皆さん、こんにちは!
古典文法の中では助動詞と違って軽視されがちな範囲ですが
意外と点数を落としやすい分野になるので、ここでしっかりと活用を確認しておきましょう!
形容詞の活用
形容詞は基本形を「-し」で言い切ります。
活用には活用語尾が「く・し・き・けれ」のようになる「ク活用」型のものと「しく・し・しき・しけれ」のようになる「シク活用」型のものがあります。
見分け方は、語尾に「なる」をつけてみて「〜くなる」となるものはク活用、「〜しくなる」となるものはシク活用、と覚えましょう。
例えば「寒し」は「寒くなる」となるのでク活用、「美し」は「美しくなる」となるのでシク活用と判断できます。
ク活用
基本形 | 未然形 | 連用形 | 終止形 | 連体形 | 已然形 | 命令形 |
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し | (く)・から | (く)・かり | し | き・かる | けれ | かれ |
ク活用形容詞の例:明かし、憂し、面白し、かたし、少なし、にくし、寒々し
シク活用
基本形 | 未然形 | 連用形 | 終止形 | 連体形 | 已然形 | 命令形 |
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し | (しく)・しから | (しく)・しかり | し | しき・しかる | しけれ | しかれ |
シク活用形容詞の例:悪し、あやし、いみじ、うれし、すさまじ、なまめかし、美し