TOEIC L&Rについて
みなさん、TOEICって聞いたことありますか?
一般にTOEICと言われている試験は、TOEIC L&Rという試験で、リスニングとリーディングの能力が問われます。
このTOEIC L&Rは、昔から就活や転職の際に利用されており、近年では大学受験にも取り入れられつつあります。
名前はなんとなく聞いたことがあって、受けなきゃならないなって思ってる人も、どんな風に勉強すればいいかは経験がないとわかりづらいですよね。
そこでこの記事では、初めてTOEIC L&Rを受ける高校生向けに、TOEIC L&Rの試験の特徴、目標、さらに具体的な勉強法を紹介します。
効率よく勉強して、高校生のうちに便利な資格を取っちゃいましょう!
目次
初めてTOEIC L&Rを受けるとき知っておきたい試験の特徴
TOEIC L&R試験の構成
TOEIC L&R試験では、リスニングが45分間で100問、リーディングが75分間で100問出題されます。
詳細についてはこちらでご覧いただけます。
解答は全てマークシート形式なのですが、それにしてもかなりのボリュームですね。
リスニングのテスト問題の構成
リスニングのテスト問題の構成は以下のようになっています。
- Part1:示された写真の内容を表す説明文が4つ音声で流れ、その中から最も適切な説明文を選ぶ問題。6問。
- Part2:1つの質問・文章に対する答えが3つ放送され、その中から最も適切な答えを選ぶ問題。25問。
- Part3:2〜3人の会話が放送される。問題用紙に示された設問を読み、その解答となる選択肢から適切なものを選ぶ問題。39問。
- Part4:モノローグが放送される。問題用紙に示された設問を読み、その解答となる選択肢から適切なものを選ぶ問題。30問。
ちなみに、それぞれ音声は一度しか流れません。ここがセンター試験や多くの大学受験でのリスニングと違うポイントですね。
リーディングのテスト問題の構成
リーディングのテスト問題の構成は以下のようになっています。
- Part5:空欄の空いた文を埋めるのに適切な選択肢を選ぶ問題。30問。
- Part6:空欄の空いた文章を埋めるのに適切な選択肢を選ぶ問題。各文章に設問が4つずつある。合計16問。
- Part7:1つの文書、もしくは複数の文書を読んで、印刷された設問に対して適切な応答となる選択肢を選ぶ問題。1つの文書の問題が29問、複数の文書の問題が25問。
リスニングは音声にしたがって解答が進められますが、リーディングは自分で時間管理しなければなりません。
時計をチラチラ見ながら解答を進めることをおすすめします。
TOEIC L&R試験の特徴
高校生にとっては、TOEIC L&Rで登場する英単語は馴染みのないものが多いかもしれません。というのも、TOEIC L&Rでは主にビジネス英語が扱われているからです。
しかし逆に言えば、ビジネス英語に特有の単語や表現さえマスターすれば、かなりの得点アップが望めます。要するに、形式慣れするのが1番の近道なのです。
というわけで以下では、TOEIC L&Rを初めて受ける人のための勉強法についてご紹介します!
TOEIC L&Rを初めて受ける人のための勉強法
TOEIC L&Rの勉強法①:試験の形式に慣れる
TOEIC L&Rは毎回出る問題形式が決まっていますので、その形式に慣れることが一番大事です。
以下で紹介する3つのアプリでは、無料でTOEIC試験対策ができますのでぜひチェックしてみてください。
TOEIC L&R試験対策用アプリ①:TOEIC® Test Pro2020
最初に紹介するのは、GooglePlayから無料でダウンロード・利用できるTOEIC® Test Pro2020です。
このアプリについての詳細はこちらをどうぞ。
このアプリは、説明文も全て英語で書かれてあるため、本番さながらのシチュエーションで演習できるのが特徴になっています。
図や写真も豊富なので、わかりやすく勉強できます。本番に近い練習がしたい人におすすめのアプリです!
TOEIC L&R試験対策用アプリ②:トレーニングTOEIC® test
2つ目はトレーニングTOEIC® testです。
詳細はこちらからご覧いただけます。
このアプリの最大の魅力は、無料で800問以上のTOEIC形式の問題を演習できる点です。
しかも、実践問題だけでなく頻出単語をチェックできる機能も付いているので、TOEIC L&Rの単語学習にも最適です。
実際私はこのアプリだけを2ヶ月ほど使って、TOEIC L&R初受験で810点を取りました。結果にコミットしたい人におすすめです。
TOEIC L&R試験対策用アプリ③:TOEIC presents English Upgrader
最後に紹介するのが、TOEICを運営しているETSという団体が自ら提供している、TOEIC presents English Upgraderというアプリです。
このアプリについての詳細はこちらをご参照ください。
他の2つのアプリと違って公式が提供しているので、信頼度は非常に高いですね。
このアプリでは、TOEICで頻繁に登場するテーマに合わせた12のエピソードをリスニングすることができます。
このアプリで扱われる12のエピソードが問題なく理解できるようになれば、実際のリスニングのテーマも自然にわかるようになると思いますので、ぜひどうぞ!
TOEIC L&Rの勉強法②:英語の音声を毎日シャドーイングする
とはいえ、TOEIC L&Rの実践形式の勉強だけでは飽きてしまいますし、視野が狭くなります。そこでここからは、より基礎的な勉強法についてご紹介します。
高校生にしてTOEIC L&Rを受けようかと思っているみなさんは、ある程度以上英語ができるはずです。
そして私は、英語の力が一定以上ある人が行うべき基礎トレーニングは、第一にシャドーイング(流れてくる音声を後追いする形で読み上げること)であると思っています。
というのも、シャドーイングは以下のように英語の4技能全てをバランス良く磨き上げられるからです。
- 聴ける音声のスピードが上がる(リスニング力が上がる)
- それに伴って読むスピードも上がる(リーディング力が上がる)
- 音声によって英語表現が身体に馴染むので、自然に自分でも使えるようになる(ライティング力・スピーキング力が上がる)
というわけで、実力のあるみなさんにはぜひシャドーイングを行ってほしいと思います。
シャドーイングの教材は、なるべく親しみやすいものがおすすめです。
好きな文章を、1日5分でもいいので毎日シャドーイングすれば着実に力がつくはずです。
以下の記事では無料で英語を聴けるアプリを紹介していますので、参考にしてみてくださいね。
TOEIC L&Rの勉強法③:英単語の学習を毎日行う
TOEIC L&Rの勉強として、最後に最も基礎的なトレーニングを紹介しましょう。
ズバリ、英単語の学習を毎日行うということです。
英単語の学習が好きな人というのはあまりいないかもしれませんが、英語に限らず語学力の基礎は語彙力です。
語彙が増えれば増えるだけ、読めるもの、聴けるもの、話せるもの、書けるものが増えていきます。
千里の道も一歩からということで、地道に勉強していきましょう。
ちなみに私は今、Quizletというアプリ(詳細はこちら)で英語とフランス語とドイツ語の単語の勉強をしています。
このアプリでは、簡単に自分用の単語帳を作れて、しかもテストまで自動生成してくれるので非常に便利です。ぜひ使ってみてください。
また以下の記事では、純ジャパにしてTOEICで満点をとった方が英単語の覚え方を語ってくれていますので、こちらもぜひ見てみてくださいね。
万全の対策をしてTOEIC L&Rに臨もう
いかがでしたか?
TOEIC L&Rで良い結果を残すためには、効率の良い勉強を地道に積み上げなければなりません。
もちろんルーティン化された勉強だけでは飽きてしまいますので、この記事で紹介したいろんなアプリを試すことをおすすめします。
みなさんの日々の勉強が報われることを切に願っております。
それでは!