はじめに
倫理選択者の皆さん!
理系なので社会に時間を割けない。高校のカリキュラムでは全ての範囲が終わらず独学で進めないといけない。倫理選択者は少ないので勉強法を検索してもあまり出てこない。
これらが原因で倫理対策に困っていませんか?
この記事では、筆者が実際に効果を感じた共通テストの倫理勉強法を具体的に紹介していきます!是非最後までご覧ください。
目次
3stepでできる共通テスト倫理の具体的な勉強法
【共通テスト倫理の具体的な勉強法】step1 倫理の流れをつかもう!
まず全体の流れをサラッとでいいので理解しましょう。
最初に知識の骨格を作り、そこに用語や考え方、人物名といった細かい知識を肉付けしていくと知識が定着しやすいです。
また、最初に1周していれば、苦手分野や、自分の好きな時代の動きを把握できるので、今後の勉強を進めやすくなります。
共通テストでしか使わない社会の対策は遅れやすいですが、模試で、未修範囲だからと一部の範囲を飛ばしてしまうことを避けることもできます。
このように、最初に全体の流れを把握することはいいことづくしですよ!
全体の流れを理解するための参考書として「大学入試 漫画で倫理が面白いほどわかる本」(KADOKAWA出版)がおすすめです。
フルカラーの漫画で、重要な人物や流れが分かるので、最初の一冊目に最適です。
重要人物がかなり個性的に描かれており、説明が分かりやすいので、印象に残りやすく、今後細かい知識を入れていくうえで役に立ちます。
「共通テストでしか使わない社会の勉強なんてガリガリやりたくないよ~!」という人きっとたくさんいますよね……?
漫画なので、勉強っぽさがなく、取り掛かるハードルが低い点もメリットです。
全体の流れをつかむ勉強は遅くても高3の春ごろまでに済ましておくことがおすすめですよ!
【共通テスト倫理の具体的な勉強法】step2 細かい知識を身につけよう!
2週目では、1週目で触れられなかった人物やキーワード、補足情報などの細かい知識を入れていきましょう。
人物の考え方をそれぞれ比較して、ジャンルごとに覚えるよう心がけましょう。
思想同士の結び付きや発展を意識して頭に入れることも重要です。
倫理の問題は、教科書や参考書の文面のまま表面的に覚える方法では得点につながりにくいです。
別の表現に言い換えられていてもその選択肢を選べるように、内容を覚えるのではなく、理解するというイメージで、自分の口で説明できるようになることを目指して勉強していきましょう。
インプットには資料集がおすすめ
資料集では、イラスト、図、表、写真がたくさん載せられているので、ビジュアルで理解しやすいです。
最初の章から資料集を読み込んでいき、人物名や考え方、キーワードを覚えていきましょう。
思想同士の結び付きや発展を意識しようと前述しましたが、そのためには、情報がすでに整理されている表、図を利用して覚えた方がよいですよ。
また、倫理は似ている用語や意味が多いですよね……
節ごとに要点が整理されていたり、重要用語とその他で区別されていたりするので優先順位をつけて覚えられます。
今後、模試や過去問を解いていくうえで、新しい知識を得たら、資料集に書き込んでいくと復習しやすいです。是非やってみてください!
Youtubeを活用しよう
資料集と並行してYoutubeを観ることをおすすめします。
食事中に動画を見たり、移動中に音声だけ聞いたりと、隙間時間を活用できますよ。
倫理の勉強におすすめのYoutubeチャンネルを二つ紹介します。
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miniいけ先生の倫政チャンネル
- 特徴
- 活用法
共通テストやセンター試験を分析したうえで授業をしています。出やすいポイントや正答率が少ない問題の箇所は教科書や資料集には詳しく書かれていないものでもしっかり深堀りしてくれます。
例えやイラスト、他人物との比較、何通りもの言いかえを多用して説明してくれるので本当にわかりやすいですよ!
最初に資料集のページをさらっと読み、該当範囲の動画を資料集に書き込んでいきながら視聴する、というサイクルを繰り返していく勉強法がおすすめです。
苦手だったり、教科書や資料集のみでは理解できなかった範囲のみを、隙間時間で視聴するというやり方でも活用できます。
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ここみらいチャンネル
- 特徴
- 活用法
ホワイトボードや黒板を利用して、面白くてわかりやすい講義を提供しています。講義テキストも配布しているので、予備校の代わりとして活用することができますよ。
倫理復習ラジオも配信していて、源流思想や日本の思想、西洋思想の重要な出来事や人物、考え方を1時間強の短時間でそれぞれ説明している。話が面白く、各出来事のつながりを理解できるので覚えやすいです。
倫理復習ラジオは該当の時代を一通り学んだあとに復習として利用するのはもちろん、その時代を学習する前に導入として利用することもおすすめです。
これらの動画は授業だと思って受けましょう。資料集に書いていない情報は書き込んでいくと復習しやすいですよ。
細かい知識を入れる勉強は高3の9月ごろにはあらかた終わらせるようにしましょう。特に、長時間勉強時間が取れる夏休み期間の勉強のリフレッシュや隙間時間を利用して進めるのがおすすめです。
【共通テスト倫理の具体的な勉強法】step3 アウトプットしよう!
step2まででインプットは十分なので、アウトプットをして知識の抜けがないか、定着しているかをチェックしていきましょう!
問題を解くときは、練習問題集→実践形式の模試や過去問の順で進めましょう。
練習問題集は解く問題の範囲が偏ることなく、より多くの問題に触れられます。
たくさんの問題を解いて、共通テストの選択肢形式の問題に慣れたうえで、実戦形式の模試や過去問に取り組みましょう。
しかし、共通テストの過去問だけでは、量が足りませんよね……
そんな時は共通テストの過去問だけではなく、センター試験の過去問にも手を伸ばしましょう。
倫理は数学や英語といった他の科目ほど、共通テストとセンター試験で大きく変わらないので、十分活用できます。
練習問題や模試、過去問の復習の際は、選んだ選択肢があっていたかだけでなく、他の選択肢を選ばなかった根拠も正しいのかをチェックしよう。
間違っていたら、該当箇所のみだけでなく、周辺情報もしっかり確認、復習しましょうね。倫理は繋がりが大事ですから。
練習問題集は10〜11月に進め、過去問や実践問題集は直前期の12〜1月に行うのがおすすめです。
おわりに
いかがでしたか?是非、効率よく倫理を勉強するためにこの記事を参考にしてみてください。そして本番の共通テストでは高得点を取りましょう!