はじめに
高校時代に持っていた「英語の勉強頑張れる気力」を最近もういちど奮い立たせようとしている竹さんです。
大学生になったし就職のことも考えて英語の資格とか取らないと!と思って調べてみたら、TOEICやらTOEFLやら出てきて、どれを受験すればいいかわからない、、、
と悩んでいる皆さんに朗報です!
今回はTOEFLとは何ぞやということを徹底解説します!
読んでみて自分が受験すべきかどうか、決めてみてくださいね。
目次
TOEFLではどんな力を測られるのか?
そもそもTOEFLって何て読むか知ってますか??
正解はーーー「トーフル」です!
こういう英語の略称って読み方難しいですよね。
正式名称は Test of English as a Foreign Language です!
英語を母国語としない人を対象として、英語コミュニケーション能力を測るために開発されました。
大学のキャンパスや教室といった実生活で必要な、「読む」「聞く」「話す」「書く」の能力があるのか、英語圏の大学に進学したときに本当にやっていけるのかをチェックするもので
す。
となってくると、テストに出てくるのは大学で使われる教科書や講義の内容など学術的なものになってきます。
言うなれば日本の高校・大学の授業が全部英語になって問題としてやってくる感じですね!
本当に難しいテストですが点を取るといいこともいっぱいあります!!
アメリカやカナダの大学に留学することもできるようになりますし、最近では日本でも大学院入試や大学入試において優遇される1つの条件となってきました。
例えば上智大学国際教養学部、早稲田大学国際教養学部、ICU、慶応大学AO入試などではTOEFLのスコアを選考基準に加えています。
将来海外で働きたいと考えている人ならTOEFLのスコアが高ければ海外で出す履歴書にも書けますよ。
テスト形式
Reading
大学教科書レベルの700語程度のパッセージを読みます。
全部で3~5パッセージ出題され、各パッセージにつき12~14問の問題が出題されます。
コミュニケーションレベルをはかるテストなので文法問題は一切ありません。
英文が読めていれば解ける問題です。
受験時間は60~100分と幅があります。
これは出題される問題数が人によって違うからです。
受験者全員が同じ問題を同じ制限時間内で解くわけではないというものTOEFLの特徴の1つですね。
Listening
4~6つの講義を聞き、各講義に6問の設問に答えます。
1つの講義につき、だいたい800語ぐらいの英文を聞き取ることになります。
そのあと2~3個の会話を聞き、5問ほどの問題を解きます。
センター試験などとは違い、英文は1回しか流れません。
流れてくるスピードもネイティブが日常会話で話す自然な速度なので解けるようになるにはそれなりの訓練が必要です、、、!
受験時間は60~90分です。
Speaking
Speakingセクションには independent task と integrated task と呼ばれる2つの種類の問題があります。
independent task とは身近なトピックに関して口頭で回答する問題です。
例えば、「あなたにとって一番大切なものは?」や「あなたの住んでいるところについて述べてください」といったことが聞かれます。
ただ準備時間15秒、答える時間30秒など即答できるかどうかが問われるので、難易度はとても高いです。
こういう問題が2題出題された後、integrated task が4題出題されます。
integrated とは「統合した」という意味です。
つまりこのセクションではSpeaking能力だけでなく、Reading、Listening の能力も併せて問われます。
例えば最初の2題はまず英文を読み、次に流れてくる英語を聞き取り、英語で答える形式です。
英文はキャンパスでの生活や講義を想定した100語程度の内容で、聞き取りはそれに関する大学生や教授の会話(150~200語程度)です。
聞き取りの後に考える時間が30秒与えられ、1分間の解答時間に備えます。
後半の2題は200~300語程度の講義や会話を聞き取り、それに関する問題に答えます。
考える時間は20秒、解答時間は1分です。
Speakingとはいいながら、かなりがっつりListening能力も問われます。
コミュニケーションが円滑に進むかを見るテストなので、受験時間は20分と短めになります。
Writing
ここでもintegrated taskが1つ、independent taskが1つ出題されます。
Writingのintegrated taskでは何が問われるのかというと、ここでもまたReading、Listenigの力が問われます。
最初に200~300語程度のパラグラフを3分間で読み、その後読んだ内容に関する英語200~300語を2分間で聞きます。
そして聞いた内容の要約や読んだ内容との関わりについてなどをひたすら書きます。
おおよそ150~200語程度書くのが理想ですが、字数を超えても評価には響きません。
independent taskではテーマが与えられ、300語程度の英語を自由に書きます。
受験時間は50分ほどです。
テストの種類
TOEFL IBTとかTOEFL PBTとか聞いたことありませんか??
実はTOEFLにはいろいろな種類があるんです!
ひとつずつ紹介していきます。
TOEFL PBT(Paper-Based Test)
2000年以前に最も採用されていた形式のテストです。
コンピューター上ではなく紙のテストとなっています。
リーディング・文法・リスニング・ライティングの4つの問題で構成されていて、ライティングを手書きでしないといけないテストです。
現在ではほぼ使われていません。
TOEFL CBT(Computer-Based Test)
2000年から2006年まで主要に採用されていた、コンピューター上で受けるTOEFLです。
現在ではほぼ受験者のいないテストなので説明はここまでとさせていただきます。
TOEFL iBT(Internet-Based Test)
2006年、CBTが廃止されてから始まったインターネット上で受験するTOEFLです。
個人でTOEFLを受験する際はこのテスト受けます。
さきほど説明した問題形式はiBTのものになります。
TOEFL ILT(Institutional Test Program)
形式的にはPBTと似ており、回答は鉛筆を使ってマークシートを塗りつぶしていく方法を取ります。
ILTのポイントはスピーキング・ライティングがなく、リーディング・リスニング・文法の3つの問題構成となっていることなんです!
しかしこのテストの点数は非公開のものなので、大学などを通した団体受験者しか受験しスコアを利用することはできません。
費用
TOEFLは受験費用が高いのが難点です。
iBTで170ドル、CBT、PBTで140ドル。
日本円にすると1万7千円、1万4千円といったところでしょうか。
ただしILTは3000円弱とお手頃です。
団体受験の力は強いですね!
点数早見表
ぶっちゃけTOEFLで○点取った!って言われても、どれくらいのレベルかピンとこないですよね?
そこで英検、TOEFL、TOEIC、IELTSの点数早見表を作ってみました!
ぜひ参考にしてみてくださいね。
英検 | TOEIC | TOEFL iBT | TOEFL ILT | IELTS | |
ハーバード・ケンブリッジレベル | 117-120 | 650-677 | 8.0— | ||
海外難関大学レベル | 960-990 | 110-117 | 630-650 | 7.5-8.0 | |
大学上級レベル | 1級 | 900-960 | 104-110 | 600-630 | 7.0-7.5 |
大学中上級レベル | 840-900 | 97-104 | 580-600 | 6.5-7.0 | |
大学中級レベル | 準1級 | 740-840 | 80-97 | 550-580 | 6.0-6.5 |
大学初級レベル | 640-740 | 68-80 | 520-550 | 5.5-6.0 | |
センター英語レベル | 2級 | 540-640 | 56-68 | 480-520 | 5.0-5.5 |
高校中級レベル | 準2級 | 400-540 | 46-56 | 450-480 | 4.5-5.0 |
中学卒業レベル | 3級 | 200-400 | 32-46 | 400-450 | 4.0-4.5 |
中学中級レベル | 4級 | 3 |
おわりに
いかがでしたかーー?
大学留学に少しでも興味がある、将来は海外の企業で働いてみたい、そんな人はTOEFLの受験をおすすめします!!
難しいテストですが点が取れた達成感は大きいですよ。
ぜひぜひ頑張ってみてください!