はじめに
共通テストの当日に風邪をひかないだろうか?
このような不安は共通テストを受ける予定であるみなさんなら一度は感じたことがあるのではないでしょうか?
この記事では、2022年度の共通テストの当日に熱が出て追試を受けた私が、共通テスト前に熱が出てたとしても安心して追試を受けるためにするべきことを伝授します。
この記事を読めば、共通テストの時に風邪を引いたとしても大丈夫です!
目次
【共通テスト追試実体験】共通テスト前に知っておくべきこと
まずは、実際に追試を受けるか否かに関わらず、共通テストを受ける際は必ず知っておくべきことや行うべきことについて述べていきます。
共テを受ける前に追試の情報を確認
追試についての情報は共テを受ける前に理解しておくのが重要です。
追試を受ける際に必要な事項は全て「大学入学者選抜に係る大学入学共通テスト受験上の注意」に載っています。
私自身は共通テスト前までにきちんと読んでおらず、風邪を引いてから初めて、うなされながら読んだ記憶があります。
見落としが生じて手続きを誤ると、最悪の場合追試が受けられなくなってしまう可能性もあるので、自分には関係ないとは思わず、必ず読みましょう。
また、冊子を読む際は親と一緒に読むことが大事です。後ほど詳しく述べますが、親に協力してもらわないと追試を申請することは困難です。
追試は難しい? 追試の実際
追試について、よく「本試験よりも難しい」という話を聞きますよね。ここでは、その真実について述べます。
確かに本試よりも追試の方が簡単であるということはあまりありません。実際の平均点を見ると、本試よりも追試の方が点数がやや低いことが多いです。
理由としては主に次の二つがあると考えられます。
- 受験生からすると、追試の方が簡単であるとどうしても不公平感を感じてしまう。これなら風邪を引いた方が良かったのではないか、と思う受験生も出てくるかもしれない。
- 本試よりも追試のほうが2週間多く勉強できるため、同難易度であると追試の方が点数が高くなりやすいという懸念がある。
ただ、大学入試センターは、本試と同程度の難易度に作問していると述べており、本試を受けた人と追試を受けた人でなるべく差が出ないように配慮がされています。
また、これは私の実経験ですが、共通テストを受けた2022年はちょうど数ⅠAがバカ難化した年だったので、熱を出して追試に回ったことで、かえってリラックスして数ⅠAに臨むことができました。少し得した気分でしたね。
【共通テスト追試実体験】実際に共通テスト直前に熱が出た時の対処法
次に、共通テスト当日に熱が出てしまった時に何を考えるべきか、何をするべきかというのを紹介していきます。
共通テスト直前に熱が出た時にまず考えるべきこと
ここでは、実際に共通テストの直前に熱が出てしまったことを想像して考えてみましょう。
何も考えられないくらいしんどい時は、迷うことなく追試を申請する決断ができると思います。
問題は、微妙に熱がある場合、つまり風邪薬を飲めば受験できないことはない場合です。
このような時は、まずは自分の置かれた状況を整理しましょう。
その上で、基本的にはベストパフォーマンスを発揮するためにも追試に回るべき、というのがベースになると思います。
ただ、どうしても受けたい事情があるかもしれません。
例えば、私は理系で、共通テストでしか使わない社会を2週間後の追試に残すのは二次試験対策のことを考えてあまりしたくありませんでした。
そのため、社会がある1日目は本試を受け、2日目は追試に回すという決断をしました。
結果的には、本試と追試の間に理科と数学の二次試験対策もできたので、良かったと思っています。
結局は、各々の事情を考慮して当日に判断することにはなると思いますが、あらかじめある程度想定をしておくことが重要になってくるでしょう。
追試を申請する時の注意点
次に、実際に追試を受けることを決めた場合を考えていきます。
基本的には、冊子に書いてあるのでその通りに申請すれば大丈夫です。ここでは、特に注意すべきところをいくつか紹介します。
ご両親の協力が必要な部分でもあるので、必ず共有しておきましょう!
- 医者の診断書が必要
- 必要書類を問い合わせ大学に届ける必要がある
風邪で追試を申請する場合は、病院に行き医者から申請書をもらう必要があります。
土日は閉まっている病院も多いため、どの病院が空いているか目星をつけておくのが良いかもしれません。私自身は、応急診療所に行って診断書をもらいました。
追試を申請するには、診断書と受験票を問合せ大学に直接届けに行く必要があります。
この際、申請受付時間は「当日の試験終了時刻(大体18時ごろ)」までとなっているので、早めに診断書をもらうことが重要です。
やむを得ない場合は、電話などでも受け付けてくれるようですが、手続きが面倒になるためなるべく直接大学に訪れるのが無難です。
追試を受験する時の注意点
最後に、実際に追試を受ける際に頭に入れておくべきことを紹介します。
- 試験会場について
追試を受ける際の試験会場は、基本的に各都道府県に一つずつしかありません。そのため、自宅から遠い場所になる可能性もあり、宿泊なども頭に入れておく必要があります。
- 追試の追試はない
もし追試を休んでしまうと、共通テストの点数は0点ということになってしまいます。
そうなってしまうと、当たり前ですが希望の大学に進学することはとても難しくなってしまいます。
本試から追試に向けて一番気をつけるべきことは体調管理です!
おわりに
最後まで読んでいただきありがとうございます。
この記事が、多少なりとも皆さんの助けになっていれば幸いです。