はじめに:マイルールを立てる理由
突然ですが、みなさんは普段自分が本当にしたいことができているでしょうか。
「〇〇をやるぞ!」と心に決めても、忙しない日常の中でいつの間にか忘れてしまう、なんてことありませんか?
忙しい日常の中でも自分のしたいことを精一杯やるためには、時間を効率よく使えるように「マイルール」を立てる必要があります。
例えばAppleの創業者スティーブ・ジョブズは、自分の仕事に精一杯の力を注ぐために、着る服はいつも黒のタートルネックとジーンズと決めていました。
ジョブズにとって着る服を考える時間は無駄だったのです。
ジョブズをはじめとして、「一流」と呼ばれる人の多くはオリジナルのマイルールを持っています。
しかし彼らのようにマイルールを立ててそれを習慣にするには、具体的にはどうすれば良いのでしょうか。
そこでこの記事では、彼らのように自分が本当にしたいことに全力を傾けたいと思っているあなたに、無理なく続けられるマイルールの立て方を伝授します。
目次
マイルールを決める
ステップ①:自分が本当にしたいことを1つ決める
マイルールは、自分が本当にしたいことに時間を割けるようにするために作るものです。
ですから、マイルールを立てるためにはまず自分が本当にしたいことを1つ決める必要があります。
重要なのは、自分のしたいことを1つに絞ることです。
これがマイルールを立てる第一歩になります。
とは言え、自分のしたいことを1つに絞るのはなかなか難しいと思います。じっくり考え抜いてから決定することを心がけましょう。
しっかり考えて「これでいこう!」と思えるものが決まったら、第一段階完了です。
ステップ②:したいことができない状況を列挙し、その原因を考える
普段生活していて、自分がしたいことができなくてイライラすることはよくあるのではないでしょうか。
そんなときは、ただイライラするのではなく、今自分が何のせいでしたいことができなくなっているのかを考えてみましょう。
まず今の自分の状況を言葉(文字)で表現してみて、その後今の状況を生み出した原因を列挙してみましょう。
いろいろ出てくると思います。部活の練習がしんどい、宿題が山ほどある、単純に身体の調子が悪い……。
原因が列挙できたら、その原因の中から、工夫次第で除去できそうなものを1つ選んでください。なるべくシンプルなものが良いです。
除去できそうな原因が決まったら、その原因を取り除くために、いよいよマイルールを立ててみることになります。
ステップ③:自分がしたいことをやり抜くための方策を立てる
マイルールの指針が決まったら、その指針に沿うようなマイルールを1つ立ててみましょう。
なるべくシンプルで具体的なマイルールにすると、実行・継続しやすくなります。
とは言え初めてマイルールを立てる人は、マイルールの具体例をなかなか思いつけないかもしれません。
そんなときは、「一流」と呼ばれる人たちのマイルールについてインターネットの記事を参照してみることをオススメします。
著名人のマイルールについて知ると、そこから透けて見える彼らの人生観に刺激をもらえるので、マイルールを立てる意欲が湧いてくると思います。ぜひどうぞ。
補足:最終手段!「マイルールを考える」をマイルールにする
人によっては、自分が本当にしたいことが見つからず、どうしてもマイルールが決まらない場合もあると思います。
その場合はマイルールについて考えることをマイルールにしてみましょう。
スキマ時間に著名人のマイルールについて調べるとか、寝る前の10分をマイルールについて考える時間に充てるとか、家族と夕飯時にその話題を出すとか。
簡単なことで結構です。
マイルールを意識する時間が増えれば、自ずと自分が本当は何がしたいのかということについて考えるようになります。
そうなれば、立てるべきマイルールの指針もぼんやり見えてくるはずですので、毎日少しでもマイルールを考えるようにしてみましょう!
マイルールを続けられる形にする
ステップ①:1つ決めたマイルールを1週間続けてみる
マイルールが1つ決まったら、とりあえずそのマイルールを1週間続けてみましょう。
だいたい1週間あれば、マイルールをこなす習慣が身体に馴染んできます。
逆に言えば、最初の1週間はかなり労力を使ってマイルールをこなさねばなりません。
こればっかりは仕方ありません。何かを始めるときは、始める瞬間が一番疲れるものです。
この1週間だけは頑張ろうという思いを胸に、ぜひ頑張ってみてくださいね。
ステップ②:1週間続けられなければ、より簡単なものに変える
とは言えマイルールの難易度によっては、どうしても1週間続けられないこともあると思います。
その場合は無理をせず、自分で考えるなりインターネットで調べるなりして、マイルールをより簡単なものに変えてみましょう。
例えば、「毎日7時間寝る」ことをマイルールにしている場合なら、「毎日6時間半から7時間半寝る」というようにしてみてはいかがでしょうか。
初志貫徹することはもちろん大切ですが、マイルールは手段であって目的ではありません。
「自分が本当にしたいことに時間を割く」という最初の目的を思い出して、その目的に沿うようなマイルールを、なるべく簡単な形にしてみましょう。
マイルールをシンプルにして、1週間続けられたらしめたものです。徐々にそのマイルールをこなすことが当たり前になってきます。
ステップ③:1ヶ月続けられたら、新しいマイルールを試してみる
経験則ですが、1週間続けられた習慣は1ヶ月だって続けられます。
1ヶ月マイルールを続けられたら、相当習慣になってきているはずです。その時期になったら、刺激を与えるために新たなマイルールを決めてみましょう。
朝の目覚めを良くするために「毎日7時間寝る」ことを最初のマイルールにしていたなら、「寝る前に5分間ストレッチする」ことを次のマイルールにできます。
マイルールを新しく始めることで、マンネリ化せずに済むのはもちろん、マイルールを作った最初の目的をより明確に自覚できるようになります。
マイルールを増やした分だけ最初の目的に近づけますので、無理のない範囲で少しずつマイルールを増やしていきましょう。
おわりに:マイルールを立てて、理想の自分に一歩ずつ近づこう
いかがでしたか?
自分が本当にしたいことができるようになるためのマイルールは決まりましたか?
継続できるマイルールが増えると、少しずつ自分がやりたいことに割ける時間が増えていくはずです。
そして、自分がなりたい自分に少しずつ近づいていくことを実感できるようになるはずです。
理想の自分に近づいて、自分の人生を少しずつ豊かにするために、毎日コツコツとマイルールをこなしていきましょう!