新入試評論文読解のキーワード300改訂版の特長
【新入試評論文読解のキーワード300改訂版】①評論文読解に必要な基本知識やテーマの解説がある
まず、新入試評論文読解のキーワード300は、第1部「基本知識」、第2部「キーワード」、第3部「+α」という構成になっています。
第1部では現代文の基本となるテーマについての概要、第2部では各キーワードについての詳説、第3部では接頭語や接尾語など語彙力を高めるための知識が記されています。
現代文で扱われるテーマは、抽象的で説明しにくいものが多いですよね。例えば、「自然」という言葉を正しく説明するのは難しいのではないでしょうか。
この本は、そういった漠然としたテーマについて、身近な例などを用いながら噛み砕いて説明しています。
各テーマについて理解を深めてから学習を始めることで、より効果的にキーワードを体得できるでしょう。
【新入試評論文読解のキーワード300改訂版】②各キーワードの語源や関連語が併記してある
この本では、普段の生活の中では見慣れないキーワードも数多く扱われています。
しかし、キーワードの語源、語義までしっかり併記されているため、そうした難単語も理解しやすくなっています。
例えば、「修辞」というキーワードには①表現技法、②言葉巧みなごまかし、の二つの意味に加えて、「辞(ことば)を修める(よくする)」という語義が記されています。
他にも、「観念」の説明では、「観念=idea」のように英単語と結びつけた解説があります。
意味を想像する手助けになる漢字や英単語が載っているので、細部まで読み込むことで一層覚えやすくなります。
また、関連語が併記されているため、ひとつのキーワードからまとめて複数のキーワードを学習できるため、語彙を一気に増やせます。
沢山の情報がまとまって記載されていることで、関心の幅を広げやすいです。そのため、自分で派生語を調べるなどの自主学習に繋がり、学習範囲が広がります。
【新入試評論文読解のキーワード300改訂版】③大学入試で出題された文章から例文が構成されている
この本では、各キーワードの例文が入試問題から構成されているので、キーワードの実際の使われ方を学べます。
実際の使用法がわかることは、自分でキーワードを使いこなすための第一歩となるでしょう。
言葉を適切に使えれば、伝えたいことを正しく記述できます。
そのため、キーワードを使いこなせるようになると、記述問題で質の高い解答を書けるようになるはずです。
キーワードを使いこなしていくために、まずは意味や使い方を覚えるところから始めると良いですよ。
また、入試で出題されるレベルの文章に沢山触れ、慣れることができるのも重要なポイントです。
新入試評論文読解のキーワード300改訂版のおすすめの勉強法・使い方
【新入試評論文読解のキーワード300改訂版】①テーマごとに読み進める
まずは、第1部の「基本知識」を読み、各テーマの概要を頭に入れることで、文章が格段に読みやすくなります。
そして、第2部のキーワードはテーマごとに記載されており、さらにレベルⅠとレベルⅡに分かれています。
まずはレベルⅠから熟読するのがおすすめです。レベルⅠをある程度理解したタイミングでレベルⅡにも挑戦してみましょう。
この本で学習を進めるにあたって、一つのテーマを一区切りとして読み進めるのが、スキマ時間を活用した学習の良い目安となると思います。
また、関連を持つキーワードをまとめて学べるため、意味や使われる場面から連鎖的に覚えられ、学習効果が高まりますよ。
そして、キーワードとテーマをセットでインプットすることで、どのキーワードが文中のどのような場面で登場するかを意識できるようになります。
実際の入試問題を解く時にも文脈を予想でき、読解のスピードが上がりますよ。
授業や問題演習で読んだ文章のテーマから選んで読み始めると、親しみを持てて良いでしょう。
【新入試評論文読解のキーワード300改訂版】②辞書感覚でキーワードを参照する
この本には、現代文を読む上での基本となるキーワードから応用レベルのものまで合わせて750個以上ものキーワードが載っています。
授業や問題演習で文章を読んでいて、意味の分からない言葉が登場したら、索引を用いて調べると良いでしょう。
また、基本事項は身近な例を用いて用語解説が為されているのでわかりやすくなっています。
理解を深めるためには、意味を参照するだけではなく、解説や例文を熟読することが大切です。合わせて関連語を同時にチェックして、使いこなせるようにすると良いでしょう。
この本では、「それぞれのキーワードが入試でどう使われているか」という観点で説明されているため、入試に向けた学習としては辞書より使いやすいと思います。
【新入試評論文読解のキーワード300改訂版】③キーワードに関連したコラムを読む
この本では、キーワードに関連したコラムが30個以上掲載されています。
コラムを読んで、様々なトピックに触れることは興味の幅を広げる助けとなります。
現代文には親しみづらい話題が登場することも多いので、どんな文章でも抵抗無く読める土台作りが重要です。
また、多くの社会問題がコラムの話題として取り上げられています。そうした社会問題への関心を高め、小論文などで使えるような観点について考えるきっかけにもできるでしょう。
この参考書を用いて学習を進めることで、単なるキーワードの理解に留まらず、国語学習全体の幅が広がります。
現代文と楽しみながら向き合い、試験で高得点を狙いたい人は是非この参考書を手に取って学んでみて下さい。