『慶應大学にあこがれて』N.Yさんが推薦入試で慶應大学文学部に合格できたワケ

こんにちは!合格サプリ編集部ライターのmorifujiです。

皆さんの中には、推薦入試を受ける人たちがいるかと思います。推薦入試は一般入試と日程や形式が大きく異なるだけに、どのように対策したらいいか悩みますよね。

今回は自主応募推薦で慶應義塾大学文学部に合格した人の話をお聞きしました。推薦入試合格者がどのような高校生活を送り、どのような勉強法をとっていたかを参考にしてください!

N.Yさんのプロフィール

出身 東京都
学歴 中高一貫校(桐朋女子中学・高等学校)→慶應義塾大学文学部(自主応募推薦)に現役合格
文理 文系
受験した大学と
合否
(併願パターン)
現役時

    • 第一志望:慶應義塾大学 文学部(自主応募推薦) 合格

併願校はなし

予備校・通信教育 現役時

  • ・中2から高3までZ会の通信講座(英語・国語)を受講していた。
    ・Z会の慶大小論文講座を高3の時に受講した。
サークル 合格サプリ編集部
現在の動向 サークル活動を中心に頑張っている

この記事をまとめると・・・・・・

どんな高校生だった?

N.Yさん
高1まで部活に打ち込む。高2から勉強モードに。

文系を選んだ理由は?

N.Yさん
国語・社会が得意で、大学で学ぶのも楽しそうだったから。

慶應大学の文学部を選んだわけ

N.Yさん
哲学を学びたかったから。そして、専攻を2年になってから決められるから。

慶應大学の魅力を一言で表すと・・・・・・

N.Yさん
慶應生としての自覚が生まれるので毎日楽しくなる!

慶應大学文学部はこんな人にオススメ

N.Yさん
国語が得意で小論文の対策に時間を割ける人。
哲学・心理学など、文学部の授業を幅広く受けてみたい人。

 N.Yさんはどのような高校生活を送っていましたか?

部活は最初、新聞部と放送部に入っていました。新聞部は不定期で活動するのんびりとした雰囲気の部活でした。一方、放送部は全国大会で入賞したことのあるところで、週3~4回活動がありました。

中学の間は学校と放送部を両立させようと頑張っていました。しかし、授業のレベルが上がったためか、両方やるのも段々難しくなってきたんです。放送部での活動はとても楽しかったですが、中途半端な気持ちで参加するのも申し訳ないと思いました。そのため、高1の冬ごろにやめることにしたんです。

放送部をやめた後はどうなったのでしょうか?

放送部をやめると週3回の活動がなくなるわけなので、空き時間の多さに戸惑いました。そのためか、1日1時間ほどしか勉強できていませんでした。

そうして高2の夏を迎えたとき、勉強している人が集まるSNSアプリを偶然見つけました。そのアプリを使うと先輩たちの勉強時間を見ることができるのですが、みんな自分よりもたくさん勉強していて衝撃を受けました。

中には1日14時間勉強していて第一志望で不合格だった人さえいたんです。第一志望に合格するにはもっとたくさん勉強しないといけないのを痛感し、勉強と向き合うことを決めました。

毎日14時間も勉強して落ちた人がいたのはショックですよね!勉強しようと決心した後はどのように学習を進めましたか。

まず、1日最低3時間は勉強するように計画を立て、実際の勉強時間も計りました。内容は受験勉強が主でしたが、高2の間は英検準一級の勉強も進めました。というのも、通っている高校に帰国子女が多く、負けるもんかと思っていたからです。(笑)

英単語を覚えたりするのは大変でしたが、あきらめずに頑張り続けました。その結果、高2の冬に合格することができました。英検準一級を受けると、難関大入試に必要な英単語はほぼ全て覚えることができるのでおススメです。余裕のある人はぜひチャレンジしてみて下さい。

高校生のうちに英検準一級を取ったのは凄いです!!受験勉強も順調にいったのでしょうか?

英検準一級には合格しましたが、大学入試の英語に慣れる目的で桐原書店の「英語頻出問題総演習」で文法問題の対策をし、「速読英単語(必修編)」と「TARGET1900」で英単語の復習をしました。

他の科目は通信講座などをやっていましたが、小論文は新聞を毎日読んでいました。気になった記事はスクラップしてノートにまとめ、試験前に読み直しました。こうすることで、小論文で具体例を挙げるときの題材も思いつきやすくなります。

N.Yさんは推薦入試を受けたそうですが、推薦入試を受ける際のアドバイスはありますか?

推薦入試は現役生しか受けられないものがほとんどなので、みんな同じスタートラインで戦うことができます。そのため、推薦入試は積極的に受験すると良いと思います。

ただ、試験の内容によっては対策に時間がかかることもあります。(ディスカッション・面接など)そのため、試験の内容を踏まえたうえで一般入試の勉強とのバランスをとると良いと思います。

様々な工夫をしながら大学受験を乗り切ったようですね。さて、ここからはN.Yさんの志望大学の選び方・動機についてお聞きしたいのですが、どうしてN.Yさんは文系に進まれたのですか。

実は小学生の時から算数が嫌いで、中学校に入ってからも数学には馴染めませんでした。いっぽう、国語や社会はそんなに抵抗はなかったし、大学で学ぶのも面白そうでした。そのため、迷うことなく文系を選びましたね。

自分の興味に合わせて文理選択をしたのですね。それではなぜ慶應大学文学部に進学されたのでしょうか。

父が慶應大学出身なので、幼いころからその刺激を受けていました。そのため、慶應大学への憧れもあったし校章もカッコいいので(笑)、慶應生になりたいと思っていました。

文学部に進んだのは哲学にもともと興味があったからです。また、専攻内容を決めるのが2年生になってからという点も魅力的でした。文学部で学べることは哲学以外にもたくさんあるので、1年のうちにいろいろな分野を学んでいきたいです。

実際に慶應大学に通ってみて、どのように感じましたか。

入学する前は慶應生になる実感が湧かず、不安でいっぱいでした。でも、今では入ってよかったと思えるようになりましたね。

というのも、意識の高い生徒たちと授業を受け、サークル活動を行う中で、慶應生としての自覚が湧いてきたんです先日六大学野球の観戦に行って慶應の応援歌「若き血」を歌ったときも身の引き締まる思いがしました。

そして、サークル活動もすごくよかったですね。高校までの部活と違って、みんなが本当にやりたいことをやっていたんです。

新歓説明会もいくつか行ってみましたが、どのサークルも自分の活動に誇りを持っている感じがして、どこに入っても楽しい大学生活が送れるんだろうな、と思いました。

最後に、慶應大学文学部はどのような人におススメなのかを教えてください。

慶應大学文学部では一年生だけ「人文社会学科」という扱いです。そのため、最初の一年間は様々な分野の授業を受けて、じっくり考えてから専攻を決めることができます。

文学や哲学に興味があるけど、社会学や心理学も学びたい……という人におすすめです。

ただ、慶應では国語の代わりに小論文が課されます。そのため、他大学文学部と併願する場合には、国語に加えて小論文の勉強もしないといけません。国語がある程度仕上げっていて、小論文に時間が割けるなら大丈夫だと思います。

インタビューを終えて

今回は推薦入試で合格した人のお話を聞きました。

慶應大学の推薦入試では小論文が必要だったので、新聞を毎日読んでネタをひたすら集めていたそうです。小論文と聞くと対策が難しそうでゾッとしますが(笑)、日々の地道な努力によって合格を勝ち取ったのは素晴らしいと思いました!

また、N.Yさんは高校2年の時に英検を自ら受けていますが、学校以外の内容を自発的に勉強しようとする姿勢も見習いたいです。

さて、N.YさんはSNSアプリで先輩の学習時間を調べたことで勉強するのを決意しています。合格した先輩方の勉強法や勉強時間を調べるのはいい刺激になると思うので、勉強のやる気が出ない人はぜひ実践してみて下さい。




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