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現代文読解力の開発講座の特長
【現代文読解力の開発講座】①解説が実際の授業のような語り口調で書かれている
『現代文読解力の開発講座』の最大の特徴は、解説が実際の授業のような語り口調で書かれていることです。
授業を受けているような感覚で飽きずに最後まで解説を読めるので、一人で自習する分にも十分に理解できます。
現代文の授業がない日に取り組むことで、授業の代わりとして活用するのもよいでしょう。
授業で示されるような図が解説と一緒に載っていることも、この参考書の特徴です。
板書を覚えるように、文章と図の構造パターンを視覚的に覚えることができます。
【現代文読解力の開発講座】②制限時間があえて設けられていないので、文章の構造を理解して読める
現代文読解力の開発講座は、時間をかけて解くことで文章の構造パターンが身につくように、あえて時間制限が設けられていません。
文章の構造を理解するのは最初は時間がかかりますが、それができるようになることが現代文の読解をするうえで重要です。
文章の構造が理解できていると、例えば直感で解いてしまいがちな選択問題も、明確な根拠をもって解けるようになります。
文章の構造を把握するのは難しいですが、この参考書では似たような構造の文章が連続して演習できるようになっているので、前の問題で出てきた文章の構造の理解を次の問題で応用して解くことができます。
このように構造の理解を意識しながら、自分のペースで参考書を順番に解き進めましょう!
【現代文読解力の開発講座】③段落分けと要旨まとめをする『読解力開発問題』がある
この参考書の著者は、『読解力開発問題』で主旨判定問題や選択肢の判別における実力をつけることをねらいにしています。
『読解力開発問題』は、この参考書の中で唯一の記述式問題ですが、選択問題の対策にも有効的に使えますよ。
解説の中にある〈雑音〉(ノイズ)という機能では、普段の授業では学べない背景知識を知ることができるので、非常に面白いです!!
自力で添削することで、授業や試験の採点よりも、自分の文章理解度がはっきりと分かります。
現代文読解力の開発講座のおすすめの勉強法・使い方
【現代文読解力の開発講座】①1つの文章にじっくりと時間をかける
1つの文章にじっくり時間をかけ、解きながら論理的に理解することを心がけましょう。
速読が求められる模試や試験とは解き方を変え、文章を吟味することが大事です。
また、1つの問題に時間をかなり要するため、高校1年生または2年生から取り組み始めるのが目安です。
現代文は、コツさえつかめれば、文章理解のスピードがどんどん上がり、速くかつ正確に読めるようになります。
現代文の点数が伸び悩んでいる人は、焦らずに、この参考書で時間をかけて論理的に理解して解く勉強法を取り入れてみましょう!
【現代文読解力の開発講座】②解いたら、解説で確認するサイクルを繰り返す
現代文読解力の開発講座の解説には、重要な解き方や文章パターンが多くまとまっています。
そのため、解説の内容をすべて覚えてしまうくらい何度も解き返すことが大切です。
まずは、ペースを決めて、解いてみましょう!
例えば、「1週間に2つの文章を解き、1カ月半かけて1冊終わらせる」というように、定期的に取り組んでください。
自分のペースを掴めたら、そのサイクルを3回以上繰り返しましょう!
繰り返す目安は、解説の内容が覚えられているかどうかです。その頃には確実に実力がついているはずです!
【現代文読解力の開発講座】③『読解力開発問題』に全力で取り組む
この本には本文の要旨をまとめる『読解力開発問題』がついています。
この問題では、自分が納得できる回答になるまで書き続けることが大切です。
行き詰まってしまったら、前の問題の解説をヒントにして書いてみてください。
『読解力開発問題』は、他の問題よりも少し難易度が高いですが、現代文の苦手な方も諦めずに取り組みましょう。
筆者が取り組み始めた頃は、まず本文に対応した通常の問題を解く前に、読解力開発問題を解いて、自分の解答と解答例を見比べるようにしていました。
そうすると、自分の要旨まとめの回答で不足している部分と、不足部分が本文のどこに書かれているかを確認することができます。
このように、文章を分かったつもりにせず、すぐに要旨まとめをして頭を整理するというトレーニングを行うと、勉強量と点数が結びつかないことでチベーションも下がってしまうという事態を防ぐことができます。
要旨を書く練習を何度も繰り返せば、難解な題材を扱う文章でも楽に読めるようになりますよ!