女子2人の理系生活?
―理科一類というと女子が本当に少ないですよね?大学1・2年の生活はどんな感じでしたか?
クラスに2人しか女子がいなくて、最初ボッチだったのが超辛かったです。でも同じクラスの男子が優しくて話を振ってくれたりしてなんとか輪に入れました。
―なんだかんだ東大の男子って優しいですよね(笑)
最初『女子と話すのはHP消費する』って言ってた人がいたんですけど、『仲良くなったからもう大丈夫』ってその後言われて面白かった。
―HP。まるでゲームみたいな表現ですね(笑)。そんな風に言われたら面白いし、仲良くなれた気がして嬉しいですね。女子が少ないと確かに気を使ってもらえる場面も増えるしいいこともある(笑)。
遊ぼう、ってなった時に女子は希少だからよく誘ってくれたり。女子の意見として何かを決める時にもしっかり話を聞いてくれたり。
―男子が多いから自然と男子と話す機会も増えて、仲良くなれているのも嬉しいですよね!結構話せるな、遊んでいて楽しいな、と思える男友達が増えたのも人生の財産になりそう。しかも女子が少ないから女子同士で仲良くなるのはすぐだなって思います。
最近後期課程に入って、もちろん割合は少ないけど、学科は女子が2人みたいなこともなくて最近はさらに楽しい!
―女子ということでいろいろなつながりで仲良くなれることも多いですしね!他に東大に入ってよかったことはありますか?
男子とも必要にかられて仲良くなれるしなんだかんだ快適。人が多いからコミュニティも大きくなるし。女子が少ないのはもちろん不安だったけど、女子が多い団体の情報とかはその分広まっているから、女子に飢えたりすることはあまりないし。あとは東大生はONとOFFのスイッチわけがしっかりしていて見習おうと思える!普段はふざけていても周りの人のモチベーションは高くて、定期テストのための自主勉強会を開くと友達同士でも本当に勉強するし、友達同士教えあうと先生が教えてくれるよりわかりやすいし(笑)、理解してることの多さに感動する。
―これぞ東大!って感じのエピソードですね!ある分野に異常なほど詳しかったり、授業を受けて自分なりに考えたことを教えてくれたりするのも感動します。
最後に・・・
―高校生に向けて何かコメントはありますか?
もっと気楽にやってもよかったかなあと思う。受験期はみんなナーバスになりがちだから力を抜いて、なんとかなるさ〜と言う気持ちで勉強すればよかったなって。あとは生活のリズムを守る。
―夜勉強しない、っていう最初の話も生活リズムですよね。山岸さんの勉強法で他に変わったところはありますか?
私はうるさい方が勉強できるタイプで。工事の音とかが聞こえているとラッキーって思います。全然イライラしないんです。
―面白い!自分なりの好みとか取り入れて勉強するのは大事ですね。うるさいのが好きな人はyoutubeでせせらぎの音とか雑踏のBGMを流しながらやる人もいるしなあ。
―では、これでインタビューを終わりにします。ありがとうございました!
東大女子の中でも珍しい理一の子の話を聞かせてもらいました。特に印象深かったのは自分なりの生活リズムやルールを決めてやること!自分なりの方法で合格をつかんでほしいですね。
合格した後の女子が少ない?地味?というような東大への心配も実はいらないし、安心して東大受験に飛び込んでください!
東大女子キャン運営委員会とは?
東大の男女比の偏りに問題意識を持ち、女子高校生に東大を身近に感じてもらうために活動する団体。
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