はじめに
突然ですが、皆さんはスティーブ・ジョブズを知ってますか?
皆さんお使いのiPhoneでお馴染みのAppleを設立し、iPod、iTunes、MacBook Air、iPadなどの製品をヒットさせた現代の偉人です。
Appleは今では時価総額世界一の大企業です(2016年 7月現在)
ほっんと、ジョブズさん尊敬しちゃいますよね。そこで私は思いました。
これほど凄い人の考えることは
きっと受験にも応用できるに違いない、と
ありがたいことにジョブズさんは沢山の名言をこの世界に残してくれています。
早速見ていきましょう!
(英語付きなので英語の勉強にもなっちゃいます)
目次
未来を見て、点を結ぶことはできない…
未来を見て、点を結ぶことはできない。過去を振り返って点を結ぶだけだ。だから、いつかどうにかして点は結ばれると 信じなければならない。
You can’t connect the dots looking forward; you can only connect them looking backwards. So you have to trust that the dots will somehow connect in your future.
ふむふむ、、、一見なんのことを言っているか分かりませんが冷静に考えてみましょう。
未来を見て…点を結ぶことはできない…
過去を振り返って…点を結ぶだけ…
.
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.
わかりました!!!
このジョブズの名言を受験生向けに解釈すると
テスト直しや模試直しをしっかりしろ
ということですね。
模試やテストの後に現実逃避をして「次の模試ではいい成績が出る」「本番なら実力が出る」と言ったような根拠の無い未来を信じるのではなく、
過去の自分を見つめて反省しなければならないということでしょう。流石ジョブズですね。いいことを言います。
模試直しが単なる現状把握で終わっている人はいませんか?
「C判だ、D判だ。よし、次からは頑張ろう」などと言うだけで終わっているなら、もったいないです。もったいないお化けがでます。もったいないお化けってなんだ?
なぜ、もったいないのかというと、具体的な対策法まで思考が及んでないからです。それでは、同じ間違いを繰り返してしまうだけですよね。
そのため、「なぜ望む判定が得られなかったのか」を必ず確認しましょう。
どういう勉強法が必要だったのかを考えて初めて反省する意味があります。
未来に点が繋がると信じられるような、テスト直しや模試直しをしましょうね。
さあどんどん行きましょう。
結果の平等はともかく….
結果の平等はともかく、機会というものは誰にでも平等であると固く信じている。
I’m a very big believer in equal opportunity as opposed to equal outcome.
おやおや。これはどんピシャリで受験に当てはまる考えですね。
確かに入試というのは試験の点数で受験生に優劣をつけ合格不合格を出します。結果という観点で見れば不平等そのものです。
しかし、機会という面からではどうでしょうか?
親が大金持ちでなくとも、地方出身であろうとも、どんな宗教を信仰していようとも
すべての人に対して入試というのは平等に開かれています。その機会に不平等はほとんどありませんよね。
画一的な入試で合否が決まることが嫌になる人もいるかもしれませんが、大学受験とはこの世で数少ない平等に判断してもらえる機会なのかと思うと、少し頑張ってみようと言う気になれませんか?
まだまだジョブズの受験に応用できる名言は終わりません。
私は、本当に好きな物事しか…
私は、本当に好きな物事しか続けられないと確信している。何が好きなのかを探しなさい。あなたの仕事にも、恋人にも。
I’m convinced that the only thing that kept me going was that I loved what I did. You’ve got to find what you love. And that is as true for your work as it is for your lovers.
これはかなり深いです。マリアナ海溝より深いです。
好きな物事しか続けられない……確かにそうだと思います。
やっぱり人間、好きなことをして楽しんで生きたいですからね。
ここで、受験生向けの解釈をしてみましょう。
受験生向けに解釈すると?
突然ですが、あなたは勉強が好きですか?
いないわけではないにしても、多くの人が勉強を好きになれないのではないでしょうか。それ、全然普通なことだと思います。
ずっと机に向かって書き書き書き書きするなんて明らかに自然の摂理に反してますからね。
勉強を好きになるのは、なかなか難しいことです。
でーすーがー、ジョブズが深いのはここからです。
ジョブズは仕事を好きになれ、恋人を好きになれとは一言も言っていません!
何が好きなのか探しなさいと言っています。
You’ve got to find what you love.
つまり「勉強自体を好きになる必要はなく、勉強の中で好きなところを見つけろ!」と言っているのです。
勉強を好きになることは難しいかもしれませんが、勉強の中で好きなことを見つけることなら……
例えば、ちょっと誘惑に負けそうなときにもう一頑張りできた瞬間…
頑張ったけど悪いと思っていたテストの成績が案外良くて周りに褒められた瞬間…
解けなくて頭を抱えていた問題が解決した瞬間…
ずっと勝てなかったライバルとの点数差が縮まった瞬間…
クラスの好きな子に「頭いいね♡」って言われた瞬間……
勉強の中のどこかに好きになれるところがあるのではないでしょうか。
どんな小さなことでもいいです。ただ、1つだけでもいいので勉強の中で好きになれるところを見つけましょう。
量より質が重要だ。
量より質が重要だ。2本の二塁打より、1本のホームランのほうがずっといい。
Quality is more important than quantity. One home run is much better than two doubles.
この名言は何を表している?
「2本の二塁打より、1本のホームランのほうがずっといい」だそうです。
これは受験における何を表しているのでしょうか。
もしかしてこれは、複数の科目の得意不得意のバランスを表しているのか…?
言い換えると、「複数の科目がそこそこ良いよりは、1科目飛び抜けて優れている方がいい」と言っているのかもしれません。
たとえば、「数学は満点なんだけど文系科目が全くできない」というパターンが当てはまりますね。
ですが、そんなことはないですね。
得意科目を伸ばすより、苦手科目をなくす方がいい
たとえ、1科目が良かったとしても、得意教科でつけられる差なんてたかが知れていますし、問題の難易度で大きく左右されてしまいます。
問題が易化すると、普段解けない人が得意な人並みに解けてしまうので差が付きません。
また、得意科目(笑)くらいだと難化した時に、差をつけられず本当に得意な人と差をつけられる始末です(私がそうでした泣)。
それに、得意教科を一定以上伸ばすより、苦手教科を平均まで持ち上げるほうが一般的には楽です。
得意を伸ばすためには、より深い知識と高度なテクニックが必要になって、多くの時間を割かなければいけなくなります。
一方で、苦手を平均まで持ち上げる作業は、あくまで受験生の平均程度の努力で済むからです。
量より質といえば…
別の考え方で行きましょう、まさか我らのジョブズが間違ってるわけありませんからね!
量より質…
そうかっ!!わかりました。
これは……
参考書の使い方
についての名言ですね!
中途半端に参考書を使っても身に付かない
複数の参考書を買い込んで、そこそこやったからといって得点に繋がるかというとそうではありません。
解けない問題は解説を見て理解する。しかし、実際に解いてみることはしない。
こんなやり方をしている人は要注意です。
解説を読んで理解した気になって終わっていて、実際に解く練習をしていません。
また、そのときは分かったつもりになっていても1週間,1ヶ月後には解き方を忘れてしまっているでしょう。
それなのに、解いたことに満足してまた別の参考書に移ってしまう……
こんなことを繰り返していたら
この問題○○で見たことある!
でも解き方忘れた!
なんて悲しい状態になってしまいます。
そこでジョブズはいいます。
2本の二塁打より、1本のホームランのほうがずっといい
問題集を2冊買って、両方とも2塁打で終わっては点に繋がらないのだ、と。
1冊を何度もやりこんで、ホームランを打たなければ点が入らないのだ、と。
聡明なジョブズは正しい参考書の使い方についても見抜いています。
ちゃんと問題を解けるようにしてますか?
参考書や問題集は、解けない問題を解けるようにして初めて意味があります。
既に参考書のどの問題を解いても、解けるようになっているのであれば次の問題集に移るべきですが、そうでないのであれば気が早いですね。
解けるようにするためには、何周もやり込むことが欠かせません。1回解いただけで、完全に覚えるなんて無理に決まっていますからね。
参考書を新しく買おうか悩んでいる人は、前の打席が本塁打だったかどうかを考えてみましょう(ちょっと無理矢理?)
我々がすることと同じくらい……
我々がすることと同じくらい、我々がしないことを私は誇りに思う。
I’m as proud of what we don’t do as I am of what we do.
まずは文字通りに解釈してみる
一瞬、「ん?することなの?しないことなの?」となりますが、この言葉が言いたいことは、
○○することに誇りを持つ一方で、△△しないことにも誇りを持っているということですね。
普通に考えれば、誇りを持つようなことは、自分がやっていることに対して使いますよね。
ところが、ジョブズは自分がやっていないことに関しても誇りに思うと言っています。
受験生向けに解釈!
そろそろ皆さんも、受験生向けの解釈に慣れてきたのではないでしょうか。
この名言は……
ずばり……
塾や予備校に通うかどうかについてですね
先日の【今週の合格サプリ】にも「塾に行っていないので不安なのですがどうしたら良いでしょう?」というご質問が寄せられたように、塾にいくかどうかというのも受験生を悩ませる原因の1つですよね。
はい、そこで名言登場です。
我々がすることと同じくらい、我々がしないことを私は誇りに思う。
ジョブズが予備校や塾に通っていたかどうかは知るところではありませんが、もし通っていなければジョブズは誇りに思っていたでしょう。
ジョブズではありませんが、私も塾には通っておらず、実際それは誇らしく思っていました。
「塾に行っていないのに、行っている人に勝つぞ」と思うとモチベーションに繋がりますからね。そして実際に勝てた時には優越感がありました。
もちろん、通っているなら「通っているので負けるわけにはいかない」と良い緊張感を持つことができますね。
以上、やっていることだけが誇りに思えるとは限らない、という名言でした。
早くも、次がラストの紹介になります。
もし今日が人生最後の日だとしたら
もし今日が人生最後の日だとしたら、今やろうとしていることは 本当に自分のやりたいことだろうか?
If today were the last day of my life, would I want to do what I am about to do today?
でました。これぞ「THE ジョブズの名言」ですね。今までのは知らなくても、これは知っているという人は多いのではないでしょうか?
これを受験生風に解釈するなら、人生を受験生に変えて
もし今日が受験生最後の日だとしたら、今やろうとしていることは本当に自分のやりたいことだろうか?
になりそうですね。
受験生最後の日、つまり入試前日です。
「勉強しなきゃいけないのはわかってるけど、ちょっとやる気がでないし、晩ごはんまでダラダラしよー!」
なんて言ってる、全国の高校生よ。
それが受験生最後の日だったとして、本当に自分のやりたいことでしょうか?
「本当にやりたいこと」なら止めはしませんが、そうでないなら考えものですよね。
「まだ、受験最後じゃないから」という言い訳は無用
「とはいえ、まだ受験生最後の日じゃないから」なんていう言い訳は意味がありません。
そんな言い訳をしてしまうと、受験最後の日を迎えるまで本気を出せなくなってしまいますからね。
「まだまだ時間はある」と思ってしまうからこそ、ジョブズの言葉を思い出しましょう。
本当はダラダラして受験に失敗するより、必要な分だけしっかり勉強して目標の大学に合格したいですよね。
想像してください、今のまま入試前日を迎えてしまった時の気持ちを!
自己実現を果たす上で本当にやりたいことをやれば後悔のない受験生活が送れますよ。
やっぱりジョブズはすごかった!
ジョブズの言葉を通して新しい発見はありましたか?少しでも役立つことがあれば幸いです。
受験で何かに悩んだときはジョブズの名言を思い出してくださいね!