はじめに
突然ですがみなさん、自分なりの将来につながる興味を持っていますか?
この記事では、東京大学に推薦合格した私が、自身の経験も交えながら、興味を持つことの重要性とその見つけ方について紹介していきます!
漠然と志望校・志望学部を決めてしまっていたり、そもそも志望校・志望学部を決められていなかったりする高校生は必見です!
目次
将来につながる興味を持つことの重要性
【興味を持つことの重要性】①これからの進学先を決める軸となる
将来につながる興味を持つことは進学先を決める第一歩となります。
興味分野を明確に持つことで、自分が将来やってみたいことが見つかりやすくなりますよ。
具体的には、やってみたいことを軸として、志望学部・志望大学を決められるようになります。
私が東大を志望した理由は、人口減少に対応したまちづくりに興味があり、それを学べる環境が東大にそろっていたからでした。
そして、大学受験は人生における一つの転換点です。
注目すべきは、入学した大学によって学べることが変わってくること。
大学によって強い分野・弱い分野がそれぞれ違うからです。
大学での経験・学びは将来の自分を決める一つの要素になります。
だからこそ、なんとなくで決めず、明確な目的・理由を持って進学先を選ぶことが大切です。
【興味を持つことの重要性】②受験勉強へのモチベーションが高まる
明確な目的・理由で進学先を選ぶことで、何のために受験勉強をしているのかという目的意識が明確になります。
「なぜ私は、受験勉強をしているのだろう」や「そもそも私は、何のために大学に進学しようとしているのだろう」などというように、なんとなく進学先を選んでいる人には迷いが生じやすいです。
対して、目的意識が明確な人は迷いが生じず、受験勉強に対するモチベーションが高くなります。
長期戦となる受験勉強において一番大切なのは、モチベーションがあって継続して勉強できること。
加えて、受験対策の時間は限られているので、勉強の質をいかに高められるかも重要になってきますよ。
モチベーションがあると、受け身の勉強から自発的な勉強になるので勉強の質は向上していくでしょう。
【興味を持つことの重要性】③有意義な大学生活を過ごせる
将来につながる興味を持つことで、入学後に「なんか思っていたのと違うな」と感じることが減り、過去の自分を後悔しなくなります。
受験に対する目的意識が明確だった人は、大学合格がゴールにならないからです。
大学合格はむしろ自分の興味に応えられるスタートラインとなります。
それから、大学入学後も自分の行動に迷いが生じづらくなり、有意義な大学生活を送れるようになります。
大学で学ぶ目的意識を軸に、興味のある授業を履修してみたり、興味分野に沿った学生団体に入ってみたりと自発的に行動を決めていけるようになるでしょう。
私は、「専門分野に偏らず、幅広い知見からのまちづくりを提案できるようになりたい」という目的意識を軸に、経済学の授業を履修したり、現代社会の諸問題を考え学ぶサークルに入ったりしています。
有意義な大学生活は、多くの経験・学びを得られ、これからの自分の財産となっていきますよ。
将来につながる興味の見つけ方
【興味の見つけ方】①自分にとって楽しいことを考えてみる
自分がしていて楽しいことを考えてみましょう。
例えば、音楽を聴くこと、ゲームをすること、本を読むこと、電車を見ること、旅行に行くこと、美術館に行くこと、魚を見ること、夜空を見ること、体を動かすことなどです。
どんな些細なものでも良いので考えることが大切です。
そして、自分にとって楽しいことには、どういった学問が関係しているのかを調べてみてください。
私は、よく家族で旅行に行っていて色々なまちを見ることが好きだったことから、まちを支えている建築学・都市工学に出会うことができました。
自分にとって楽しいことから、大学で学びたい学問などの、将来につながる興味を得られるかもしれませんね。
【興味の見つけ方】②色々な先輩の話に関心を向ける
色々な先輩の話に関心を向けてみましょう。
例えば、授業中の先生の雑談、兄・姉の大学生活の話、親戚の話、祖父母の話、高校の先輩の話などです。
自分よりも経験を積んできている人の話から将来につながる興味を持つこともあるかもしれません。
大学時代のことや受験の経験などについて、自分から聞いてみるのも良いでしょう。
私は、姉の受けていた大学の授業の話や学生同士で行っていた事業の話から影響を受けて、ビジネスコンテストに出場した経験があります。
親がしている仕事について聞いてみることも面白いと思いますよ。
【興味の見つけ方】③今の社会に対して疑問を投げかけてみる
ニュースや社会の授業などで日々触れる社会問題に関心を持ってみましょう。
今の日本は課題先進国とされており、先例がなく、答えのない問題がたくさん存在します。
「どうして日本は少子高齢化になっているのだろう。」、「どうして日本の食料自給率は低いのだろう。」のように、授業やニュースなどで知った社会問題に対して、疑問を投げかけてみましょう。
私は、特に人口減少問題が深刻だと感じ、その解決策をまちづくりの観点から考えていきたいと思うようになりました。
色々な課題に触れる中で、自分が特に深刻だと思う課題を見つけ、その解決策を考えてみると、将来につながる興味を得られるかもしれませんよ。
おわりに
実際、将来のことはよく分からないという高校生が多いと思います。
将来につながる興味を持つことは、受験勉強だけでなく、将来設計の軸にもなるので非常に重要だと考えています。
皆さんも、自分自身を見つめたり、人の話や社会に関心を向けてみたりして、将来やってみたいことや学びたいことを見つけていきましょう!