目次
SWITCH3の特長
【SWITCH3】①徐々に長くなる広範なテーマの英文で楽しく続けられる
SWITCHとは、高校生向けの英語長文演習問題集のシリーズです。
高校1年生から3年生の大学入試対策まで、いつでも、どの巻からでも始められるようになっています。
1から6まであるシリーズ中、今回ご紹介する3はTraining Stage最後の巻です。4〜6のPractical Stageへの架け橋となる巻ですよ。
300〜450語の英文がおおまかに短い順で15題収録されており、段階的にレベルアップが目指せます。
英文のテーマが幅広く、キャッシュレス社会や睡眠といった身近な話題から、歴史や気候、幸福についてなど学術的なものまで多岐に渡り、飽きずに楽しく読めるのが魅力です。
どんな問題が出るか全く分からない共通テストの対策におすすめです!
【SWITCH3】②解き方、文構造、訳など豊富な解説がついている
SWITCHの大きな特徴は豊富な解説なのですが、構成にも使いやすさのための工夫が見られます。
ページのはじめ、見開きの左上部分に解答のみがまとまっているので、一目で自分の答えが合っているかどうかの確認がしやすくなっているのです。
解説で復習する前に、自分の正解率を知ることで到達レベルや成長度合いを把握できます。
問題を解いた流れで答え合わせもスピード感を持って済ませたい人や、すぐにはじっくり復習する時間がないときに役立ちますよ。
復習する際には、解答のすぐ下に載っている解説で、なぜこの選択肢や文章が正解になるのか、考え方を確認しましょう。
また、次の見開きページでは本文がそのまま再掲載され、そこへ書き込むように文構造が一つひとつ解説されています。
右側には段落の流れや段落ごとの要点、全文訳があり、一つの英文からでも時間をかけて丁寧に復習し、力をつけることが可能となっています。
【SWITCH3】③本冊とは別にチェックノートがある
SWITCHのもう一つの大きな特徴は、本冊とは別にチェックノートが付属しているところです。
チェックノートでは、各ユニットのはじめに Words&Prases一覧があり、本文に登場した語句の意味を自分で調べて埋められるようになっています。
訳を書くことで、推測で読めてしまった語句の勘違いや見落としを防ぎ、正確な意味を定着させられるのです。
また、各語の下には発音記号が書かれており、初めて出会った語句も正しい読み方で記憶できるようになっています。
中には関連語句を答える欄もあるので、派生語の品詞による変化の仕方も自然と身につきます。
次に、Grammar&Constructionの確認コーナーがあります。
文法事項や構文は、一括購入の謎のワークで何となく学習させられた人も多いのではないでしょうか。
曖昧にしてしまいがちな文法や構文を、このコーナーで正しく確認できます。
最後にSummaryとして、本文の要約文に、本文中から抜き出した語を入れる穴埋め問題があります。
全てを自分で要約するのはハードルが高い……という人も、前段階として手軽に取り組めますよ。
慣れてきたら、自分なりに要約文を作ってからノートに載っている文と比べてみるのもおすすめです。
SWITCH3のおすすめの勉強法・使い方
【SWITCH3】①通常の長文読解として解く
まずは普通に英文を読んで問題を解きます。
選択問題や短答が多く進めやすいので、時間を意識して素早く解きましょう。
演習問題集のため大学入試の過去問に比べて易しく、テンポよく解き進められるので、速読のよい練習になりますよ。
1日1ユニット、のようにペースを決めて習慣化するのがおすすめです。
シリーズ中、3は300〜450字と取り組みやすい長さのため、日々の英語学習のウォーミングアップとして最初に取り組むようにすると続けやすいと思います。
コツコツ続けることで、1冊終える頃には大きく成長できているはずです。
【SWITCH3】②解答・解説で読み方、語句や文法を確認する
問題を解き終えたら、豊富な解説を読み、解き方や考える道筋を確認します。
知らなかった語句や構文、自分に足りなかった考え方などがあれば、本文に書き込んだりノートにまとめたりしましょう。
後ですぐに参照できるよう、覚えておくべき事項をバラバラにせず一元化しておくことが大切です。
解説から重要だと感じたポイントを吸収して自分のものにするつもりでまとめます。
さらに、余裕があれば、日をおいてもう一度解いてみましょう。
この時、正答を思い出すのではなく、解説にあった考え方を自分で再現しながら解くとよいと思います。
2周もする余裕がなければ、1周目でしっかり書き込んだりまとめたりしておき、見返して定着を図れば十分力になるので大丈夫です!
【SWITCH3】③シャドーイングをする
SWITCHのDictationは、音声を聞き取り、重要な語句が抜けた要約文を穴埋めするという形式になっています。
要約文だけでなく本文全体の音声も付属しているので、シャドーイングの練習もすることができます。
シャドーイングを行うタイミングの自由度は高く、解いた直後に声に出して定着させるのも、数日おいてからの音読で確認するのも、英語力アップに効果的ですよ。
急に行うにはハードルが高くて難しそう……という人も多いと思うので、シャドーイングの段階的な実践方法を紹介します。
①まずは自分のペースで本文を音読する
②本文を見ながら音声と同時に音読する(オーバーラッピング)
③本文を見ずに、音声を追いかけるように音声と同じ発音をする(これがシャドーイング)
このステップを踏むことで、いつの間にか英文がすらすらと読めるようになっているはずですよ。