TOEFL iBT当日の流れ&対策〜闘いは試験前から始まる〜

TOEFL iBTについて

みなさん、TOEFL iBTってご存知ですか?

TOEFL iBTとは、アメリカのETSという非営利団体が開発・運営している、個人向けの国際共通英語試験です。

読む・聞く・話す・書くの4技能を対象としており、英検やTOEICとは違って、全ての試験がパソコン上で行われます。

高校生・受験生のみなさんの中にも、TOEFL iBTに向けて日々勉強している人はたくさんいらっしゃるでしょう。

しかし、特に初めてTOEFL iBTを受験する人は、TOEFL iBTってどんな風に行われるのか、当日は何に気をつければいいのか、ちょっと不安ですよね。

そこでこの記事では、初めてTOEFL iBTを受験する人に向けて、試験の流れと試験当日の対策を紹介します。ぜひ参考にしてみてください!

ちなみに以下の記事では、TOEFL iBT試験直前対策を紹介しています。これから試験に備える人は、こちらの記事もぜひ見てみてくださいね。

TOEFL iBT試験直前対策まとめ〜試験1週間前でも遅くない〜

2020.02.25

TOEFL iBT当日の流れ

以下では、TOEFL iBT試験当日の流れを簡単に紹介します。試験当日の詳細についてはこちらのETS公式ページをご参照ください。

試験前の流れ

試験会場に行くときに絶対に忘れてはならないのが、顔写真付きの身分証明証です。基本的にはパスポートが必要になります。

身分証明書がないと、いかなる理由があっても試験を受けられませんので全力で気をつけてください。

試験会場への到着は、原則試験開始30分前となっています。到着したら、チェックインの手続きをします。

手続きは概ね以下のようになっています。

  • 身分証明書の提示
  • 金属探知機の検査と写真撮影
  • 誓約書の記入

ここまでの行程が完了したら、いよいよ試験本番です。

試験中の流れ

受付が終わると、試験官が、試験で使うパソコンの前に受験者を案内してくれます。

席に着いたら、パソコン上で試験の案内を受け、マイクテストを各自実施しましょう。

マイクテストが完了すれば、実際の試験が始まります。

試験の流れは、

  1. reading(54〜72分)
  2. listening(41〜57分)
  3. 休憩(10分)
  4. speaking(17分)
  5. writing(50分)

となっています。

readingとlisteningで試験時間に開きがあるのは、それぞれに「ダミー問題」という採点に関係のない問題が出題される可能性があるからです。

ちなみに、受験者はどれがダミー問題なのかわからないので、全ての問題に手を抜かず取り組む必要があります……。

なお、試験中無断で途中退出することはできません。

また、休憩中もスマホや参考書を見たりすることはできませんので注意しましょう。

試験後の流れ

writingのテストが終了したあと、スコアを提出するかキャンセルするか選択するように求められます。

「スコアを提出する」を選択すると、試験日から約6日後にオンラインで結果が見られます(早い!)。

「スコアをキャンセルする」を選択するとスコアを確認することができなくなるので、注意してください。

また、スコアは試験日から約11日後に紙媒体で受験者本人(学校で受けた場合は学校)へ郵送されます。

他の英語の資格試験と違って、TOEFL iBTは全てオンライン上で試験を実施するため、スピーディーに結果が届きます。

早く結果を知りたい受験生としては、嬉しいシステムですよね!

TOEFL iBT当日の対策

ここでは、TOEFL iBT試験当日に気をつけておくべきことを当日の流れに沿って紹介します。

実際に自分が試験に臨むところをイメージして読んでみてくださいね!

試験当日の朝

試験開始3時間前には起きる

試験当日は、遅くとも試験開始3時間前には起床するようにしましょう。

TOEFL iBTの試験は長丁場で、しかも全てにおいて集中力が必要になるので、十分なウォームアップが欠かせません。

そのための時間をしっかり確保するようにしましょう。

ガッツリ朝ご飯を食べる

朝起きたら、まずはしっかり朝ごはんを食べましょう。

TOEFL iBTの試験は朝から昼過ぎにかけて行われることが多いので、後半の時間帯にはかなりお腹が減ってきます。

エネルギー切れで集中できないという事態を防ぐために、普段より多めに朝ごはんを食べるのをオススメします。

朝食後は、英語の耳を慣らす

朝食を食べたら、TOEFL iBTの対策本などに載っているlisteningやspeakingの音声を軽く聞いておきましょう。

「今日はこういう英文を聞くんだな」と具体的にイメージを持つことで、余計な緊張をせずに済みます。

できれば聞いたことのある音声を聞いて、「今日は頑張るぞ!」と思えるようにするといいですね。

試験開始前

試験会場に到着するまでに、英文を軽く読んでおく

TOEFL iBT試験の最初のパートはreadingです。

ですのでreadingの文章をどのように読むのか予め確認しておくと、落ち着いて試験を始められます。

問題を実際に解く必要はありませんので、移動中にでも簡単に確認してみてくださいね。

試験開始1時間前までに会場に到着するようにする

TOEFL iBTの試験は、受付が済んだ順番に各自始めるので、人によって試験の進行に差が出てきます。

したがって、人より遅く受付をすると、自分より早く受付をした人がspeakingの試験を受けているときに、自分はlisteningの試験を受けることになってしまいます。

そうなると、どうしてもlisteningの音声が聞き取りづらくなり、不利になってしまいますよね。

というわけで、会場には試験開始1時間前には到着しているようにするのが無難なのです。

試験開始直前にはあまり頭を使わない

TOEFL iBTの試験は頭をものすごく消耗します。ですので、試験直前はできる限りリラックスすることをオススメします。

もちろん、直前に確認しておきたいことはあるでしょうから、簡単に英単語をチェックしたり、洋楽を聞いたりするのは問題ありません。

落ち着いて、試験本番に備えましょう。

試験中

reading・listeningでは画面から目を離す

試験前半のreadingとlisteningではパソコンの画面を注視する時間が長くなります。

真剣に取り組もうとすると、どうしても前のめりになって画面と顔との距離が近づいてしまいますよね。

しかし、長時間至近距離でパソコンの画面を見続けていると眼が疲れてきて、集中しづらくなります。

ですので、ある程度画面から眼を離してテストを受けるようにしましょう。

休憩時間はおやつを食べてリラックスする

listeningとspeakingの間にある10分間の休憩時間では、おやつを食べてしっかり休みましょう。

おやつは糖分を補給できるチョコレートなどがオススメです。

試験中は特に眼や肩が疲れますので、簡単にストレッチなど柔軟体操をするといいですね。

speakingでは大きな声でゆっくり喋る

speakingで大事なことは、わかりやすい口調で明快に喋ることです。

イギリス英語の人もアメリカ英語の人も同じTOEFL iBTの試験を受けているので、発音にそれほど気を付ける必要ありません。

スピーカーが拾いやすいように大きな声でゆっくり喋るように意識しましょう。

writingでは隣の人の肘に気をつける

writingはタイピングで行うのですが、その際に隣の人の肘に気をつけてください。

筆者がかつてTOEFL iBTを受験したときには、隣の人との間隔が狭かったせいもあり、タイピングの際に肘が当たってイライラしてしまいました。

ですので、お互いの集中を守るためにも、肘が当たらないかどうかは事前に確認しておくことをオススメします。

TOEFL iBT当日の対策の重要性

いかがでしたか?

TOEFL iBT試験当日の流れと対策が、なんとなくイメージできたでしょうか。

もちろん試験のためには日々の勉強が一番大事なのですが、みなさんの実力を最大限発揮するためには、当日の対策もしっかり行っておく必要があります。

この記事を読んだみなさんが後悔なくTOEFL iBTの試験を受けられることを筆者は心から願っております。みなさん、頑張ってください!

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