『マドンナ古文』の3大特長とおすすめの使い方・勉強法

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マドンナ古文の特長

『マドンナ古文』は荻野文子先生が書かれた古典文法の本です。ここでは、『マドンナ古文』がどのような参考書なのかを3つのポイントに分けてご紹介します。

読むための文法に焦点をおいている

よくある古典文法の参考書は、まず四段活用の説明から始まって、上一段活用をする動詞、下一段活用をする動詞……などと進んでいくものが多いですよね。しかし、マドンナ古文の第一章はなんと「主語を補う」。古文を読んでいて、「主語が分からなくて本文が分からなくなった!」という人にとっては、主語の見抜き方を最初に教わることができるとてもありがたい参考書です。

他にも、受験生を悩ませる「だに〜まして」構文の訳し方や「敬語の識別」など、読解をする時に試験に問われたり、分からないと本文が読めなくなってしまうような重要なポイントが集約されています。また、各章の構成も文法の講義ページを読む→その知識を使って演習問題として長文を読む、というようになっています。

マドンナ古文は、荻野先生自身が本文で書いているように「古文読解のための文法書」です。したがって、「ドリルなどで文法をある程度学んだ人が、その文法を読解に活かすための橋渡しの参考書」として最適なのです。逆に、読解のための文法に重点をおいている分、超基礎ともいえる四段活用や助動詞、それぞれの助詞の説明は不足しています。

古典文法が最初から分からないという人は『ステップアップノート30古典文法基礎ドリル (河合塾シリーズ)』などの古典文法のドリルから勉強をはじめて『マドンナ古文』に進みましょう。

イラストが豊富、便利なコラムつき

マドンナ古文は、かわいいイラストが随所にあるので「文字しかなくて退屈」ということがありません。また、全体的に文章が語り口調なので実際に授業を受けているような感じで読み進めることができます。また、古文常識のコラムがあり、今では驚きの平安時代の常識が紹介されています。古文の文章の中でも平安時代の文章は出題が多いです。その時代の慣習をコラムで知ることで、古文でつまづくということも少なくなるでしょう。

有名大学で実際に出題された問題で演習ができる

マドンナ古文は全部で15章構成になっていて、14章までが文法の学習、残りの1章が5題の演習問題という形式になっています。その演習問題の出題歴は、早稲田大学、立教大学、京都産業大学などの有名大学を中心に構成されています。14章分勉強してきた知識をすぐに大学の過去問で習得できているか確かめられる点がいいですね。

マドンナ古文のおすすめの勉強法・使い方

1日○章と決めて読む→問題を解く

マドンナ古文は全15章構成です。1日2章読んでいくとなると、8日で終わる計算です。古典文法にあまり時間が割けない人は2日に1回2章読む、というペースでも大丈夫でしょう。
識別の仕方など、マドンナ古文を読んでいて自分が知らなかったポイントはノートをとるようにしましょう。「なり→形容動詞/断定/伝聞推定」など後で自分が読んで分かる程度の簡単なもので結構です。読むだけでなく、自分で書くということを行うことにより頭に入りやすくなりますよ。
『マドンナ古文』では1章ごとに今回の章で習った知識を確認するための文章が付属しています。この文章は、①まずは制限時間内に自力で解く→②解説で先生の解き方を確認→③自分の覚えきれていないポイントを抜き出して、そこを集中して確認するために講義に戻る、というようにしましょう。

翌日に前日の復習をする

「エビングハウスの忘却曲線」によると、人間は覚えたことを翌日には74%忘れてしまうそうです。それでは、せっかく勉強したことも、次の日に起きたら大半忘れてしまっていることになります。それはとてももったいないですよね。

電車やバスなどの通学中、授業の休み時間などにもう一度読み直すだけでもいいので、ぜひ翌日までに前日勉強した章の復習をしましょう。毎日マドンナ古文を勉強しようと計画している人は、「前日の復習→当日の該当する章を勉強する」というように勉強するといいですね。

演習に移ったあともマドンナ古文を片手に

マドンナ古文が終わったあと、問題集に進んでいく人は多いことでしょう。
しかし、何回も繰り返すことを行わないと古典文法は習得できません。特にマドンナ古文は「読むための古典文法」なので暗記だけでなくテクニックも必要とされます。先生のテクニックを吸収することは1回勉強するだけではできません。
演習中に「うまく読めない」と思ったときはすぐにマドンナ古文の該当するページを開いて確認する癖をつけましょう。「自分が弱い」と思っているところは付箋などをつけて何度も見るといいですね。