はじめに
寒さがだんだんと厳しくなってくる季節になると、体調を崩しがちになりますよね。
体調を悪くして勉強に集中できなくなったり、勉強時間が減ったりしては大変です。
そこで、今回は受験生活における理想的な食事についてお教えしたいと思います。
正しい食生活を実践して、ベストコンディションで勉強に臨めるようにしましょう!
食事の心得
適切な食事も実力のうち
受験勉強で忙しい皆様は、食べる時間がもったいないから、と言って食事を疎かにしていないでしょうか。
しかし、食事は身体的にも精神的にも1日の中で非常に大切な要素です。
食事はもちろん最後まで受験勉強を頑張る皆様の健康をサポートしてくれます。
しかし、食事の持つもう1つの大切な役割は精神的な支えとなることです。
勉強を頑張った後に、自分の好きなものを食べるととても良いリフレッシュになります。
また、自分の部屋にこもりがちになる直前期こそ、夜ご飯を家族と一緒に食べて会話をすることで、勉強で疲れた頭を癒し、自分を1番近くでサポートしてくれる家族という存在を再認識することができます。
塾がある時は友達と時間を決めてご飯を一緒に食べることで、再び勉強を頑張る活力となります。
私は夏までずっと単語帳を見ながら母親の作ってくれたお弁当を食べていました。
しかし、せっかく作ってくれたご飯を「ながら」で済ませてしまうことに疑問を覚え、食事の時だけはご飯だけに集中したことで、ご飯をより美味しく感じ、オンオフの切り替えができるようになりました。
1日の始まりは朝食から
朝忙しいからといって、朝食を摂らずに登校している人も多いでしょう。
しかし、朝食を摂らないと脳が十分に動かず、午前中の授業に集中できません!
また1日の活動に必要な栄養量も不足してしまいます。
必ず朝食を摂るようにしましょうね。
過度の食事に要注意
規則正しく、適度な栄養を摂取してこそ、私たちは最大限のパフォーマンスを発揮できます。
しかし、過度に食物を摂取すると逆効果をもたらします。
食べ過ぎることで消化に負担がかかり、脳にエネルギーが回らなくなってしまいます。
腹八分目という言葉がある通り、「もう少し食べたいな」と思うところで食べるのを止めましょう。
また、摂取する栄養素が偏るのも問題です。
例えば、糖質を摂り過ぎると、ビタミンB1の消費量が増加し、B1不足になって集中力がなくなってしまいます。
また、間食が多いと3度の食事が食べられずに栄養バランスが悪くなります。
ストレスでついつい食べ過ぎ登校してしまう人もいると思いますが、注意しましょう。
受験生の食事で大切なこと
皆さんは何を食べるかを決める時好き嫌いだけで判断していますか?
もちろん勉強を頑張ったご褒美に好きなものを食べるのはいい気晴らしになります。
しかし、体調管理も実力のうち。
栄養に気をつけて何を食べるか決めることで、ベストなコンディションで受験生活を送ることができます。
タンパク質・ミネラルを摂ろう!
タンパク質やミネラルは私たちの身体が風邪菌と戦うための免疫物質となります。
そのため、万全な状態で受験に臨むためには必須の栄養素です。
これらは肉類、魚介類、海草類など幅広く含まれています。
鍋やカキフライなどこの季節に美味しい食事で摂取しましょう!
ビタミンを摂ろう!
ビタミンはウイルスの進入を防ぐための栄養成分となります。
また、肌荒れにも効果があるので、受験のストレスで肌荒れに悩んでいる女子の皆様は是非とも積極的に摂取しましょう!
ビタミンはみかんやブロッコリー、ほうれん草やカボチャなど様々な果物や野菜に含まれています。
寒いこの時期、蒸し野菜やシチューなんていいですね!
野菜や果物は食事に彩りを与えてくれるので、気分も明るくなります。
バランスの良い食事の目安はパッと見た時に色鮮やかどうか、と言われています。
茶色が目立つようなら野菜や果物が不足している証拠ですので、ビタミン源となる野菜や果物を積極的に取り入れましょう。
体の温まる食事を摂ろう!
体は芯から温めるのが効果的です。
代謝が良くなるので風邪をひきにくくなります。
ジンジャーティーやネギをたっぷり入れた豚汁がお勧めです。
冬が旬の野菜は体を温めやすいみたいですよ。
上手く出来てますね!
健康食品の過剰摂取には注意!
薬局や雑誌でよく紹介される健康食品ですが、1日に必要な全ての栄養素をバランス良く摂取することはできません。
健康食品に通常の食生活を上回る役割を求めてはいけません。
バランスのとれた正しい食生活により健康を保つようにしましょうね。
おすすめの食事・おやつ
ブドウ糖タブレットで手軽にブドウ糖チャージ
脳を動かすエネルギー源はブドウ糖です。
脳は安静にしていても1日120g、1時間に5gのブドウ糖を消費することをご存知ですか?
また、脳にブドウ糖が3分行かなくなったら脳は活動を停止するという研究結果もあります。
ですから、食事の際にはブドウ糖をしっかり摂りましょう。
ブドウ糖は米やパン、イモなどの炭水化物に多く含まれています。
しかし、摂りすぎると太ってしまうのも事実です。
そこで、市販されているブドウ糖タブレットをお勧めします。
タブレットはブドウ糖補給に焦点を当てて作られているため余分なカロリーを含んでおらず、米やパンなどから摂取するよりも太りにくいです。
また、受験本番や模試の休み時間に食べれば、「脳に良いとされているブドウ糖を積極的に消費している」と思うことができ、お守りのような心強い存在になります。
エネルギーチャージに最適なのは、納豆ごはん
納豆ごはんは、ブドウ糖をチャージできるご飯に、ビタミンB1が含まれ、疲労回復にも効果大の納豆をプラスした最強の1品です。
ネバネバには頭の働きを助けるグルタミン酸も含まれています。
手軽に作ることができるので、明日の朝食でぜひ実践してみてください。
勉強のお供にはチョコレート!
<
チョコレートは無意識のうちに勉強のお供にしていた受験生も多いのではないでしょうか?
チョコレートは疲労回復、ストレス解消を促すテオブロミンという物質を含んでおり、多くのスポーツ選手が練習後に食べて疲労回復に役立てています。
また、テオブロミンは脳を刺激する働きがあり、集中力、記憶力をアップさせてくれます。
科学的な裏付けもあるのかと思うとより効果が期待できますし、チョコレートは受験生にとって最高のアイテムです!
おすすめの夜食:夜食は消化の良いものを選ぶ
夜遅くまで勉強していると、どうしてもお腹が空いて何か食べたくなってしまいます。
しかし、ここでカップラーメンや甘いお菓子の誘惑に負けてはいけません。
これらは消化が良くありません。
そのため、太ってしまう原因になるだけでなく、寝れなくなったり、次の日に胃もたれを引き起こして朝ごはんが食べられなくなる、など生活リズムを崩してしまう原因にもなります。
夜食はなるべく食べないようにするのがベストです。
しかし、どうしてもお腹が空いて集中できない、眠れない、という場合には必ず消化の良いものを食べるようにしましょう。
お茶漬けで体を温める
消化の良い夜食の1つがお茶漬けです。
さらさらしていて食べやすく、体が温まるのでその後の寝つきを良くします。
また、お湯の量を増やしてカサ増しすることができるので、普通の白米を食べる場合よりも少ない量で満腹感を得ることができます。
野菜スープで十分な栄養を摂る
野菜スープもおすすめの夜食の1つです。
体を芯から温め、普段不足しがちな野菜を積極的に摂取することができます。
中華風や和風、洋風など味を変えることもできるので飽きずに食べられます。
野菜は煮込んで柔らかくなっているので、美味しくてかつ非常に消化しやすい1品です。
食事の時間帯
ご飯の時間はできるだけ毎日同じにする
ご飯を食べる時間帯は、なるべく毎日一定にして大きな変動がないようにしましょう。
食事の時間が決まっているということは、生活リズムが確立されているということです。食事の時間帯は受験本番のスケジュールに合わせると良いです。
普段10時に朝食を食べている人が、試験本番で6時に朝食を食べるとリズムが乱れ、本領発揮できなくなってしまいます。
食事まで含めて本番になるべく合わせた生活を心がけることで、普段と同じ体調で試験に挑むことができるのです。
夜ご飯は20時までに食べ終わるのがベスト、22時以降にはなるべく食べないようにする
夜食の部分でも言及しましたが、夜遅くにご飯を食べてしまうと寝つきが悪くなったり翌朝胃もたれを起こして朝食が食べられなくなってしまいます。
夜ご飯はなるべく20時までに食べ終えましょう。また、ダイエットという観点でも夜遅くのご飯は危険です。
夜は活動量が一気に減るので、夜ご飯で摂取したカロリーを消費する機会が格段に少なくなってしまいます。
そのため、夜食を繰り返すと太りやすくなってしまいます。
受験勉強と並行してダイエットをするなら、食事制限は極力控えてご飯を食べる時間帯を工夫しましょう。
おわりに
いかがでしたか? 参考になるものはありましたか?
多くの大学生は、食事管理をきちんとしていたからこそ、乗り切れた場面がいくつもありました。
食事をおざなりにしないで、日々少しでも自分の体に気を配ってくださいね!