大森徹の生物記述・論述問題の解法の特長とおすすめの使い方

大森徹の生物記述・論述問題の解法の特長

【大森徹の生物記述・論述問題の解法】①記述・論述問題の基本を押さえられる

国公立大学の生物の入試問題を見ると、「〜の意義を述べよ」「〜する仕組みを説明せよ」といった記述・論述問題が多く目に止まるかと思います。

つまり国公立大学の問題を解くうえで、記述・論述問題をマスターすることは非常に重要であるということです。

それにも関わらず、学校では記述・論述の書き方を習うことはほとんどないため「どのように書け始めたら良いのかわからない」という人も多いでしょう。

解答は書き始めてみるものの途中で手が止まってしまう、書くべきことはわかるのに上手く字数内にまとめられないという人のために、本書では記述・論述問題の解答の書き方が基礎の基礎から説明されています。

記述・論述の「きまり」をはじめ論述の構文が示されており、それらを押さえることで書き方に迷うことがなくなります。
 

【大森徹の生物記述・論述問題の解法】②頻出問題が65テーマに絞られている

本書のメインパートである重要定番論述問題は65テーマで構成されています。

ほとんどが国公立大学の入試問題の引用や改題であり、そのまま模試や入試に出るような頻出問題ばかりです。

たとえば、神経細胞間の伝達が一方向にしか起こらない理由や細胞内共生説の根拠を問う問題が載っています。

いずれも受験生なら一度は見たり解いたりしたことのある記述・論述のテーマではないでしょうか。

つまり取り扱われている問題はどれも合格するためには必ず得点しなければならない問題です。

このように必ず得点すべき問題が65テーマに絞られているので短期間で1周することができるため、忙しい受験生にもおすすめです。

【大森徹の生物記述・論述問題の解法】③記述の採点基準が分かりやすい

記述・論述問題を解いても自分では採点できないと考えて放置してしまったことはないでしょうか。

本書では記述の採点・添削基準が分かりやすく設定されているため、「解きっぱなし」を作らずにすむのも大きな魅力です。

具体的には、得点を得るのに必要なキーワードやキーフレーズといった書くべき内容と誤解を招きやすい表現や書かない方がいい内容が示されています。

さらに字数や文末といった細かい点にも着目して解説されているため自分の直すべき点を明確にすることができます。

大森徹の生物記述・論述問題の解法のおすすめの勉強法・使い方

【大森徹の生物記述・論述問題の解法】①短期間で集中して解く

65テーマに絞られているため、短期間で1周するのがおすすめです。

例えば私は1日4テーマずつ解き、約16日間で1周するようにしていました。ちなみに1テーマあたり10〜15分くらいの時間で解くことができるため、1日1時間で手軽に取り組めます。

私は記述・論述対策に知識のインプットが大方終了した夏休み明けから11月と共通テストから2次試験本番までの期間に本書を使って記述・論述対策をしました。

その間、本番までに3周ほど解き直しました。

本書は短期間で1周できるので、細切れになった2次試験対策の期間にも学習しやすいです。

【大森徹の生物記述・論述問題の解法】②原稿用紙に解答を書く

本の後ろの原稿用紙をコピーするか、1行20字の原稿用紙を横書きで使用して問題を解くのがおすすめです。

原稿用紙を使うことで文字数を意識しながら記述できるため、字数の感覚を養うことができます。

入試本番では「80字以内」「50字程度」といった字数指定がある場合が多く、解答時間は限られています。

文字数が足りなくなって書いた解答を消し、新たな解答を書き直すのは大きな時間のロスとなります。そうならないためにも、字数の感覚を身につけることが大切です。

【大森徹の生物記述・論述問題の解法】③答案に3点満点で点数をつける

自分の書いた解答と模範解答を見比べ、自分の解答を採点者の視点で見てみましょう。

キーワード、キーフレーズを意識して3点満点で自己採点してみます。

たとえば、キーワードが1つ書けていないけれど他の部分はちゃんと説明できているから2点、字数が明らかに少なすぎで書くべき内容が半分くらいしか書けていないから1点、というように点数をつけます。

自分の解答が3点中何点得点できるかを考えることによって、自分の記述力や理解度を確認することができます。自分に厳しく評価をつけることが大切です。

このように採点者の視点に立つことで、採点者が納得する解答を意識できるため独りよがりな解答を書かなくなるというのが大きなメリットですね。

【大森徹の生物記述・論述問題の解法】④自分の解答を丁寧に添削する

自分の解答に点数をつけたあとは、解説を丁寧に読みこみましょう。図や例えが多く意外と面白く読むことができると思います。

記述・論述問題を解くこととは自分の持っている知識を問題で問われるで書き直すことです。解説を読むことで、この感覚が掴めると思います。知識の復習にもなるでしょう。

自分の解答に不足していた部分や余分だった部分がわかるように赤ペンで自分の解答に書き込み、解説を読んで初めて知った部分にはマーカーを引くことをおすすめします。

はじめは自分の解答が添削で真っ赤になり、完璧な解答が書けるようになるか不安になるかもしれません。しかし何周もすることで確実に記述力を伸ばすことができるはずです。

何回も自分の解答をしっかり書き直していくことで解答の再現率が上がり、似たような問題にもスムーズに対応できるようになります。




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ABOUTこの記事をかいた人

お茶の水女子大学理学部新2年。 散歩が趣味で、お茶大の周りをたくさん散歩しています。 最近のお散歩コースはお茶大から東京ドームです。一本道なのでおすすめですよ!