はじめに
こんにちは!私は早稲田大学文化構想学部の1年生です。
この記事では、私が早稲田合格のために費やした1年間とそこから得た合格するためのポイントを紹介します!少しでもみなさんの参考になれば幸いです。
目次
私が早稲田を目指した理由
志望校を意識し始めたのは高2の冬。当時自分でも周りの人に比べて意識し始めるのが遅いという自覚はありました。
遅くなったのにはそれほど特別な理由はありません。高校受験で燃え尽き勉強に力を入れてこなかったこと、忙しい部活に所属していたことくらいでしょうか。
とにかく私に残されていたのは高校受験や定期テストで身につけた最低限の知識と1年間という短い時間だけ。
このように自己分析をした結果、受験科目が少なくて済む私立大学を選びました。
また、私は文系でしたので英語、国語、世界史の3科目で受験をしました。
国語と世界史は比較的得意で英語は他の2科目に比べると苦手という状況。3科目なら1年で苦手な英語を克服しつつ、得意な国語と世界史も武器にできると考えたのです。
私立の中でも早稲田を志望校にしたのは、目標は高く設定しておくべきだと思ったからです。志望校を下げるのは簡単だけど上げるのは難しいと判断しました。
高校時代の環境と当時の学力
私は国公立志向の強い地方の公立高校に通っていました。
受験に使わない数学や理科も高3の12月まで授業やテストがあり、英語や国語の授業も国公立の二次対策が多い。私立文系志望の私には少々厳しい環境でしたね。
それに加え当時の学力からしても早稲田合格なんて夢のまた夢。
受験勉強開始直前である高2の冬に受けた全統マーク模試の結果は以下のようでした。
早稲田合格に塾は必要か
私は塾に通っていませんでした。
勉強計画を立てたり、参考書で勉強したりするのが好きだったので独学が向いていました。私のような人もいますから早稲田合格に塾は必須とは言えません。
一方で塾で勉強するのが合っている人もいるはずです。
どのような勉強が効果的かは本当に人によります。塾に通うか通わないか、自分の性格を考慮するなどしてぜひじっくり検討してみてくださいね。
ただし模試は利用しましょう。大手予備校の模試は受験者も多く、刺激を受けることができますよ。
早稲田合格のための戦略
科目別の目標点数
私が早稲田合格のために設定していた目標得点率は以下のようでした。
早稲田を受ける上で覚えておいて欲しいのが、得点調整が3科目すべてで行われるということ。得点調整では平均点を大きく下回るとさらに点数が引かれてしまうため、3科目バランスよく得点する必要があります。
実際の科目別の得点
早稲田は合格した学部の得点開示ができません。これはあくまで私の自己採点の結果です。参考程度に見てくださいね。
目標得点率と多少の前後はありますが、極端に低い点数を取った科目はありません。これが合格できた要因だと思います。
合格を勝ち取る時期別の勉強時間とその内容
高3・春:1日3時間の受験勉強開始
高3直前の春休みに1日3時間の受験勉強を始めました。
3時間は短すぎると思うかもしれませんが、最初から頑張りすぎると息切れをしてしまうと考えたのです。そのため3時間という無理なく毎日続けられる時間設定にしました。
この時間設定が功を奏し、あまり勉強してこなかった私でも受験勉強をスムーズに始めることができました。
また受験を意識した勉強をこれまでしてこなかったので、春休みは単語や文法のような基礎中の基礎に徹する日々でしたね。
高3・夏:基礎固めと並行して1日1題は演習
春から行ってきた単語や文法の勉強は継続しつつ、英語・現代文・古文はそれぞれ1日1題長文問題の演習をしました。
長文問題は演習回数を重ねた分だけ慣れることができるので、期間が長い夏休み中にやっておいてよかったと思います。
世界史は未習範囲が広すぎたので、演習には入れず。それまで学校の授業で習った範囲の復習をしつつまだ習っていない範囲の通史も自分で進めました。学校の授業の先取りをしておくと夏休み後の授業を復習に使えます。
高3・秋:初めての過去問に苦戦
秋からは早稲田をより強く意識した勉強を始めました。
初めて早稲田の過去問を解いたのがこの時期です。得意な国語と世界史も合格ラインには届かず、苦手な英語は4割弱と結果は散々。このときは完全に打ちのめされましたね。
しかしこの経験のおかげで自分の実力と早稲田との差を再認識でき、改善すべき点を見つけられました。
例えば英語は圧倒的に時間が足りないとわかったので常に速読を意識して長文を読むようになりました。
これだけは押さえたい!科目別勉強の要点
英語の要点
英語においては単語が1番重要といっても過言ではありません。
単語を勉強すると長文をより早く、より正確に理解することができるからです。私は受験勉強をする中で単語力の重要性を何度も実感しました。
「英語が苦手」「何から始めたらいいのかわからない」という人は単語の勉強から始めるのがおすすめです。
まずは2000語程度の単語帳1冊を完璧に覚えましょう。完璧というのは英語を見たら一瞬で日本語訳が思い浮かぶ状態を指します。
私は2000語程度の単語帳を書店で見比べ、1番見やすいと感じたシステム英単語を使用しました。
それでも過去問を解いてみると知らない単語がいくつか出てくると思います。早稲田の英語長文には単語帳には載っていない専門性の高い単語も出てきます。
これらをすべて覚えていてはキリがないので、過去問に何度も出てくる単語だけ書き出して覚えましょう。
国語の要点
国語における1番の教材は過去問です。
文化構想学部の国語では文語文や現古漢融合問題のような癖のある問題が出題されるからです。
このような問題は珍しいため、市販の参考書では対策しきれません。
ある程度市販の問題集を使って長文を読むこと自体に慣れたら、後はひたすら過去問を解いて対策しましょう。
世界史の要点
世界史に関しては詳しく解説した記事が別にありますので参考にしてみてください!
科目別の使用していた参考書
高3の1年間で使用していた市販の参考書を時期別・教科別に紹介します!
私は市販の参考書をメインで勉強していたので、参考書はこだわって選びました。参考書の選び方に関してはこちらの記事もぜひ参考にしてみてくださいね。
英語の参考書
国語の参考書
世界史の参考書
最後に
志望校に合格するために重要なことは何でしょうか?
私は常に自分の実力を分析することだと思います。
自分に足りない能力は何かを考える。そしてそこを向上させるための勉強を考えて実行する。
ぜひこのような過程を踏んで勉強してみてください。
「みんながやっているから」「人気の参考書だから」という理由だけでなんとなくやる勉強の何倍も効果があるはずです。
最後に、月並みな言葉ですが最後まで諦めないください。
私は苦手だった英語の過去問の点数が受験直前2週間前から突然上がり始めました。それまで積み重ねてきた勉強の成果が最後の最後に現れたのかもしれません。
思うように伸びないことがあっても粘り強く取り組めばどこかで成果が現れると身をもって実感しました。
みなさんも最後まで頑張ってください。健闘をお祈りしています!