【東大女子 高知】自分との闘いを制し、東大合格を果たした先に待っていた、新しい世界とは!?

東京に来て、世界が広がりました!

高知2

―さて、話題が一転しますが、大学に入ってから変わったことなどはありますか?

色んな意味で、世界が広がりましたね。東大内で言えば、努力できる人や、変わった人が多くて、そういう人たちと知り合って刺激的な日々を過ごしています。私の知り合いの中だと、青色が好きで、青い服しか着ない人なんかもいます(笑)

―それは確かに、ちょっと変わってるかも(笑)東大の外でも、何か前と変わったことがあるのでしょうか?

そうですね、私の場合は、そもそも東京に来て驚いたことがたくさんあったんですよ。まず、外国人が多いです。グローバル化、グローバル化って言われても、高知ではピンとこなかったんですけど、東京に来て、やっと実感しました(笑)あとは、東京には高知にないものがたくさんありますね。例えば、美術館、娯楽施設とか。そういえば、サイゼリヤ、ヨドバシなども高知にはなかったので新鮮だった(笑)
東京での生活は、楽しいのはもちろん、自分の世界を広げてくれますね。初めての経験がたくさんできるので。

―サイゼリヤがないのはビックリ…!地方出身者にとっては、「東京での生活」というのも大きな変化なんですね。逆に、こちらに来てから大変なことなどはありますか?

んー、これも東京ならではのことなんですけど、乗り換えに慣れるのが大変でした。駅は広いわ、路線は多いわで…。
あとは、こっちに来てから、よく道に迷っちゃう(笑)高知は一本道ばかりで、迷うということがなかなかなかったけど、東京は道が複雑ですね。東京に来て初めて「行き止まり」に遭遇しました。

―りおさんが住んでいたあたりには、行き止まりがないんですね…!僕も、学ぶことが多いです。やはり、地方も東京も一長一短ですよね。

そう思います。実は、私は東京に出てくる前は、高知が嫌いだったんですよ(笑)「こんな田舎、さっさと出て行きたいわ!」って思ってた。でも、東京に来てみて、高知にもいいところあるやんってなりましたね(笑)
そこから、地方格差に興味が出て来て。地方格差についてもっと詳しく勉強したいと思って、社会学専修に進学することに決めました。これも、東京に出て来て、世界が広がったからだと思います。

―りおさんの場合は、東大に来たことだけではなく、東京に来たことが大きな転機となったのですね。

自分の限界を決めつけずに!

―最後に、このインタビュー記事を読む高校生たちに向けて、伝えたいことなどがあればお聞かせください。

一番言いたいのは、自分の限界を自分で決めないでほしい、ということです。私は、現役の時に2点差で合格に届かず、東大の高い壁を感じたことで、浪人時に諦めそうになったことが何度もあった。それでも、母の言葉や先生の励ましに支えられながら、諦めずに努力を続け、最終的には東大に合格することができた。
地方の高校生のみなさんは、以前の私のように、東大を雲の上の存在のように思うかもしれませんが、東大だから特別だということはありません。東大に合格するために必要なのは「普通の勉強」だけで、その普通の勉強を着実に重ね、自分を高めることができた人が、東大に合格しているに過ぎません。地方だって普通の勉強はできるわけで、勉強に関して地方であることは不利な要素ではないので、どこの大学を受験するにしても、自分の限界を自分で決めつけずに、努力を続けてほしいと思います。

自分との闘いを制したりおさんの言葉は、「自分に東大は無理なんじゃないか」「東大生は雲の上の存在」などと考えている高校生たちに希望を与えてくれるのではないのでしょうか。また、地方の高校生のみなさんには、大学に行くことだけでなく、地方を出ること自体が自分の世界を広げてくれる可能性を持っているのだということを、ぜひ知ってほしいと思います。

東大女子キャン運営委員会とは?

東大の男女比の偏りに問題意識を持ち、女子高校生に東大を身近に感じてもらうために活動する団体。

女子高校生向けのウェブでの情報発信や東大本郷キャンパスでのイベント開催をしています。女子高校生の進路選択を全力で応援しています!




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