はじめに
皆さんの中には、河合塾の全統マーク模試を受けたことがある人も多いのではないでしょうか?
全統マーク模試を受けたことがない人も、その名前だけは知っているという人も多いはず。
今回は、そんな受験生にも広く知られ、活用されている模試の1つである「全統マーク模試」が収録されている「マーク式総合問題集」の特徴を徹底レビューしました!
最後におすすめの使い方もご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください!
マーク式総合問題集とは?
マーク式総合問題集は、一言で表すと河合塾が毎年行っている全統マーク模試の過去問集です。
今回紹介するマーク式総合問題集2016には、2015年に行われた全統マーク模試の過去問そのままのものに加え、全統マーク模試をベースにして作られた問題も収録されています。
問題は大学入試センター試験と同一形式であるため、この問題集を使えばセンター本番同様の体験をすることができます。
また、問題の解説冒頭には、他の受験生の正答率や得点率が掲載されているのも、この問題集ならでは。
難易度が高くて他の人も解けていない問題での失点ならまだしも、正答率が高い問題を失点しているのは大きな問題ですよね。
そういった、他の受験生と比べた自分の位置ができるのも大きな特徴と言えるでしょう。
どんな人におすすめか
まずは、センター試験の本番の緊張感を感じながら問題を解きたい人におすすめできる問題集です。
問題がセンター試験と同一形式で、なおかつレベルも高いので、過去問を解くのとはまた違った緊張感を持ちながら解くことができるでしょう。
また、過去問を解き終えてしまって、さらにセンター試験の対策・問題慣れをしたい人や、河合塾の全統マーク模試がどのような内容なのかを知りたい人、受けたことがない人などにもおすすめです。
ラインナップは?
センター試験の科目は、すべて網羅されています。
各科目ごとに購入できるので、自分の苦手な科目だけを選んで購入するのも良いでしょう。
収録されている問題数は、科目によっても異なるようですが、確認したところセンター試験7回以上分は掲載されていました。
これだけあれば、対策には十分な量と言えるでしょう。
- 英語…リスニング2回分+筆記問題6回分+改良問題2回分(リスニングCD付き)
- 数学…最近の問題4回分+改良問題3回分
- 国語…最近の問題5回分+改良問題2回分
※改良問題…過去実施された模試をベースに、独自に出題傾向を分析して出題内容を再構成した問題
※1回分…センター試験の各科目の1回分
おすすめの使い方
標準解答時間を参考にしよう!
センター試験で最も重要といっても過言ではないのが、時間配分です。
分からない問題に多くの時間を割いてしまってできる問題を解く時間が足らなくなってしまった、といった時間配分のミスが点数に大きく影響してきてしまいます。
このマーク式総合問題集には、問題の最初に「配点と標準解答時間」として、各大問ごとに目安となる解答時間を記載してくれています。
解くときは必ず時間をはかり、解答時間に無駄があったかどうかの確認をしたり、自分にあった時間配分を決める上での参考にしましょう。
正答率や平均点を確認しよう!
問題ごとに他の受験生の正答率が見られるのも、この問題集の良いところ。
正答率や平均点は復習の際に活用することができます。
例えば、正答率が90%を超えるような問題は、他の受験生の大半も解けている基礎的な知識を問われている問題が多いです。
そういった問題で間違えていたら、まずはその問題を徹底的に復習して、解けるようにするべきですよね。
正答率や平均点を確認することで、復習の優先順位付けができるので、試験本番まで残り時間が限られている中で、時間を有効活用できますね。
最後に
いかがでしたでしょうか?
センター試験の過去問とはまた違った勉強ができる、『マーク式総合問題集』。
気になった人は、ぜひ書店でも見てみてください!