はじめに
もうすぐ夏休みですね。
「志望大学どこにしたー?」
「私、○○大の□□学部!」
といった会話が各所で聞こえてくるようになるのではないでしょうか。
夏といえば、高校3年生の皆さんはそろそろ志望校を確定しなければいけない時期です。
高校で進路表の提出などが始まるとどの学校でも聞かれることでしょう。
しかし、いまだに決めかねていて「どうしてみんな簡単に決められるの!?」そう思っている人も少なくないかもしれません。
そんなあなたに、今回は志望校の決め方をご紹介したいと思います!
目次
【志望校絶対合格!】志望校の決め方
特に長期休暇である夏休みは志望校や学部に特化した勉強ができる重要な時期。
とはいうものの、夏休みを前にして未だ学部・学科選びに迷っている人は少なくないはずです。
ここでは志望校・志望学部を決めるまでの手順を紹介します。
STEP1:自分の興味のあることを思いつくだけ書いてみよう
学部選びで大切なのは、何と言っても自分の興味のある分野をきちんと把握することです。
日常生活の中で自分が興味のあること、将来漠然とやってみたいことをできるだけ多く書き出し、その分野について客観的に吟味してみましょう。
たくさん書き出すには連想ゲームの要領で考えてみるのがオススメ。
例えば、TwitterやInstagramなどのSNSが好きならば、情報発信という点でメディア系に関連させることができますし、世界の人と繋がれるという点では国際系にも関連させられます。
他にも、お金持ちになりたい!という野望を抱いているならば、お金にまつわることを学べる経営・経済系、あるいは年収の多い医者や弁護士を連想するのもアリ。
興味のあることを色々な角度から見つめ、イメージを膨らませてみましょう。
きっと興味の湧く分野がいくつか見つかるはずです。
先輩大学生に聞いた!今の学部を選んだ理由
STEP2:気になる大学のパンフレットを取り寄せよう
興味のある分野がぼんやりと分かったところで、続いては大学のパンフレットの取り寄せです。
同じ名称の学部であっても、実際に学ぶことは大学によって微妙に違うもの。
だから、興味のある学部がある大学のパンフレットを必ず複数校取り寄せ、自分の相性に合った大学を挙げてみましょう。
今やパンフレットはインタネットで気軽に取り寄せられる時代なので、気になる大学・有名な大学などたくさん取り寄せて比較検討してくださいね。
また、興味のある学部がまだはっきりしない場合、学部関係なしに興味のある大学のパンフレットを取り寄せてみるのも1つの手です。
パンフレットを読む中で、「この学部面白そう!」とお気に入りの学部を見つけて進学した大学生も少なくないので、ぜひ参考にしてみてください。
参考:志望校への想いを固める方法
- 大学グッズを購入する
「絶対に志望校に合格するんだ!」という強い気持ちをキープするためにオススメなのはやはり、オープンキャンパスで購入できる大学オリジナルのグッズ。
例えば、大学名がプリントされたラベルのペットボトル水。
飲めばきっとやる気がアップしますよね。
さらに、飲み終えたペットボトルをいつも視界に入るところに置いておけばやる気が出ること間違いなし!?
- 志望校アピールで士気を高める
志望校の赤本を友達にあえて見せたり、みんなの前で「〇〇大学に絶対合格します!」と宣言するのも良いかもしれません。
自分自身で志望校に受かる以外に道はないという状況を作りだすのも、ややストイック過ぎるかもしれませんが想いを固められて勉強に集中することができますよね!
- 同じ志望校の仲間と刺激し合おう
受験をする上で、自分と同じ志を持つ仲間の存在というのは欠かせませんよね。
志望校が同じ仲間を作り、一年後の自分たちをイメージすると、お互いに「絶対に志望校に合格したい!」という想いが強まるはず。
また最近はSNSで同じ志望校の受験生と簡単に繋がることもできるので、身近に同じ志望校の友達がいない人はライバルの勉強に刺激を受けられて良いかもしれませんよ。
STEP3:オープンキャンパス・模擬授業など受験生向けイベントに行こう
実際に大学に行くことも、志望校・学部選びにおいて大きな役割を果たします。
オープンキャンパスに参加して、気になる学部に実際に通っている先輩に大学生活について尋ねてみるといいですね。
そして、学部はもちろん、大学自体の雰囲気と自分が合っているかをチェックするのは必須です。
実際にキャンパスを歩いて雰囲気を感じてみましょう。それだけでも勉強のモチベーションになります。
パンフレットを見ただけで志望校を決めてしまうと、その大学の雰囲気に馴染めなかったり、勉強する内容に関しても自分が思っていたのと違ったりして後悔する可能性があります。
充実した楽しい大学生活を送るためにも、ぜひ実際に気になる大学に足を運んでみましょう!
さらには、各大学が開催している模擬授業などの高校生向けイベントに積極的に参加するのもオススメ。
模擬授業は様々な分野の研究を知ることができる絶好の機会です。
何となく立ち寄った模擬授業を受けたことで興味の湧く分野ができたり、「相性の良かったあの先生の講義を大学で受けたい!」と志望校決定のきっかけになることも少なからずあります。
大学独自の模擬授業だけでなく、複数の大学が合同で開催する大規模なイベントもあるので、積極的に参加してみましょう。
STEP4:お金にまつわることを親御さんと相談しよう
どこを志望するにしても、大学進学において避けて通れないのはお金の問題。
ほとんどの大学生は、大学生活を送る上で必要なお金を親御さんに支援してもらうことでしょう。
だからこそ、お金について親御さんと相談する機会を必ず設けてください。
相談することは、まずは学費です。大学や学部によって、学費に大きな差があります。
また、私立大学は国公立大学のおよそ2倍あるいはそれ以上の学費がかかります。
なんと私立医学部だったら6年を通して学費が1000万円を超えるところも!
自分の志望する学部の学費はどれくらいなのか、大学別にしっかりとメモをとって伝えましょう。
次に、奨学金が必要かどうか、必要だった場合は応募の条件や型なども徹底的に比較検討してください。
さらに、遠方の大学も視野に入れている場合、そもそも実家と離れた大学に進学していいか相談するのも忘れずに。
一人暮らしにするのか寮に入るのか、寮ならば大学ごとの寮の設備について調べるとなお良いですね。
志望校を調べる上で参考になる手段
なんとなく「将来こんなことがしたい!」と思っても、大学の数は結構多いものでそれを叶えてくれそうな大学を探すのにはそれなりの根気が必要です。
ここでは、その大学を探すためのサーチの方法をいくつかご紹介したいと思います。
方法その1.ネットで調べる
いまの時代まず頭に浮かぶのはネットでしょう。
大学のホームページはもちろん、ウィキペディアなどでも概要を把握できます。
情報量が多く手軽なのが特徴です。
ただし情報が正しいかどうかはいまいちなので、複数のサイトを参考にし間違いのない情報を入手するようにしましょう。
方法その2.本屋で調べる
参考書コーナーの近くにいけば『大学ランキング』(週刊朝日進学ムック)などをはじめとした受験情報誌があるので手にとって読んでみましょう。
書籍の情報は信頼性が高いというメリットがある一方、ひとつの大学に絞った本があまりないというデメリットもあります。
幅広く志望校を検討したいという人にはオススメできる方法です。
方法その3.人づてに調べる
先輩や先生の経験談は本当に為になります。ここは勇気を出して相談してみましょう!
先輩や先生のは、自分の後輩や生徒に頼りにされるのは嬉しいものであり、親身になって聞いてくれるものです。
また、両親に聞いてみるのも為になります。
ただし最終的は決断は必ず自分でするようにしましょう。
方法その4.パンフレットを申し込む
高校生が見落としがちですが、オススメしたいのが大学案内のパンフレットです!
これは大学が発行しているもので、最も信頼できます!
多くの受験生は願書を申し込む時期、つまり高校3年生の11月頃に初めてこの存在に気が付きます。
しかし、これでは志望校選びに利用するにはあまりに遅すぎます。
ある程度大学を絞れたらすばやく各大学のパンフレットを請求し、じっくり読んで比べてみましょう。
請求すればわずか2〜3日で届きます。パンフレットを見れば、各大学や各学部に入った後のイメージが湧きやすくなります!
また大学側も生徒を呼ぶためにかなり真剣にパンフレットを作っているので非常に読み応えがあります!ぜひ早めに手に入れましょう!
方法その5:実際にキャンパスに行ってみる
やはり一度は実際にキャンパスに行ってみるべきです。
面倒ですがその効果は絶大です!
さらに実際行くことで、近い将来そのキャンパスを歩いている自分の姿がより明確にイメージできるようになります。
ぜひ自分の足で大学を歩きながら、合格発表で大喜びしている自分の姿を常にイメージしてみましょう。
このイメージはモチベーションを保つ上で非常に大切です。
また、夏と秋にはオープンキャンパスがあるので、そういった公式の機会を活用するのも良いと思います。
最後に
「自分が専攻したい学問の権威だから」
「親の出身大学だから」
「ネームバリューに惹かれて」
などなど、志望大学を決定する理由は人それぞれです。
どれも正解です。でもひとつだけ言いたいこと。
「自分の学力に見合っているから」という理由だけで志望校を決めてしまうのはあまりにもったいないということです。
大学生活は四年と長くはありませんが、ものすごく貴重な時間です。
身の丈をふまえて妥協してしまったら、絶対に後悔が残ります。
設定した目標に届くよう、身の丈を伸ばそうとするのが受験勉強への大きな動機になります。
決め手となるのはなんだかんだ最後は「環境」だと思います。
いくら名前や評判に惹かれた大学であっても、いざ進学してみて、「なんだか肌に合わない……。」と思うことがあることも少なくはありません。
そうなると4年間過ごすのは辛いでしょうし、転学などもリスクが大きいでしょう。
「どんな努力をしてでもここに行きたい!」と感じさせる大学でなければ受験勉強も続きませんし、大学に入った後も納得のいく学生生活を送ることは難しいです。
どんな理由であれ「ここで勉強したい!」と思える憧れの大学を見つけ、実りある受験勉強生活、大学生活を送ってくださいね!