【大学生活にかかるお金はいくら?】1年間にかかる金額や仕送り額、バイト代などを徹底調査!

はじめに

今回は大学生のお金にまつわる話をしていきます。

大学生になると色々な場面で、お金という問題は切り離せません。

入学金をはじめ、一人暮らしを始めれば家賃。

また、日々の交際費など数えればきりがありません。

そんな大学生のお金の事情についてまとめてみました。

大学生のお金事情|新大学1年生が1年間にかかるお金の総額はいくら?

今回調査した方は実家生なので、家賃は考慮されていません。

1人暮らしをする方はこちらの記事をチェック!

大学生の一人暮らしについて詳しくまとめた記事も合わせてご覧ください。

【地方受験生・進学先選び】大学生のひとり暮らしのメリット・注意点

2021.05.07

【大学生活でかかるお金】1.教科書代

まず買い揃えなければいけないのが教科書。

大学の教科書は何かと高いです。

筆者の場合(値段は税抜き)
『メディアを学ぶ』・・・3800円
『老年学』・・・2600円
『スペイン語会話』・・・ 2600円
『スペイン語文法』・・・2600円
『スペイン語辞書』・・・4000円
『脳の人間科学』・・・2400円
『心理学概論』・・・2000円

総計・・・20000円

しかし、筆者の経験上、指定された教科書全てを完璧に買いそろえておく必要はないと思います。

指定されていてもほとんど授業で使わなかったり、授業のスライド等で十分な場合もあります。

あらかじめ学部の先輩や、図書館に行って借りたり、必要になってから買うように工夫することで多少のコストは削減できるはずです。

現在であれば、古本などはネットでも安くで取引されているので、中古が気にならないのであればそちらの利用も考えてみたらいいでしょう。

【大学生活でかかるお金】2.パソコン代

大学生はノートパソコンが手放せません!

授業でもバイトでもどこでも使います。

筆者の場合は学部指定のノートパソコンを買うことが決められていました。

指定がない場合でも、用意することを強くお勧めします。

筆者の場合(値段は税抜き)
MacBook Air(4年間の保証付)・・・143600円

【大学生活でかかるお金】3.生協加入料

学生生協に加入すると、本や文房具、食堂にて割引サービスをしてもらえて、何かと快適です。

旅行案内や免許取得等も生協を通して行うことが可能です。

加入は強制ではありませんが、ぜひ加入するべきだと思います。

ほとんどの学生が加入しています。

生協出資金・・・15000円(卒業時に返還される)

【大学生活でかかるお金】4.入学金

入試が終わり、合格通知をもらって進学を決めてすぐに学校側に振り込むお金のことを入学金と言います。

平均的に国公立大学では282,000円、私立大学では約200,000円かかると言われています。

詳しくはこちらの記事をご覧くださいね。

入学金について詳しくまとめた記事も合わせてご覧ください。

【入学金に関する疑問を解決】大学合格後に必ずかかる「入学金」の基礎知識まとめ

2021.12.20

【大学生活でかかるお金】5.授業料

入学金よりも差が顕著なのが授業料。

国公立大ではおよそ50万円であるのに対し、私立では文系で70万円前後、理系では100万円かかります。

医歯薬系だと200万円を超える学校がほとんどです。

【大学生活でかかるお金】6.スーツ

入学式でも、バイトでも、就活でも、大学卒業したその先も使うのがスーツ。

この春の時期は学生割引を使ってお得に買うことが可能です。

バッグや靴も揃えて買うとさらに良いですね。

スーツセット(ジャケット、シャツ、ズボン、バッグ、靴)・・・約50,000円

【大学生活でかかるお金】7.通学定期

住んでいるところによりけりですが、安くて6ヶ月で25000円くらいは定期代としてかかります。

実家生の中には遠距離を長時間かけて通学している人も少なくないと思います。

筆者の場合は6ヶ月間でおよそ14万円かかります。

ここまで多額の費用がかかるのは少数派かもしれませんが、定期代をきちんと用意して授業初日から快適に通学できるようにつとめましょう。

1ヶ月、3ヶ月、6ヶ月の単位で購入が可能ですが、6ヶ月購入が一番お得です。

結局総額は…

スクリーンショット 2016-02-11 22.56.42

ざっと計算してみて96万円〜338万円でした。

幅はありますが膨大な数字ですね。

他にも女子はメイク道具を揃えたりする必要もでてくるでしょうし、たくさん遊ぶことも考えると、これ以上にもっと費用がかかると思われます。

次は出て行くお金ではなく、入ってくるお金について考えてみましょう。

大学の授業について詳しくまとめた記事も合わせてご覧ください。

高校とは違う?大学の授業の受け方を徹底解説!

2021.01.16

大学生のお金事情|仕送り額やバイトはいくら?

大学生の仕送り額は?

中々友達にはズバリと聞けないこの質問。

今回は記事化するということで本当の金額を教えてもらいました。

仕送り額

少ない人では1円ももらっていないという人から、もらっている人では15万円ももらっているという結果が出ました!

平均値は7.1万円でした。(これだけバラツキがあれば、平均に意味があるのか最早わかりませんが。)

しかし、ここで勘違いしてはいけません。

「仕送り額」だけではなく、「実質仕送り額」を見てみましょう。

実質仕送り額のカラクリを以下に説明します。

仕送り以外で親が負担しているもの

そう、「仕送り」とは親から子供に送ってあげる、自由に使えるお金のこと。

仕送りとしてではなく、親に負担してもらっているものは他にも様々あるのです。

上記のグラフは、「仕送り以外で親に負担してもらっているものは?」という回答に対して、家賃を7万円、携帯代を1万円、インターネット代を5千円、水道光熱費を3千円としてグラフ化したものです。

これによると、「仕送り」として送ってもらっているお金は人よりも少ないが、家賃や通信費などを親に負担してもらっているので、実質仕送り金額が高くなる人もいることが判明しました。

また、仕送りとして15万円もらっているJさんは、仕送り以外に親には何も負担してもらっていませんね。

仕送りの他に負担してもらっている額を「実質仕送り額」とすると、実質仕送り額の平均は12万800円になりました。

実質仕送り額のトリム平均(最大値と最小値を除いて平均をとること)をとると、12万3千円になりました。

ちなみに…家賃は男女差がある

家賃は基本的に女性の方が高いと言われています。

セキュリティの設備が整ったところに住む人が多いからです。

上の計算では便宜的に家賃を7万円としましたが、男性と女性で家賃の平均をとると、女性の方が5千円ほど高いところに住んでいる印象です。

また、家賃は「駅近」「オートロックがついている」「トイレとお風呂が別」「ガスコンロが二口以上」「角部屋」「収納が多い」などなど、条件が一つ増える毎に3000円程度値段が上がっていくと覚えておくと簡単です。

大学生の月のバイト代はいくら?

月のバイト代も聞きました。

月のバイト代

「仕送り」としてはお金を一円ももらっていなかったAさんがダントツの1位で、12万円をバイトで稼いでいます。

バイトで12万円稼ぐとなると大変です。

時給1000円のバイトを120時間もしなければなりませんからね。

103万円以上の稼ぎがある人は親の「扶養控除」から外れてしまうため、親の所得税が上がってしまいます。

それだけでなく、Aさんはバイトで12万円、年間で144万円を稼いでしまうので、親の社会保険の扶養からも外されてしまうのです(130万円以上を稼ぐと親の社会保険の扶養を外される)。

このあたりは、逆に稼がない方が得という場合もありますので、お父さんお母さんとよく話しあいながら仕送りやバイト額を決めていきましょう。

【結論】大学生が使えるお金は合計いくら?

全てひっくるめて使えるお金

ということで、実質仕送り額にバイト代を足して、月に自由に使えるお金は以上のグラフになります。

他にも、何人かは奨学金を借りていましたので、その分が加算されますから、ほとんどの人は15万円程度を収入として暮らしているようです。

特に女性だと、東京で暮らすには月に15万円では少々足りないという人も多いと思います。

バイトをしたり奨学金をもらったりしながら上手くやりくりしていかなければなりません。

【番外編】大学生は貯金をどれくらいしている?

貯金、どれくらいしている?

この質問に対しては、10人中6人がほとんど出来ていないと回答しました。

1万円以下ではあるが、貯金を出来ている人は2人。1万円以上の貯金を出来ている人は2人でした。

アンケート母数が10人と少ないなので、これをもって「東京の学生の60パーセントは貯金が出来ていない」と結論つける訳にはいきませんが、それでも1万円以上の貯金を毎月出来ている人は稀です。

カツカツで生活している人が多いですね。

貯金している人によると、
「貯金しようと意識している訳ではないが、使わないので貯まっていく。」
「一年に一回は旅行に行きたいので、意識して貯めている。」
とのことでした。

外食しなければお金は比較的貯まっていくはずなのですが、三食外食という人も少なくなく、それが家計を逼迫している人も少なくありません。

大学生ってどうやって旅行資金を貯めている?

旅行の話が出てきたので、少し旅行の費用について触れておきたいと思います。

これはデータである訳ではありませんが、私の周りでいうと旅行に行く前月に猛烈にバイトをする人が多いようです。

また親に少しだけお小遣をもらったり、前借りしてバイトで返すという人もいます。

毎月定額貯めて旅行に行っている人は私の周りにはあまりいません。

ただし、卒業旅行となると別です。

大学4年生の後半は単位も取り終わり就職活動も終わっている学生がほとんどなので、あとは卒論を書くだけなので比較的時間があります。

その時間をバイトにあて、卒業旅行資金を貯めている人は多いです。

卒業旅行となると海外に行ったりしてかなり出費がかさみ、さすがにそれを親に出してもらう訳にもいきませんから、自分で何とか工面する人が多いです。

おわりに

いかがだったでしょうか。

大学生になると、高校までとは違い色々な面でお金の問題が発生します。

もちろんお金を使わないことには大学生は満喫できないわけですが、計画的に使い使いすぎないことが大事ですよ。




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