やっぱり難しい?学校行事と受験勉強を両立するために必要なこと

はじめに

みなさんは学校行事でやりたいことってありますか?筆者は高校時代、文化祭が大好きで毎年出し物の準備に全力をあげていました。

これを読んでいる人の中にも、学校行事に本気で取り組んでいる、次の学校行事も全力でやりたいという人は多いのではないでしょうか。

一方で、特に高校2年生、3年生ともなると「学校行事ばかりやっていて、受験勉強に専念したほうがいいのかな………」と思う人も多いはず。

そこで今回は、そんな高校生のために学校行事に打ち込みながら受験勉強を進める両立法をお教えします!

受験勉強だけ、はもったいない?学校行事との両立のすすめ

迷うくらいなら学校行事も頑張るべき

学校行事の準備は時間がかかりますよね。朝練をしたり、放課後も遅くまで準備をしたり、それでも終わらないと友達の家で夜遅くまでなんてことも。

当然、受験勉強に使える時間は減りますし、学校や塾の宿題が回らなくなるかもしれません。

ですので、学校行事はあきらめて、受験勉強に専念するというのも正しい選択の一つでしょう。

しかし、「受験勉強に専念する!」と決めたものの、青春を謳歌する同級生の姿を見て決意が揺らいでしまっては元も子もありません。

当然、そうなってしまうとなかなか受験勉強にも身が入らなくなってしまいますよね。

学校行事をやりたいという気持ちがあるならば、覚悟を決めて両立を目指すことが一番いいのではないでしょうか。

学校行事に打ち込むチャンスは数少ない

これは、部活でも同じことが言えると思いますが、チームで一つの物事をやり遂げるチャンスは多くありません。

同級生や先輩、後輩と協力して、毎日準備を重ねて学校行事を作り上げていく経験はなかなかできることではありません。

もちろん大学でも部活やサークルはありますが、高校のときのような密度で活動できることは少ないです。

なので、受験勉強に専念するという選択はとてももったいないのではないでしょうか。

筆者は高校3年生の文化祭に全力で取り組みました。一つの学校行事に専念できる環境はなかなか無いということに、大学に入ってから気が付きました。

ですので、少しでも「やりたい!」という気持ちがあるならば、受験勉強との両立にチャレンジすることをオススメしたいです。

学校行事に本気で打ち込むことは、勉強にもつながる

学校行事なんて遊びだ、と言う人がいますが、本当にそうでしょうか。

学園祭で来てくれるお客さんを喜ばせるにはどうしたらいいか、体育祭で勝つにはどんな作戦が有効か、合唱祭で賞を取るにはどんな練習をすればいいか。

どんな学校行事であっても、本気で取り組むと必ず目的があり、そのために知恵を出し合ってできることを考え、実行していく。

受験勉強も、志望校に合格するという目的があり、そのためにどんな勉強をするか考え、それを実行する。ほとんど同じですよね。

ですから、学校行事に本気で取り組み、いろいろなことを乗り越えて学校行事をやり遂げた自信と経験は、受験勉強にも必ず活きます

有名進学校には必ずと言っていいほど生徒主体の学校行事が存在するのは、偶然ではないのではないでしょうか。

受験勉強と学校行事を両立するために気を付けること

気を付けること①:長期的な勉強計画を立てておく

どんなに両立を頑張ったとしても、学校行事の準備期間中に勉強量が減ってしまうのはどうしようもありません。

ですので、あらかじめ勉強量が減るという前提で、長期の勉強計画を立てておくべきでしょう。

当然、一般的な受験生のスケジュールと同じでは学校行事の期間に後れを取ってしまうことになりますよね。

なので、準備期間に入るまでの目標は一般的な受験生の学校行事が終わるころを目安にするのがいいでしょう。

学校行事で一緒に活動する友達と決めたり、同じ学校行事を経験した先輩にアドバイスをもらうのもいいですね。

学校行事に集中するためにも、ぜひ自分なりの計画を考えてみてくださいね。

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気を付けること②:勉強できる時間を探しておく

受験勉強は継続することが一番大切です。そのため、勉強をしない日が長く続くと、実力は一気に落ちてしまいますよね。

ですので、学校行事の準備期間中も勉強量を0にしない工夫が大切になります。

といっても、学校行事の準備をしながらまとまった勉強時間を確保するのはかなり難しいです。

すると、スキマ時間のような細かい時間を積み上げていくことが唯一の方法になります。

たとえば、朝起きてから学校に行く前の時間や通学中、授業の休み時間など、探してみると使える時間は思ったよりも見つかるはずです。

そして、学校行事の準備中にスキマ時間の活用がうまくなれば、受験勉強に切り替えた後にも役立ちますよね。

そう考えると、スキマ時間の活用が最も重要なポイントなのかもしれません。

スキマ時間の活用方法はこちらの記事もチェック!

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気を付けること③:学校行事の直前はメリハリをつけて完全燃焼する

学校行事の準備も直前になると、体力的にも精神的にも勉強をする余裕はどんどんなくなっていきます。

その状態で無理に受験勉強も続けようとすると、どちらも中途半端になってしまいますよね。

ですので、直前の数週間は学校行事だけに集中する、とあらかじめ決めておいた方がいいのではないでしょうか。

学校行事を終えたあと受験勉強に素早く切り替えるためには、やれることはすべてやり切ったという達成感が重要です。

くれぐれもやり残して未練たらたら、なんてことにならないように、メリハリをつけて行動するようにしましょう。

気を付けること④:学校行事が終わった後の燃え尽き症候群に注意!

学校行事をやり切った後は、誰でも感傷に浸ってしまうもの。いろいろなことを思い出しながら、まずは疲れを取ることは大切なことです。

本気で取り組めば取り組むほど、終わった後の充実感や喪失感は大きいです。翌日から無理に受験勉強を始めようとはしないほうがいいでしょう。

しかし、いつまでも休みが続いてしまうとよくありませんよね。だんだんと受験勉強への切り替えが難しくなってしまいます。

なので、数日たったら無理やりにでも受験勉強に頭を切り替えましょう。筆者の場合はここが一番難しかったですね。

「終わって3日経ったら、塾の自習室に行って気持ちを切り替えよう」など、いつ、どうやって受験勉強に切り替えるのか考えておくといいですね。

おわりに

いかがでしたか?

学校行事に打ち込める機会はそう多くはありません。受験勉強との両立のペースをつかんで、青春を謳歌してください!

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