はじめに
みなさんは、慶應文学部がどんなところか知っていますか?
本を読んでいる人が多い、おとなしい人が多い……。このようなイメージを持つ人が多いのではないでしょうか。
しかし本当のところはどうなのでしょう。実際にどのような授業が行われていて、どのような学生がいるのか、知りたくありませんか?
そこでこの記事では、1年生に在籍する私が、慶應文学部の特徴をお話します。
入試や授業の魅力、実際の雰囲気まで徹底紹介しますので、慶應文学部を志望している人も、慶應文学部に興味がある人も必読です!
目次
慶應文学部の特徴①:自分を生かせる入試
入試形態は2つ
慶應文学部の入試には自己推薦入試と一般入試の2種類があり、自分にあった方で受けられます。
自己推薦入試では内申、国・英の力を見る総合考査、小論によって選抜されます。一般入試の受験科目は英・社・小論です。
例年自己推薦入試は11月、一般入試は2月にあるので、慶應文学部が第一志望ならば、推薦入試と一般入試両方にチャレンジするという手もあります。
そうすると合格のチャンスが2倍です。
国立大学を併願したいという場合は、一般入試で受験する人が多いですね。
勉強以外の個性も伝えたいなら推薦入試
自己推薦入試は特に、高校時代に勉強以外の活動にも力を入れてきた人や、単純なテスト勉強は苦手でも、本を読むこと・考えることが好きな人に向いています。
自己推薦入試で合格した友人は、対策として過去問を解くことに加え、東京大学や京都大学の現代文(評論)を扱っている映像講座を見たりし、特徴的な問題に太刀打ちできるようにしておいたそうです。
また日頃から社会問題に関心を持ち、新聞を読むなどして思考力を付けることも役立つと言っていました。
一風変わった傾向の一般入試
慶應文学部の一般入試は他の私立大学と比較すると一風変わっています。
英語は英和・和英の紙辞書の持ち込みが可能で、例年少し長めの英文が出され、主にその内容に関連した和訳・英作・要約が出題されます。
社会は選択問題もありますが、文章の穴埋めや一問一答などの記述問題が多いです。
同じ私立大学でも、早稲田や上智などの入試では、英・社ともに、選択問題、マーク式の問題の方が多く出題されます。
記述の多さを考えると、慶應文学部の一般入試は国立大学の問題に近いといえるかもしれません。
また小論では課題文を読んで、まず300〜400字の要約をし、次にその文に関連する質問に答える形で400字程度、自分の考えを記述します。
抽象的な文章の年もあれば、専門的な話題の文章の年もあります。どんな話題でも、オリジナルの考えを持とうとする姿勢が大事です。
慶應文学部の特徴②:自由な学び
じっくり選べる多様な専攻
慶應文学部では、文学系、哲学系、史学系、人間関係学系、図書館・情報学系のいずれかに属する17の専攻が用意されています。
しかしそれぞれの専攻に別れるのは2年次からで、1年生の間は専攻について自由に考えることができます。
この点も慶應文学部の魅力の1つです。
例えば上智やMARCHなどの大学では、専攻まで決めたうえで受験しなければなりません。
しかし高校生の時点で専攻を決めるのは、結構難しいことではないでしょうか?
実際私も高校生の頃は、日本語と英語にしか触れたことがなかったため、国文学専攻や英米文学専攻しか視野に入れていませんでした。
しかし大学に入学してフランス語を学んでいるうちに、仏文学にも魅力を感じ、仏文学専攻も視野に入れ始めています。
大学で様々な学問に触れると新たな興味も湧いてくるので、入学してからじっくり専攻を選べるのは嬉しいです。
また他の大学だと、文学部には入らず他の独立した学部になりがちな、社会学や教育学、人間科学も専攻できます。
たくさんの選択肢があるのも慶應文学部ならではの魅力ですね。
1年次に選べる授業も豊富だった
慶應文学部では、1年次の必修科目は英語と第2外国語だけ!他の時間は自由に好きな授業をとることができます。
これも魅力の1つだな、と感じています。
私の1年生春学期の時間割はこちら。赤字が必修科目です。
選べる授業は文学部の先生が開講している科目に限られません。法学部や経済学部など、他の学部の先生の授業も受けられます。
例えば私が受けた近代思想史は、経済学部の先生の授業でした。
経済学的なアプローチも多かったので、同じ歴史でも、文学部の先生に学ぶのとは違った視点を得ることができたと感じています。
また同じ授業を受ける他学部の人との交流もできるので、交友関係も広がりますね。
慶應文学部の特徴③:色々な人がいるが馴染みやすい雰囲気
慶應文学部は多才な人やオシャレな女子が多い
何より、慶應文学部は多才な人が多いです。
芸術面で活動している人、海外での生活経験があり外国語堪能な人などなど……。毎日たくさんの刺激をもらえます。
また慶應文学部では例年女子の方が多く、現在の男女比はだいたい4:6です。
私の主観ですが、慶應文学部の女子はオシャレで可愛い人が多いような気がしています。
私も女子力アップを目指して精進しています(笑)
馴染みやすい雰囲気
多才な人やオシャレな女子も多い慶應文学部ですが、居心地の悪さなどは感じにくく、馴染みやすい雰囲気があるのが良いところです。
1年生のクラスは、第二外国語の選択が同じ人たちで組まれますが、クラスの人数があまり多くないということもあり、クラス内の交流は結構盛んです。
女子ばかりだと男子の肩身が狭いのでは……、と心配している人もいるかもしれませんが、決してそんなことはありません。
いつもクラスを仕切ってくれるのも男子ですし、皆生き生きとして大学生活を送っていますよ。
私は地方出身で知り合いもおらず、最初はとても緊張していましたが、すぐに何人かの友達ができ、慶應文学部の雰囲気に馴染むことができました。
おわりに
慶應文学部について知っていただけたでしょうか。
このように、慶應文学部は、入試で自分の個性を出しやすく、授業や進路を選択する際に自由度が高いという魅力があります。
また、慶應ならではのオシャレで多才な雰囲気がありながら、皆が馴染みやすい雰囲気もある学部です。
あなたも、慶應文学部で自分探しをしてみませんか?
もっと知りたいという方は、ぜひ慶應文学部の公式サイトも見てみてください!