【東大女子 福島】周りに流されず、自分なりに。高校生の時からあこがれていた教授の下で、まっすぐ研究に取り組む東大女子!

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東大女子キャン運営委員会が送る47都道府県東大女子インタビューその20

今回インタビューした方はこちら!

お名前 A.O
出身高校 県立磐城高等学校(非中高一貫 入学年度東大合格者数5人)
入学時の科類 理科二類(2014年度入学)
進学先 農学部応用生命科学課程生命化学・工学専修
高校の部活 写真部、文化祭実行委員

今回は、農学部4年生のA.Oさん(インタビュー時)に話を聞きました。高校を元気づけたいと東大受験を決意し、高校生の時からあこがれていた研究室で研究をする彼女。色々悩むこともあるそうですが、その悩みを乗り越えるスタンスとは?理系女子、必見です。

私が先例になって高校を元気づけられたら

―そもそも、どうして東大を受験しようと思うようになったんですか?

本当に最初に東大に興味を持ったのは、NHKの番組「テストの花道」で東大を見たときです。東大って面白そうだなってなんとなく思っていました。

しっかりと志望校として東大を意識するようになったのは、高1の時です。
高1の3月に震災があって、高校の元気がなくなっちゃったんです。私の地域はそこまで被害は大きくなかったけれど、バタバタして学校はなかなか始まらないし、家が倒壊したり住めなくなってしまったりした友達は何人もいた。何となく安定しない雰囲気で、みんなの元気もなくなっている中で、私に何かできることはないかなと考えるようになりました。その時に思い付いたのが東大を目指すこと。私の学校では、女子があまり東大に行く例はなかったから、自分が先例になりたいと思って、受験を決めました。

―その決意はずっと変わらず?

そうですね。高2の時に、女子高校生のための東京大学説明会に参加して、東大に行きたいという思いがより強くなりました。
体験授業では、工学部と農学部を聞きに行ったんですけど、農学部の先生の話がすごく楽しくて。私もこんな場所で勉強したいなと思って。
あとは、現役東大女子4人のパネルディスカッションを聞いたときには、話していた先輩方が自分の目標・軸をしっかり持って生き生きと活動しているのを見て、あんなふうになりたいと憧れましたね。

―地方だと、実際に東大生に会う機会は少ないから、オープンキャンパスとかは貴重ですよね。

実際に現役東大生に会うことでモチベ―ジョンはだいぶ変わりますもんね。あと、東大生ってガリガリ勉強しているイメージを勝手に持っていたけど、実際は意外と普通の大学生だなって気づいたり(笑)。

―(笑)。東大を受験することに対して、親御さんの反応はどうでしたか?

はじめ、東大を受験したいって言ったときは半信半疑というか、「え、東大にするの」とちょっと戸惑った反応をされました。
ただ、一緒にオープンキャンパスに行ってからは意見が変わったみたいで。母も実際に東大を見ていいなと思ったらしく、それ以降は応援してくれるようになりました。
絶対夜遅くまで勉強してはダメと言って、体調管理には気を付けてくれたりしましたね。

―親に応援されるのって、なんだかんだ心強いですよね。

ですよね。あと実は、浪人を勧めてくれたのも親なんです。
私、現役の時東大に落ちてしまったんですけど、後期で国公立に受かっていて。後期で受かった大学でもよいなとは思っていたけれど、やっぱりちょっとくすぶっている思いがあった。その時に親が、そういうのを見てわかったんでしょうね、「浪人もいいんじゃない?」って勧めてくれたんです。
自分1人では浪人の決断はできなかったと思うので、背中を押してくれたという意味で親にはとても感謝しています。

地元での受験勉強、東京での浪人

―地方で東大を目指すうえで大変なことはありましたか?

高校の雰囲気として、「東北大に行こう」みたいなのがあったんです。出身の先生も多いから、先生も東北大を勧めてくるし、推薦もたくさんある。周りがそういう中で、東大目指す勇気というか、気持ちを持つのは少し大変でした。

あと、予備校が家の周りになかったんですよね。だから、現役の時は塾に行かずに自分で勉強していました。東大を目指している同級生の中には、土日などを利用して東京の予備校に通っていた人もいたけれど、それができる人って限られているじゃないですか。
だから、予備校や塾が充実していないのは苦労しましたね。

―それで、浪人するときに東京に出てこられたんですよね。

そうです。たまたま兄が東京の大学に通っていたのもあって、兄と一緒に暮らしながら東京の予備校に通っていました。

―東京で浪人した時の不安はありましたか?

そもそも私、予備校というものが何か知らなかったんです(笑)。まず6階建てってところにびっくりして、こんなきれいで先生が充実している場所が東京にはいっぱいあるんだなって感動しました。
人間関係はちょっと苦労しましたね。予備校では、隣に座ったからといって友達になれないから、自分で話しかけに行かなきゃいけなくて。もともと上京したばかりで不安だったので、友達を作るのは大変でした。

でも予備校に通ったのはすごくよかったです。いろんな先生の「こういう勉強法がよい」っていう持論を聞いて試すうちに、自分に合う勉強法が分かるようになりました。現役の時は私は自分で勝手に勉強を進めるのが向いていると思っていたけれど、授業をちゃんと聞いて進めていくほうが向いているなあとか。

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