早稲田大学商学部 合格体験記

高校時代の自分について

 中だるみ、中高一貫校のメリットとデメリット

 

中高一貫校は高校受験を回避するという最大のメリットがあります。

 

しかし、しばらく受験がないためどうしても勉強に対するモチベーションが落ちてしまうというデメリットが出てきてしまうのです。

 

例に漏れず私も中だるみして、テスト期間以外はほとんど勉強しないという有様でした。



得意科目ばかり勉強、尖った成績。 

 

高1・高2の間は中学のときから好きだった日本史だけは受験勉強を進めていき、一気に得意科目になりました。

 

しかし、その他の科目はまともに受験勉強をしておらず、全統模試での英語・国語の成績はは偏差値50程度で伸び悩みました。

 

志望校を選んだ理由

私立文系、30人以上が早稲田大学を目指すクラス 

そんな中、ふとしたきっかけで大学で学びたいことができます。

ある日見たCMで、特に欲しくなかった商品を思わず買いたくなった経験から、人の行動を動かす仕組みに興味を持ちました。調べるうちにそれがマーケティングだと知り、商学部で学びたいという気持ちが芽生えました。

しかし、肝心の志望校が決まらないまま高3になり、当時の担任の先生に勧められるがままに私立文系クラスに進みました。

 

驚いたことに、そのクラスではなんと42人中30人以上が早稲田大学を志望していたのです。

 

結局、彼らと同じく私も早稲田大学を第1志望に決めました。

 

正直志望校を決定したときは、絶対に合格したいという意思はなく、受かったらいいなぁくらいのテンションだったと思います。

 

しかし、そんな私の弱い意思を変化させる機会が訪れるのです。

 

徐々に惹かれる早稲田大学の魅力 

夏のオープンキャンパスに行った私は早稲田大学にどんどん魅了されていきます。

 

まず目に飛び込んできたものは数多くの飲食店。地下鉄の駅から早稲田キャンパスに向かうまでの間、初見でも10件以上の飲食店を発見しました。

 

早稲田の街の繁盛ぶりに驚かされます。

 

さらにキャンパスの入口に到着すると、その広大さに驚愕します。早稲田キャンパス全体を見たことがなかった私にとって、高校の何倍も大きなキャンパスは惹きつけられるものがありました。

 

キャンパス内の設備も充実しており、自習室やコピー機はもちろん、空き時間に利用できる学生ラウンジやおしゃれな外装のカフェなどがあります。

 

そして、在学生とと直接話すことができる個別相談コーナーでは、サークル活動で楽しそうにしている早稲田生の話が何よりも印象に残りました。

 

オープンキャンパスを通して、この場所で大学生活を過ごしたいと強く思うようになりました。流されるまま決定した志望校が憧れの志望校になった瞬間でした。



成績が上がったきっかけと勉強法

基礎を徹底、英語を重点強化! 

 

憧れの早稲田大学に合格するには、伸び悩んだ英語、国語を鍛えなければなりません。

 

どのようにこの2科目を伸ばしていったのか。

 

まずは、英語から解説していきます。

 

いきなり早稲田レベルの内容を勉強するのは難しいと感じた私は、基礎的な勉強から始めていきました。

 

システム英単語で語彙力を、速読英単語で読解力を鍛えました。

 

この2冊は基礎的な知識・英文しか書いてありませんでしたが、地道に進めていくことで英語力の土台をつくっていきました。

 

この2冊に加えて、学校の授業で配られる英語の問題や、長文読解問題集である『関正生の英語長文ルールズ演習』で読解力、設問対応力も磨いていきます。

 

その結果、高校3年4月の段階では50だった偏差値が徐々に上がっていき、最終的に70まで伸ばすことができました。



ひたすら演習、古典攻略への道 

英語を順調に伸ばして行った私でしたが、どれだけ基礎的な勉強をしても伸びなかった科目が古典です。

 

読解問題が解けず、全教科の足を引っ張っていました。

 

そこで私がとった方法はとにかく多くの問題を解くというものです。

 

質よりも量を重視し、【問題を解く→解答を確認→復習】のサイクルで演習を重ねていきました。

 

学校で配られた問題や模試の過去問をほぼ毎日解くことで古典の問題形式に慣れていき、少しずつ正答率が上がっていきます。

 

こうした積み重ねにより、、夏に40だった全統模試の偏差値が、冬になると古典の60まで伸び、苦手を克服することができました。

 

本試験のようす

 驚愕の会場、ライバルの多さ

 

苦手を克服し自信を持てるようになったものの、試験当日は思わぬ緊張に襲われます。

 

私が受験した早稲田大学商学部の一般試験は、受験者が約9700人おり、私が受験した教室には300人以上の受験者がいました。

 

試験教室に入ったときはライバルの多さに動揺し、平常心ではなかったと思います。

 

<h3>緊張緩和、友達の重要性 </h3>

平常心ではなかった私が落ち着きを取り戻した場面がありました。

 

それは友達に偶然出会ったときです。

 

30人以上が早稲田大学を目指すクラスですから当然同じ商学部を目指す人がいます。

 

私の場合は試験教室に入って自分の席に座ったとき、2つ後ろの席にいた友達を発見。

 

その友達と話すことで緊張が治まり、落ち着いて全力で試験に取り組むことができました。

 

友達の重要性を大いに感じた瞬間です。

 

合格したときの気持ちと振り返り

感触なし、不安の合格発表 

試験は全力で挑むことができましたが、大きな手ごたえを感じることはなく、合格している自信はありませんでした。

 

自信がない中での合否発表でしたが、結果は合格。

 

最初は信じられず何回も確認しました。

 

しかし、徐々に実感が湧いていき、念願の早稲田大学に合格した喜びを大いに嚙み締めました。

 

大学受験で最も大事なこと

合格することよりも大切なことがあります。

 

それは力を出し切ることが何よりも大事、ということです。

 

全力で取り組めたという経験が今後の人生において大きな自信になります。

 

どんなに高い壁でも諦めずに全力で挑戦してほしいです!




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ABOUTこの記事をかいた人

合格サプリの記事は、東大・早慶・GMARCHの現役大学生が執筆しています。

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