高校生クイズ2連覇の東大生・伊沢拓司さんに聞いた暗記法

できることを楽しめたら勝ち

伊沢さん

受験生活において、心がけていたことはありますか?

普段の勉強を長い時間やると腐りがちというか、ダラダラしてくると思うんです。
僕は特に長い時間勉強するのが苦手だったので、短い時間でも集中100パーセントでやれることを大事にしていました。

演習を1時間以上続けてしないと決めたり、勉強を始めて20分でも集中力が切れたら休憩をはさんだりと、細かいリフレッシュをこまめにすることを心がけていました。
もちろん休憩が長くなってしまうのはダメですが、塾の建物の周りを一周するとか、CDを借りに行ったりとか、ご飯を食べたりとか。

最後に受験生にメッセージをお願いします。

勉強は辛いものみたいなイメージがありますけど、結局はできるようになることを楽しめたら勝ちだと思います。

自分の特徴、自分がどう手を抜いてどうアクセントをつければうまくいくかを知る、それが大学受験で得られる一番大事なことだと思います。

インタビューを終えて

かりん
インタビューに行く前は、伊沢さんはきっととても頭の良い方で、私たちには真似できないような勉強をされているのだろうな、と思っていました。
しかし開口一番に「反復です」と告げられ、驚きを隠すことができませんでした。
揺るぎない幅広い知識は、わたしたちも普段しているような地道で、「ありふれた」反復学習の結実なのだと知りました。

また、もうひとつ印象的だったのは、伊沢さんが「勉強が苦しかった」などと一切口にされなかったことです。
笑顔で語られる姿に、いままで本当に、学ぶことを楽しんで来られたのだなと感じました。

伊沢さんの著書

伊沢さんの開成高校クイズ研究会時代のエピソードを綴った書籍も発売されています。
クイズについてや、伊沢さんの勉強法についてもっと知りたい!という人はぜひ読んでみてくださいね。↓




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ABOUTこの記事をかいた人

東京藝術大学で、美術と社会の関わりについて勉強しています。編集部ではデザインを担当しています。賢いメンバーに囲まれて右往左往しつつ、楽しく活動しています。