【東大女子 佐賀】不安を乗り越えて合格!東大で文転した彼女が今はまっているものとは?

文学部での学び

―今1番楽しいことはなんですか?

 今は英米文学の勉強が楽しい!文学をどう読み解いていくか、っていう理論の話が好き。ジェンダー論とかクィア理論(ジェンダー研究やフェミニズム研究などから構築された理論)が特に好きで、それを使って文学を読み解くっていう手法に惹かれて英米文学に進んだっていうのもある。ふんわりと自分が好きだったものを、学問的にこういう理論で研究されてるっていうことを知れたのが楽しかったんだよね。文学作品そのものについて学びだしたのは英米文学に進んでからだけど、やってみたらテキスト自体を扱うのも面白くて。今はシェイクスピアに1番興味があって、今年の夏に行ったケンブリッジ大学のサマースクールもシェイクスピアコースをとったんだけど、それもすごく楽しかった!今のところ、卒論もシェイクスピアで書く予定!

―英米文学への愛が伝わってきます!

 大変な授業もあるけど、変態的に好きなものを持ってる同期とか先輩とか、優秀な人がいっぱいいて刺激を受けるし、やっぱり何より楽しいね。尊敬してる先生にレポートを読んでもらえて、しかも添削とか評価までしてくれるのはやばい!!

―レポートがラブレターみたいですね(笑)大学卒業後は大学院進学ですか?

 そうだね。受かるといいな・・・。大学院を卒業したら、できることなら研究職に就きたいと思ってます!

サークル活動

―では次に、サークルについても聞いてみたいと思います。フルート同好会とEstudiantina Komaba(以下EK)に所属されているということですが、それぞれどんな活動をしていますか?

 フルート同好会は文化祭での演奏が中心で、何年もフルートをやってる人から大学から始めた人まで幅広い!曲はJ-POPとかジブリとかを演奏してるかな。EKは「ラテンアメリカ音楽演奏入門」っていう授業の修了生が入るサークルで、ベネズエラ音楽を演奏してる。東京にはそんなマイナーな音楽を演奏するサークルもあるもんなんだ・・・!って思ったけど、ベネズエラ音楽だけを演奏してる学生楽団は全国にEKしかなかった(笑)12月には第2回定期演奏会を開催しました!

―しましたね!私もEKに所属していて日山さんの後輩にあたるわけですが、改めて定期演奏会どうでしたか?

 楽しかった!私は演奏はフルート中心だったね。EKはコンサート作りのスタッフワークもみんなでやるのが特徴だけど、それに関しては広報チーフに迷惑かけまくって申し訳なかった・・・。

―また同じ舞台に立てるのを楽しみにしてます!

定期演奏会での演奏

定期演奏会での演奏

―EKに入る、ひいては「ラテンアメリカ演奏入門」を履修するきっかけはなんでしたか?

 EK主宰教員かつ「ラテンアメリカ演奏入門」教員の石橋先生のスペイン語の授業を受けてたんだけど、宣伝として突然クアトロ(ベネズエラの国民楽器)を弾いて歌い出したの(笑)最初やばい人だって思ったけど、ミニコンサート付きの説明会に行って、気付いたら入ってた(笑)

―演奏を聴くと引き込まれますよね!

最後に

―受験生時代のことから現在の話まで伺ってきましたが、女子高校生に向けてメッセージをお願いします!

 地域とか家庭とかによって状況はそれぞれだと思う。そんなにうまくはいかない、頑張れと言われても困るという人もたくさんいると思う。それでも、外に出たい、勉強したい、何かをやりたいっていう思いは諦められないですよね。1人だと頑張るのが難しいこともあるかもしれないけど、ぜひ先生や周りを巻き込んでみて。色んな人に話を聞いてみたら、自分が考えもしなかった支援とかがあるかもしれない。時には相談して、時には逃げて、今頑張っている子たちが、1人でも多く自分の希望する進路に進めることを祈っています。思いが重すぎるかな(笑)

―いやいや、励みになると思います!今日はありがとうございました!

興味があるものや好きなものに一直線で進む日山さんがとてもかっこよかったです。個人的には、受験生時代の状況や心境が似ていて共感しっぱなしでした。いわゆる超進学校ではない高校で頑張っている女子高校生にとって、特に励みになるお話だったのではないでしょうか。

東大女子キャン運営委員会とは?

東大の男女比の偏りに問題意識を持ち、女子高校生に東大を身近に感じてもらうために活動する団体。

女子高校生向けのウェブでの情報発信や東大本郷キャンパスでのイベント開催をしています。女子高校生の進路選択を全力で応援しています!




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