予備校と集団指導塾、どちらがおすすめ?特徴を徹底解説!

はじめに

予備校集団指導塾、自分にはどちらが向いているの……?」

「そもそも予備校集団指導塾の違いって……?」

これらは予備校・塾選びで引っかかる、大きな悩みではないでしょうか。

両者は大きく異なるので、人によって好みや適性がわかれやすいです。

本記事では、予備校と集団指導塾の両方に通ったことのある筆者が、それぞれの特徴について詳しく解説し、それぞれに向いている人を提案します!

予備校の特徴とは?

はじめに一般的な予備校について、簡単に説明します。

予備校は塾よりも大規模で、大学受験対策に特化している教育機関です。

各施設が大きいので、多くの場合「教室」ではなく「校舎」と呼ばれます。

全国の主要都市や多くの高校生が通いやすい駅付近に、校舎がある場合が多いです。

講義を受けに遠方から来る人もおり、様々な高校出身の人が在籍しています。

予備校の特徴①:熟練講師の講義が受けられる

予備校では、大学受験を専門としている社会人講師が講義を担当しています。

各科目や各レベルに合わせた指導を得意とする、専門性の高い講師陣です。

中には有名な参考書の著者や、模試の作成を行っているカリスマ講師もいますよ。

筆者は、お気に入りの参考書を監修している講師の講義を受けた経験があります。

参考書や問題集には載ってない知識や考えを教えてくれたので、さらに理解が深まりました。

好みや相性の合う講師の指導は、講義へのモチベーションアップにもなります!

予備校の特徴②:カリキュラムや講義数が豊富である

予備校は規模が大きく、カリキュラムや講義数が非常に豊富です。

校舎や時期にもよりますが、文系理系別志望校別のカリキュラムがあります。

筆者が通っていた予備校では、国内有数の大学だけでなく、地元の大学のカリキュラムも開講されていました。

また、講義日時や担当講師が選べる場合があります。

レベルの高低や講師との相性に合わせて、カスタマイズしやすいのが魅力です。

しかし講義を受けるために一定の成績が求められることもあるので、気をつけてくださいね!

予備校の特徴③:入試情報を手に入れやすい

大手の予備校は、全国規模の模試を主催しているため、最新の大学入試情報や、受験生の傾向にとても詳しいです。

また模試の分析結果についての説明会や、資料配布も行っています。

最新の人気大学や学部、志望校の傾向などを把握できるので、勉強方針や目標を決める際に役立ちますよ。

筆者が通っていた予備校では、過去の模試やあらゆる大学の入試資料を無料で閲覧できました。

一般公開されていないものや有料のものが並んでおり、驚いた覚えがあります。

予備校生だからこそ得られる情報があるのは、魅力的ですね!

予備校の特徴④:設備が充実している

予備校には、快適に学習ができるように様々な設備が整っています。

校舎にもよりますが、広々とした自習室休憩ラウンジなどがあり、至れり尽くせりの環境です。

筆者が通っていた予備校では、赤本ルームや音読室も完備されていました。

音読室では人目を気にせずに音読やシャドーイングができるので、とても快適でした。

また比較的開館時間が長く、土日祝日も施設を利用できる場合が多いです。

自宅や学校以外で長時間勉強ができる、貴重な場所になるでしょう。

外出のついでに寄りやすいので、ちょっとした時間も活用できます。

複数の勉強場所を持つことで、気分転換や勉強の効率アップにもなりますよ!

集団指導塾の特徴とは?

次に一般的な集団指導塾について、簡単に説明します。

集団指導塾は、予備校と比べて小規模な教育機関です。

塾によりますが、学校の補習から大学受験まで幅広く指導しています。

駅周辺だけでなく、住宅街などの身近な場所に教室がある場合も多いです。

同じ高校の子や地元の子など、身近な人が在籍している傾向があります。

集団指導塾の特徴①:双方向の授業が行われる

基本的に予備校は、講師の解説を中心とした一方向の講義です。

一方集団指導塾は、比較的少人数なので、双方向性を意識した授業を展開しています。

双方向授業の特徴は、先生との距離が近く質問や会話が生まれやすいことです。

学校や部活の後に塾の授業があると、眠気に襲われることがしばしばありますよね。

そのような時でも、緊張感を持って授業を受けられるので、集中力を保ちやすいです。

また授業内でのコミュニケーションを通し、生徒の理解度を踏まえて授業が進みます。

理解度を確認するテストが行われることも多いので、知識が定着しやすいです。

集団指導塾の特徴②:塾生同士の距離が近い

集団指導塾は、先生との距離だけでなく、塾生同士の距離も近いです。

そうした環境下では他の塾生を意識する場面が多く、お互いに刺激し合い切磋琢磨して勉強できるので、勉強のモチベーションを維持しやすいです!

筆者が所属していた塾では、テストがある度にランキング表が掲示されていました。

また友人も作りやすく、勉強を教え合ったり休憩時間におしゃべりしたりできます。

すると自然と息抜きもでき、ストレスの軽減勉強効率のアップにもなりますよ。

特に受験期は、緊張や不安が多い時期なので、身近に友人がいる環境は大切です!

集団指導塾の特徴③:個々に合った指導を受けやすい

予備校では基本的に、「チューター」と呼ばれる学生サポーターが、相談や質問を受けています。

一方、集団指導塾では、先生直接質問や相談にのってくれる場合が多いです。

自分の担当の先生に直接相談できるので、個々の進捗や理解度を踏まえたアドバイスをもらえますよ。

筆者が通っていた塾では、先生との面談が定期的にありました。

個人的な事情や私生活も共有できたので、より的確な言葉をかけてもらえました。

また、比較的アットホームな環境なので、些細な悩みも相談しやすいです。

小さな悩みを解消することで、ストレスの緩和につながります。

集団指導塾の特徴④:特定の分野に特化した塾がある

学校の補習や大学受験全般に対応している塾もありますが、特定の分野のみを指導している塾も多いです。

例えば、英語数学などの教科、医療系入試推薦入試対策などの専門塾があります。

筆者の友人は、予備校と並行して英語指導専門の塾に通い、更なる英語力向上に努めていました。

医療系や推薦入試に特化した塾では、小論文や面接対策も手厚く指導してもらえます。

やや特殊な進路や入試方式であっても、安心して学習を進められるでしょう。

また、同じ目標を持つ仲間が作りやすく、お互いに良い刺激をもらえます。

通塾目的や進路、目標に合った環境で勉強できるのは、非常に助かりますよね!

予備校と集団指導塾、あなたにはどちらがおすすめ?

予備校と集団指導塾の特徴をまとめると、それぞれに向いている人は以下のようになります。

是非参考にしてみてください!

予備校の方がおすすめの人

  • 熟練かつ有名な講師から、直接講義を受けたい人
  • 講師の解説が中心の講義をもとに、各自で予習・復習を行いたい人
  • 自習室などの施設を、積極的に利用したい人

集団指導塾の方がおすすめの人

  • 一方向の講義ではなく、双方向の授業を受けたい人
  • 個々に合うアドバイスを受けつつ、友人と切磋琢磨して勉強がしたい人
  • 通塾の目的や、特定の進路が定まっている人

おわりに

いかがでしたか?

自分に向いている場所を選択することで、勉強のモチベーションや効率のアップにつながります。

ただ、各予備校・塾・教室によって、特徴やこだわりは千差万別です。

選ぶ際には、実際に校舎や教室で体験授業を受け、自分に合うか確認してみてくださいね!

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ABOUTこの記事をかいた人

早稲田大学商学部2年。 趣味は買い物(スーパー)と料理。もはや学生ではなく主婦……と言われる。