勉強に睡眠が必要不可欠な理由と、受験生におすすめの睡眠時間

睡眠時間を削ってはいけない理由

レム睡眠が現れる頻度が少ない=記憶が定着しづらい

睡眠と記憶の仕組みについての話が終わったところで、深夜に勉強することの話に戻りましょう。

確かに一日の行動が完全自由であるなら、夜遅くに勉強をする習慣をつけてもあまり問題ありません。

しかし普通、どれだけ遅くまで勉強していようと、翌朝には学校があるので一度必ず起きなければいけません。

すると夜中に勉強していた内容をレム睡眠の中で定着させる十分な時間がとれないのです。

例えば、もし7時間半寝ていればレム睡眠の時間帯は約5回訪れるのですが、3時間睡眠だとその回数は2回以下しか訪れません。

前者のほうが、学習内容が長期記憶として定着しやすいのは明らかでしょう。

睡眠は体調維持にも極めて重要

記憶という観点から夜型の生活は避けて睡眠をとることが大事なのは先述したとおりですが、もちろん睡眠は学習内容を覚えるためだけにとるものではありません。

睡眠は体と脳の休息時間としてもとても大事になってきます。

レム睡眠時に脳が記憶の定着を行っている間、体は日中の活動による疲れを癒やします。

レム睡眠以外の「ノンレム睡眠」時は、脳が休憩をとっている間に体は免疫機能を活発に働かせています。

睡眠をとることで頭と体の健康な働きが維持されているのです。
当然睡眠時間が十分に確保されなければ、翌日に影響してきます。

高校生の皆さんも一度は体験したことがあると思うのですが、睡眠時間が普段より少ない日や、睡眠不足が続いた日は誰であっても元気が出なかったり、やる気が起きなかったりしますよね。

十分に寝られなかったために、勉強自体に集中できなくなれば学習効率は落ちますし、体調を崩してしまえばそもそも勉強すらできなくなってしまいます。

学校生活を送りながら日々の勉強を維持するためには、やはり早寝早起きの習慣をつけて日中に勉強するのが一番でしょう。

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