っている人も、数学の用語やその定義を問う問題は確認する必要があります。
用語の確認によって、公式の丸暗記に依存する効率の悪い学習を避けたり、条件を示すことが重要な記述問題に対応できるようになったりするからです。
つまり、用語を根本から理解することで、応用問題を自分の力で解くときに必要となる土台を作ることができるのです。
また数学基礎問題精講では、模試レベルの応用問題や分野を横断した複合問題なども充実しており、入試を意識した学習ができます。
そのため、この問題集は過去問を解く前の準備を進めたい受験生にもおすすめです。
【数学基礎問題精講】②厳選された問題だから周回がしやすい
数学基礎問題精講シリーズでは数学ⅠAは149題、数学ⅡBは170題、数学Ⅲは125題が収録されています。
もし1日に10題ずつ解けば、1冊を2週間で1周できるので、周回がしやすいです。
高頻度で周回すると間違えた問題を完全に忘れる前に解けるので、より定着しやすいですよ。
また、数学の内容全体を俯瞰して単元ごとの関係を把握できるので、模試などで出題される単元を跨いだ複合問題に対応する力もつきます。
私は同じ問題を2度正解できたら次の周回では飛ばしていたので、高校3年生の4月から7月にかけて10周以上解くことができました。
ただし何ヶ月も経つと忘れてしまうこともあるので最後は飛ばさずに解き、確認することをおすすめします!
【数学基礎問題精講】③問題演習を通して段階的に知識を習得できる
数学基礎問題精講では単元ごとに、問題の難易度が徐々に高くなるよう並んでいます。
そのため、順番通りに解き進めるだけで、自分がどのレベルまで理解しているのかを簡単に把握できます。
また、難易度の高い問題も前半の問題で用いた基本的な公式や考え方を元にしていることが多いので、自力で解けることもあります。
必要となる知識を忘れてしまっていた場合はすぐに確認しましょう。
また、知識は問題で実際に用いることで自然と定着しますよ。
応用問題の考え方の元となっているような基礎的な問題は、他の問題でも用いられる重要な問題なので特に力を入れて復習しましょう。
数学基礎問題精講のおすすめの勉強法・使い方
【数学基礎問題精講】①ヒントと解答を隠して自力で解答
基礎問題精講はひとつの解法につき
- 例題⇨精講⇨解答⇨ポイント⇨演習問題
という構成になっています。
「精講」というのは例題のヒントで、例えば注目すべき問題文のポイントなどが示されています。
まずは精講と解答、ポイントを隠して取り組んでみましょう。解法が思いつかなかった場合に、精講を読みます。
解答をすぐに見るのではなく、ヒントを得てから自分で考えることにより、問題を解く上で必要な視点が身につきます。
例題を解き終えたら、解答の記述の流れを整理しながら読んで答え合わせをしましょう。
記述の流れを理解することで、減点されない論理的な記述ができるようになります。
その後例題に対応した演習問題をヒント無しで解くと、例題で学んだ内容をしっかりと定着させることができますよ。
【数学基礎問題精講】②試験直前にポイントを確認
基礎問題精講の「ポイント」では問題を解くうえで必要な公式や、押さえておかなければならない事項が紹介されています。
忘れていたり知らなかったりしたポイントはこまめに復習して、早く身に着けられるようにしましょう。
計算を簡単にできる公式など、問題が楽に解けるようになるポイントもあるので、覚えるのがおすすめです。
私はいつも定期試験や模試の前にも確認していたので、間違えやすいポイントに付箋を付けてすぐに確認できるようにしていました。
基礎問題精講に載っている知識や問題は頻出で、私自身試験直前に確認したポイントの内容が模試や定期テストでそのまま出題された経験が何度もあります。
どんな試験で問われても必ず答えられるよう、こまめに復習をして準備しておきましょう!
【数学基礎問題精講】③模試や過去問演習で躓いた時に復習
何度も周回して基本的な公式や事項を理解したつもりになっていても、模試や過去問演習の時に思い出せなくて悔しい思いをした人は多いと思います。
抜けてしまった知識の復習には、やはり慣れ親しんだ参考書を使うのがおすすめです。
何度も解いた問題で確認する方が、効率的に知識を思い出して定着させることができます。
また、数学基礎問題精講なら模試や過去問の類題をすぐに見つけることができます。
基礎問題精講では、目次に問題の内容や使う公式などが記載されているからです。
類題を見つけたら、精講やポイント、解答の記述の流れなどをもう一度確認して解きましょう。
必要な知識を確認できたら、模試や過去問の躓いた問題に戻って、次に出題された時に必ず解けるレベルまで復習しましょう!