灘高キムタツの東大英語リスニングの特長とおすすめの使い方・勉強法

【英語の参考書まとめ】大学受験 英語参考書のレベルを徹底比較!おすすめ参考書レビューまとめ・一覧

2019.04.27

灘高キムタツの東大英語リスニングの特長

【灘高キムタツの東大英語リスニング】①灘高校の教師が語るリスニングの戦略

通常の参考書と言えば、問題があり、それに解答がついているという構成になっています。

しかし本書は違います。問題と解答に加え、さらに問題を解くための戦略がついてくるのです!

本書冒頭には、あの名門私立灘高の英語教師キムタツこと木村達也先生が語る、「Strategy」と題された東大リスニングのための16の戦略が載っています。

「Strategy」を読むだけで、まずどんなことを考えて東大リスニングに臨めばいいかがわかります。

リスニングの戦略を知っている人と知らない人との間でどんな差が生まれるか、もはや言うまでもありませんよね。

東大受験生の皆さん、本試験の前には本書の「Strategy」を読むようにしましょう。きっと役に立つはずです。

【灘高キムタツの東大英語リスニング】②長文リスニングが練習できる数少ない参考書

本書のリスニング問題は、東大リスニングを模して作られています。

東大リスニングはとにかく長いことで有名です。

長い英文を集中して聴き、その要点となる部分を漏れなく把握する力が問われます。

しかし、こういう能力を鍛えるための参考書は、大学受験界にはまだ少ないのが現状です。

特に東大レベルの長さ・難易度の参考書となると、本書以外では過去問と『鉄緑会 東大英語リスニング』(鉄緑会英語科、角川書店、2016)くらいになってしまいます。

なので皆さんにはぜひ、ボロボロになるまで本書を使い倒して、長文リスニングを得点源にしてほしいと思います。

【灘高キムタツの東大英語リスニング】③必読!東大生・灘高生の受験体験記

本書の章と章の間には、東大生たちがキムタツとともに自分の受験体験を振り返るコラムが載っています。

また、最終章の末尾には優秀な灘高生たちが自分の過去と将来をキムタツと一緒に語る「座談会」が収録されています。

これから東大を受験しようとする皆さんは、東大生や灘高生のことを雲の上の存在と思っているかもしれません。

もちろん彼らは総じて秀でた能力の持ち主ではありますが、必ずしも初めからそうだった訳ではありません。

その時々に必要な努力を地道に積み重ねたからこそ、東大生や灘高生たちはハイレベルな学力を手にすることができたのです。

では、彼ら彼女らは具体的にはどんなことを考え、どんな努力をして、誰もが憧れる高みへ到達したのでしょうか。

その答えは、本書のコラムを読めばわかるはずです。

辛いとき、自分に自信が持てなくなったとき、先輩たちの実体験を読めばきっと励みになります。

ぜひ本屋で手にとってみてください。

灘高キムタツの東大英語リスニングのおすすめの勉強法・使い方

【灘高キムタツの東大英語リスニング】①東大レベル、だけじゃない!

実は、本書はシリーズものになっていて、本書の一段階下のレベルに『キムタツの東大英語リスニングBasic』が、一段階上のレベルに『キムタツの東大英語リスニングSuper』があります。

本書は確かに東大レベルですが、『Basic』はその準備段階とも言うべき基礎編、『Super』は東大レベルすら物足りなく感じる強者のための発展編になっています。

ですから、この『キムタツの東大英語リスニング』シリーズは東大レベルには達していない人も、逆に東大レベルを軽く超えている人も使えるようになっているのです!

もしあなたがリスニングを強化したいと思うなら、本シリーズ三部作の内の少なくともどれか1冊はあなたのためになります。ぜひ活用してみてください!

【灘高キムタツの東大英語リスニング】②夏休みの前後に問題を解き、その後繰り返し復習しよう

皆さんご存知の通り、英語は毎日コツコツ勉強して初めて力がついてくる教科です。

しかし闇雲に演習量を積んでも思うように実力は伸びません。

問題を解いたら、その英文を覚えてしまうくらい何度も何度も復習することが大切です。

受験の約半年前、つまり7月から9月くらいに本書を演習しておけば、残り半年を使って十分に復習を重ねることができます。

もちろんそれだけでは飽きてしまいますから、1か月に1回くらい過去問などを使って実力テストをしてみるといいでしょう。

本書を徹底的に復習できていれば、テストの度ごとに自分の実力がついてきているのがわかってモチベーションが上がるはずです。

何にせよ、英語に関しては特に復習が大事です。根気よく学習しましょう。

【灘高キムタツの東大英語リスニング】③英語の基礎を固めるシャドーイングを習慣にしよう

本書を解いてみたら、リスニングした英文をシャドーイングしてみましょう。

シャドーイングとは、流れた英文の音声の後に続いてその英文を音読するトレーニングです。

シャドーイングする時間は1日10分で構いません。その代わり毎日継続してトレーニングしましょう。

最初は難しくても、だんだんできるようになります。

シャドーイングを続けることで、速い英語のスピードに慣れ、その速さで英語を聴き、読み、話すことができるようになります。

つまり、シャドーイングは英語の基礎力をバランスよく鍛えるのにとても効果的なのです。

特に東大はバランスの良い英語力を入試で問いますから、シャドーイングができることは非常に重要になります。

面倒だと思うかもしれませんが、1日10分のシャドーイングを習慣にして、英語の基盤を確固たるものにしましょう。

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2019.04.27



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