はじめに
日々の勉強に欠かせない文房具。ノートやペンなどがその代表例として思い浮かびます。
その中で今回ご紹介するのは、付箋。貼ってはがせるのが便利ですよね。
しかし付箋の利点はこれだけではありません。うまく使えば勉強が今まで以上にはかどるかも。
この記事では、付箋の役立つ使い方をご紹介していきます。
目次
付箋にはどんな種類・特徴がある?
付箋は現在、様々な会社からたくさんの商品が販売されています。文具店をはじめ、100円ショップや雑貨屋、コンビニでも買うことができるほか、プレゼントやおまけとして手に入れられることも。
では、付箋にはどのようなタイプのものがあるのか見ていきましょう!
①紙製の付箋
付箋のことを付箋紙と呼ぶほど、付箋には紙のイメージが強いようです。皆さんの頭の中にも紙のものが浮かんだのではないでしょうか。
紙製の付箋にはいろいろな色や形があります。正方形や細長など四角いもののほか、花やフキダシといったユニークな形状のものもあります。
紙製付箋の特長は、鉛筆や万年筆などどのような筆記用具でも書きこめる点です。何かを書き留めて伝えるのに向いています。鉛筆やシャーペンで書いたものなら後で書き直すこともできます。
難点なのは、折れやすく水に濡れやすいところです。また、書いたり消したりを繰り返すと、付箋の色が薄くなったりシワがついたりします。
②フィルム製の付箋
最近たくさんの商品を見かけるようになったタイプの付箋です。長方形のものが多く、形状の種類は紙製より少ないです。透明のものが多いですが、先端や全面に色がついているものもあります。
フィルム付箋の特長は、折れにくく水に濡れにくい点です。しっかりマークしたいところに貼るのに向いています。
しかし、フィルム製のほとんどが書き込みできないのが難点です。また、ものによってはフィルムが色落ちすることもあります。
タイプ別・勉強に役立つ付箋の使い方
付箋の主な使い道は、伝言などのメモにしたり栞として本などに貼ったりという2点でしょう。
そんな付箋に対しては「貼るのが面倒」「必要性を感じない」などの声も聞きます。確かにそう考える人もいるでしょう。しかし、付箋を使うことで多くの人に有益なのは事実です。
ではどう使えば良いのでしょうか? 以下に(主に筆者の)付箋活用法を記していきます。
①フィルム製の付箋の使い方
単語や熟語を覚えるとき、皆さんはどうしていますか?おそらく、単語帳や熟語帳に付箋を貼る人が多いでしょう。
筆者は、分からない語・覚えられない語に付箋を貼っていました。そのとき使ったのが、100均のフィルム製の細い付箋。
coco fusen CARDという付箋も家にあり、それはハサミで細く切って使っていました。
使っていた商品:DAISO 蛍光カラー 極細インデックス
(画像:)
使っていた商品:coco fusen CARD
カンミ堂 商品紹介ページ
(画像:)
全面に色が付いているクリアタイプは、覚えたい語の上に貼っても見えなくなることがないので重宝します。一方で、色がついている不透明タイプは語のわきに貼っていました。
折れにくさが嬉しい
そしてここで、「折れにくい」という特長が役に立ちます。付箋が単語帳などから少しだけ飛び出ているくらいなら、カバンの中へ多少適当に投げ入れてもあまり折れないのです。そのため繰り返し使うことができます。
はがして得られる達成感
さらに、覚えられた単語の付箋をはがしていくときに達成感が味わえます。達成感は勉強のモチベーション維持のために必要です。付箋を使えば簡単に達成感を得られ、勉強へのやる気を保てます。最後の一枚をはがしたときは、達成感がひとしおですよ。
勉強を始めたころはほぼすべての語に付箋を貼ることになり、「自分は何にも覚えられていない」と焦りました。しかし日々勉強を続けていくと付箋の数がどんどん減っていき、「最初に比べて自分はこんなに覚えられた」という自信へとつながっていきます。付箋を貼る・はがすことで、自分の頑張りを目で見える形で把握できるのです。
色分けはしすぎないようにする
上に挙げた付箋は何色かセットになっています。しかし、全ての色を一冊の中で使ってしまうと、カラフルになりすぎて見にくくなることも。
私がフィルム製付箋を使っていたものは、古文単語・英単語・英熟語・日本史一問一答ですが、それぞれにテーマカラーを設け、付箋を貼ったときにカラフルになりにくいようにしていました。
②紙製の付箋の使い方
すべきことがたくさんあるとき、皆さんはどうやってそれらを管理していますか?
私は、終わらせるべき問題集や勉強での目標を紙製の付箋に書き込み、目につくところに貼っておきました。そのとき使っていた付箋の一例がこちらです。
(自分が分かるような略称で書いています)
四角い付箋の使い方
写真下部のピンクや黄色の付箋のような横長あるいは縦長の付箋には、一言で納まる目標などを書いて貼っていました。目に入った瞬間に気持ちをより高めてくれるのでおすすめです。
また、本番まであと何日かということを書いて貼っておけば、その付箋がふと目に入ったときに気を引き締められます。
写真左上の緑色の付箋のように面積が広いものには、書き込むことが多いものが向いています。私の場合は、志望校の学部の過去問を何年分解いたかを教科別に書き込んでいました。
ダイカット付箋の使い方
ユニークな形をした付箋はインパクトがありますよね。自分が忘れがちな事項をダイカット付箋に書いておけば、ひときわ目を引くので一日に何回も見ることになり、忘れずに済みます。
ダイカット付箋にはキャラクターの形をしたものが多いです(写真右参照)。勉強にあまり気が進まないとき、自分が好きなキャラクターの付箋に「何ページやる」などと書いておけば、やる気が出ますよ!
To doリストの付箋の使い方
やるべき問題集などがどれくらいあるかを把握するには、写真中央のようなTo doリストの付箋が効果的です。教科ごとのテーマカラーをチェックボックスに塗り、どの教科で何をすべきなのかを分かりやすくしていました。
また、何周もするような単語帳などの場合は、1回行うごとにチェックを付けていました。こうすることで達成感を得られるほか、教科や問題集に偏りがないかを確認することができます。
タスクを一覧にしたことで、グッと勉強がしやすくなりました。
使っていた商品:無印良品 植林木ペーパーチェックリスト付箋紙
無印良品 商品紹介ページ
おわりに
いかがだったでしょうか。
今回は『本当に勉強に役立つ!』と題しましたが、これらの活用法は受験が終わってもきっとあなたの役に立つはずです。
この記事の内容を少しでも実践してみたいなと思っていただければ幸いです。使う付箋は、コンビニで買ったものでも、お気に入りのものでも、何でもOK。
皆さんも付箋を活用して、勉強を進めていってくださいね!