合格サプリメンバーの勉強法まとめ⑦

はじめに

合格サプリメンバーの勉強法まとめ第七弾!

今回は理系のメンバー3人が、『入試に間に合う理科の勉強法』、『英語長文の速読を身につける方法』、『模試の復習法』について紹介します。

理系の人はもちろん、文系の人も是非参考にしてみてください!

理科が間に合わない!現役生が入試までに理科を完成させる3ステップ

はじめに

「理科が間に合わない。」

これは、多くの理系現役生が入試直前期に発する言葉です。理系受験生は文系に比べ数学の負担が大きいため、英数に時間をとられがちで、入試直前に理科が未完成のまま挑むことになりかねません。

そうならないために、入試に間に合うための理科の学習方法を、理系プロフェッショナルの東工大生が伝授します。

最初の一歩は、教科書と学校のワークの基礎固め

「定期テストレベルの基本問題は受験勉強に役立つのか」と不安な方はいませんか?

実は、基本問題も取り組み方次第では、入試の基礎を固めることができます。まずは、学校の課題のワークを取り組み、学校の授業に遅れないことから意識します。

ワークとはセミナー、リードα、アクセス等、定期テストレベルの問題集のことです。必ず、テスト範囲の基本例題・基本問題をすべて取り組んでから、テストに挑みましょう。

語句問題ならその意味を解説でき、計算問題なら導出過程が合うまで仕上げれば、かなりの力がつくはずです。

みんな解くべし重要問題集。ただし、その扱いには要注意。

3年の夏休みくらいから、多くの理系受験生は重要問題集(以下、重問)を始めますが、解き進める際には注意が必要です。なぜなら、重問には「初めは解けなくてもよいレベルの難問」も収録されているからです。

まずは授業が終わった範囲のA問題、その中でもとくに必解から取り組みましょう。各自の取組む範囲の目安としては、理科に苦手意識がある人は必解まで、とくに苦手意識はない人はA問題、理科が得意で入試本番の得点源にしたい人はB問題を含めたすべての問題を解くようにするのが良いです。

細かい範囲は、同じ大学を受ける仲間、先生、過去問などと相談しながら決めましょう。重問の最終目標は、この範囲を自力で解けるようになることです。

私の場合、冬休み前までに決めた問題数のうち8割を自力で解けるようになるペースにしていました。他科目の勉強もあるため、このくらいのペースを参考にすると良いと思います。

模試・過去問を利用して、勉強の軌道修正

10月~11月は、模試の範囲が拡大してきて、定期テスト勉強と重問の取組み次第で成績に大きな差が生じます。

模試の結果は単元ごとに確認し、とくに失点が大きい部分の原因を考えて、きちんと対策をするようにしましょう。

この時、基礎に不安があれば、恐れずに学校のワークに戻ることも必要です。ただし年明けまでには、自分の取組むべき重問の問題は、すべて自力で解けるようになっていましょう。

また、11~12月のうちに「3年分の過去問を解くこと」が必須です。過去問を解くことで、志望校の出題傾向をつかみ、重問演習で特に力を入れるべき単元・分野を明確することができます。

もし時間がなかったら、志望校が力を入れている分野の重問から優先的に完成させましょう。志望校の問題をイメージしておくと、共通テスト後の過去問演習がはかどります。

おわりに

今回ご紹介したペースなら、理科に自信を持った状態で入試に挑戦できるはずです。ここまで勉強すると、おそらく理科のおもしろさも実感していることでしょう。

現役生で理科が完成していれば、入試本番のメンタル面における不安も一つ解決できます。なるべく早い時期から理科の対策に取組み、万全を期して入試に臨みましょう。

英語長文の速読力を身につける3つのポイント

はじめに

英語の試験中に長文問題が解き終わらなかった経験は誰にでもあるのではないでしょうか。長文問題に時間がかかってしまう原因の一つは長文を読むスピードが遅いことです。

そこで、今回は速読力を身につけるための3つの方法を紹介します。3stepの実践で速く正確に読む力をつけられれば、余裕をもって問題を解き終えられますよ。

step1:語彙を増やす

まずは語彙力をつけることから始めましょう。わからない単語が減ると、単語だけである程度英文の意味が掴めるので、一気に読みやすくなります。

語彙力を増やす方法としては自分で単語帳を作ってみるのがおすすめです。

単語帳は作る時にスペルを確認しながら自分の手で書くので、ただ単語を眺めるよりも断然覚えやすいはず。長文の中で知らなかった単語や市販の単語集からどうしても覚えられない単語をピックアップしてオリジナルの単語帳を作ると良いでしょう。

作ったときに6割程度覚えたら、翌日からスキマ時間に一日数回取り組むことがポイントです。作った日に全て覚えて終わりにすると短期記憶になりやすいので注意しましょう。

step2:文を細かく区切りながら読む

実際に長文を読むときには、文を細かく区切ると文構造を掴みやすくなります。試しに「,」ごとに/を入れて区切りながら英文を読んでみてください。話の区切れ目を意識しながら読めるはずです。

長文では特に修飾関係の把握がカギです。皆さんも、一文の中に何度も動詞が出てきて、主語との対応関係が分からなくなったことはありませんか。

対策として、関係代名詞、関係副詞には自分でカッコの種類を決めて印を入れながら読む習慣をつけると良いでしょう。さらに、主文の主語と動詞には大きくSVと書き入れることも有効です。

早いうちに文を正しく区切る力を身に着ければ、英文がより長く、複雑になっても恐れることはありません。

step3:音読をする

一度解いた試験問題や問題集の長文を音読することでも速読力は上げられます。

音読と言ってもただ声に出して読むだけではあまり意味がありません。

最初は難しいとは思いますが、黙読でしているように翻訳しながら音読した方が黙読のスピードアップにつながります。これは英語の語順のまま内容を解釈するトレーニングにもなりますよ。

音読では自分の声が聞こえるため、単語を追うスピードの変化をより実感しやすいはずです。そして、音読がスムーズにできれば、当然黙読ではより速く読めるようになっているでしょう。

音読でつっかえる箇所は発音や文構造を理解していないことが多いので、理解が曖昧な部分の発見にも音読は役立ちますよ。

おわりに

速く正確に英文を読めれば、後に続く設問にかかる時間も短縮できます。

長文問題は時間がかかる一方、配点が大きいのも事実。確実に正解して、大幅な得点アップを狙いましょう。

速読力は数日で身につくものではありません。毎日の積み上げが大事です。日々の努力で少しずつ身につくものと考えて、step1~3を毎日の英語の勉強に取り入れてみてください。

【必見】模試復習の効率が格段にUPする3ステップ

はじめに

みなさんは模試をどのように活かしていますか?

せっかく丸1日かけて模試を受験するのに、点数や判定に一喜一憂するだけではもったいないですよね。

この記事では模試を最大限に活用できる、模試受験後の3ステップを紹介します。

ステップ①:当日中に模試を解きなおす

みなさん、模試を受けっぱなしにしていませんか?模試を解きなおすことには、自分を見つめなおせるというメリットがあります。

特におすすめのタイミングは模試を実施した当日です。理由を2つ紹介します。

1つ目は試験で間違えた原因を思い出せることです。記憶が鮮明なうちに解きなおすことで、間違えた原因がミスによるものなのか、知識不足によるものなのか見極めることができます。

2つ目は記憶をきちんと定着させられることです。人間の記憶は1日たつと33%しか残らないと言われています。忘れる前に解きなおすことで記憶が定着しやすくなりますよ。

ステップ②:要点を付箋に書きノートに貼る

模試の解き直しをしたら、覚えるべき要点や公式が出てきますよね。それらをPOST ITなどの大きめの付箋に書き込み、復習用ノートに貼っていきましょう。志望大学のノートを使えばモチベーションも上がりますよ。

ノートに直接書き込むのではなく、付箋に書くことにメリットがあります。

1つは書ける情報量が限られている点です。付箋は大きさに限りがあり、要点を要約して書く必要があるため、高い理解度が求められます。

自由に順番を並び変えられる点もメリットの1つですね。付箋は繰り返し貼りなおせるため、自分のまとめたい順番に何度も並び変えることができます。

付箋を持ち運んで要点をメモする習慣がつけば、模試復習時だけでなく、授業中や個人での問題演習中にも役立ちますよ。

ステップ③:すき間時間に繰り返し読む

付箋ノートを作り終わって満足してはいけません。

一度に大量の演習をこなす「集中学習」よりも、何度も少ない演習を積み重ねていく「分散学習」のほうが、記憶の定着に効果的であるといわれています。

つまり「付箋ノートの内容を一気に長時間費やして暗記する」よりも「空いている時間に何度も付箋ノートを暗記する」ほうが効果的なのです。

単語帳を何度も繰り返し読んで基礎知識をつけるように、過去の模試での間違いを何度も読み返し試験に臨む基礎体力をつけていく、というイメージです。

学校までの移動時間や寝る前の15分間など、すき間時間は1日の中にたくさんあるので、自分の生活リズムにあった時間を見つけましょう。

おわりに

模試当日に復習し、付箋ノートに書き出し、何度も読み込んでいくという地道な作業。厳しい道のりですが、ノートの厚みの分だけ自分の力になっていくはずです。

この3ステップを意識して力をつけ、本番の試験に備えましょう!

おわりに

いかがでしたか?

参考になった勉強法があれば、是非取り入れてみてくださいね。

次回もお楽しみに!




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