【東大女子 島根】なんとなく決めた進路だけど毎日充実している。研究室で下水の研究に打ち込む東大女子!

東大女子キャン運営委員会が送る47都道府県東大女子インタビューその45

今回インタビューした方はこちら!

お名前 山口奈々 (やまぐちなな)
出身高校 県立松江北高校(非中高一貫 入学年度東大合格者数3人)
入学時の科類 理科一類(2014年度入学)
進学先 工学部都市工学科都市環境工学コース
高校の部活 バドミントン部

今回は東京大学工学部4年(インタビュー当時)の山口奈々さんにインタビューしました!
適当に進路選択をしてきたと言う彼女ですが、今の生活はとても楽しそうで……。4年生だからこそ考える、就職に関するリアルな声も。必見です。

東大を意識するようになったのは、先生に勧められたから?

―山口さんは島根県の進学校、松江北高校に通っていたということですが、どんな高校生だったんですか?

意外とまじめな高校生でした(笑)。1年のころから勉強はきちんとしていて、課題もちゃんとやるし先生に言われた勉強時間も守るし、といった感じで。勉強はなんだかんだ結構好きだったんですよね。
でも勉強漬けというわけでもなく、3年夏の総体までバドミントン部に打ち込んでもいました。そういえば、3年秋には学校祭で劇の監督に立候補して、準備に奔走したりもしましたね。
そんな中でも、高校の先生の言うことを聞いてまじめに勉強は続けていました。

―塾には通っていたんですか?

島根って大手の予備校がないんですよ。駿台も河合も代ゼミもなくて、ある予備校は松江予備校だけ、みたいな感じで(笑)。
だから、浪人する人も高校の補修科に行く人が多いくらいなんです。

―補習科、珍しいですね。それでは勉強は自分で?

高校が面倒見がよくて、補修をやってくれたり山ほど課題を出してくれたりしたので、それを必死でやっていた感じでした。
あと、駿台予備校が成績優秀者は夏期講習を無料で受けられるというのをやっていて、夏は神戸まで夏期講習を受けに行っていましたね。たまたま父が単身赴任で神戸にいたので、そこに泊まって通っていました。

あと箱根の勉強キャンプみたいなのに行ったのを覚えています。
医学部や東大京大を目指している優秀な高校生が集まってチームごとに大学生が1人ついて勉強する、というキャンプで。普段島根にいて東大受験とかに関する情報が入らない分、そこで受験についてやいい参考書などの情報を仕入れていました。

―ちなみに、東大志望になったのはいつからですか?

正直、大学のこととかあんまり考えてなかったんです(笑)。でも、たまたま最初の模試でいい点数を取ってしまって、その後の面談で先生に東大を目指さないかって言われてしまったんです。それで「行きます」と言って、東大志望になりました(笑)。

―先生に勧められたのがきっかけとなったんですね。

今は「下水」について日々研究中!

―東大受験の時に、理科一類を選択したのはなぜですか?

本当に適当な高校時代で申し訳ないんですけど、正直やりたいことは特に決まってなかったんです。でも理科一類は、進学選択での選択肢が1番広そうだなと思って。

―実際、理系の場合は理科一類が1番選択肢が広がりますよね。今は都市工学科で学んでいるということですが。

都市工学科に行こうと決めたのは、大学2年生の時です。大学の授業を受けていて分かったんですけど、私ゴリゴリの物理や数学が苦手だったんです(笑)。1年生の時に必修で受けなければいけないからそういう科目も受けるんですけど、全然わからなくて。「こんなんわかんないよ」って思いながら必死で勉強するんですけど、周りの友達はみんなわかっていて、「すげー」と思っていました(笑)。

―それで理系色が強くない都市工学科に?

実際それもあります。ゴリゴリの数学から逃げようと(笑)。
あとは、世界の苦しんでいる人たちを助けたいという思いがあって、環境の観点から世界の貧しい人を救うといったことをしている今の学科に興味を持ちました。
私は今、水がメインの研究室にいるんですけど、東南アジアの下水に関することをやっていたりするんです。当時は将来世界を股にかけてバリバリ働きたい!世界に貢献したい!と思っていたので、それがとても魅力に感じました。




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