東大女子キャン運営委員会が送る47都道府県東大女子インタビューその32
今回インタビューした方はこちら!
お名前 | 立石 ひなの (たていし ひなの) |
出身高校 | 県立八戸高校(非中高一貫 入学年度東大合格者数7人) |
入学時の科類 | 文科三類(2017年度入学) |
高校の部活 | 吹奏楽部 |
今回は東京大学文科三類1年(インタビュー当時)の立石ひなのさんにインタビューしました!小学生から東大一筋だったという立石さん。彼女の進路を変えた高校・大学での経験とは?随所に溢れるユニークなエピソードとともにお楽しみください!
東大を身近に!青森出身ならではの工夫
―今日はよろしくお願いします!青森出身…青森の人、東大で初めて会ったかもしれません。
少ないと思います(笑)。県全体でも東大に行く人は10人とかですね。
―レアですね!東大を目指す人が周りにいないと、そもそも東大という選択肢が出てこなそうですが …どのようなきっかけで東大を意識したのでしょう?
実は、小4の時に親に勧められてドラゴン桜を読んで東大を目指そうと思いました。
―え!東大を目指す小4、なかなかツワモノですね…(笑) また、きっかけが漫画とは…それ、親が刷り込もうとしたのでは? (笑)
そうかもしれません… (笑) おかげで、それ以来東大以外の大学を考えたことがありません。
―刷り込み、大成功してますね…(笑) 他に、東大を目指すにあたって工夫していたことなどはありますか?
勉強面では、鉄緑会の個別指導を受けていました。
―鉄緑会の個別指導!?初めて聞きました…どのようなものなんでしょう?
鉄緑会のテキストを使って、東大生がオンライン通話で指導してくれるんです。指導もよかったですが、担当の東大生の方が東大の楽しい話とかをしてくれて。それが東大を目指すモチベーションにつながっていたかもしれません。
―そんなものがあったのですね…地方の人だと、「東大の人が周りにいないので、雲の上の存在だと思っていました…」という人が多いのですが、東大生と話す機会があると、それだけで身近に感じられそう。
いやいや、それでもやっぱり「雲の上の存在」でしたよ(笑)
文転という選択
―吹奏楽をやられていたということですが、いつ頃までやっていたのでしょうか?
高3の5月ですね。とは言っても、引退ではなく途中でやめてしまったんですけ
ど。
―そうなんですね。なぜやめたのですか?
その時受験のことで色々と悩んでいたんですが…結局、勉強に専念しようと思って辞めました。
―それはどのような…?
実は、私は元々医者になろうと思っていて、高校で理系を選択していたんです。でも、絶対医者になってやるっていう意志もなかったし、物理が全くできなくて…(笑)高2から高3になる3~4月は、「自分は、何がやりたいんだろう」「どうすればいいんだろう」って、ずっと悩んでいました。
―それで、最終的に文転したわけですね。文転したのはいつぐらいでしょう?
高3の6~7月ですね。
―そこから現役で受かってしまうのがすごいです…。きっかけなどはあったのでしょうか?
東進に小中学生だったころから見てくださっていた仲の良い先生がいて、その人が「自分がやりたいことをやったほうがいいよ」って言ってくれて。その言葉に背中を押されました。
―親身になってくれる人がいると心強いですよね!文転に関して、他に周りの人の反応はどうでしたか?
親は、最初は「無理無理」って言ってたんですけど、最終的にはわかってくれました。高3で文転したので、社会科目を学校外で勉強しないといけなかったんですが、「浪人するより安い」とその分の予備校の授業を取ることも許してくれて。親には、本当に感謝しています…。
あ、ちなみに学校は文転に対して厳しくて、ちょっとケンカしました(笑)
最終的には担任の先生をはじめとした先生方も応援してくれて、今では感謝していますが。
―いい話…と思ったら、高校とケンカですか(笑)まあ、一か八かとも言える選択ですしね…。そんな中で合格されたのが素晴らしいです。